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飽きない日々を求めて ~異世界で最強になってみた~  作者: 夢幻
6章 僕はもっと強くなる(アルカ~ノーゼン)
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番外編2 明けてまた来る合言葉

「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」


大事なことなので丁寧に言いました。一日の始まりは挨拶改め、一年の始まりも挨拶。だが、お正月でやることはこれだけではない。


「初詣に行こう!」

なんとなく思った。正月(だいたい三日くらいまで)にある行事である。日本にはいろんなところに神社や寺院があるから簡単だろう。ただ、


「………どこでやるの?」


これが問題なのである。修道院や教会は存在するが神社や寺院といったものは存在しないのだ。だからといって教会でお参りするのはなんか違う気がする。そこでユウが


「…なら創ればいいじゃん」


最もなことを言った。ないなら創ればいい。よく言われたもんだ。地球の人間ってすごいよね。そんなことを平気に言うんだから。まあ、造るんだけどさ。


そして出来たのが鳥居と賽銭箱と本坪である。…流石にこれくらいしかわかりません。何を作ればいいの? 場所によって違うでしょ? ………ああ、おみくじか。忘れてた。


として出来た四つの物だが、問題点が見つかった。


「これって異端者扱いになるよね…」

「「「「「…」」」」」

僕らは造っただけで結局何もしなかった。


この世界では一つの宗教しか存在しない。どの地域に行ってもその宗教しかない。名をアマン教。慈愛の女神として崇められ、その人(?)の前ではみな平等である、というものらしい。…どこかの宗教そっくりだな。この宗教は八百年前程にできて、それからずっとこれしか存在していないようだ。他の宗教が出来る、なんてことは今まで一度もなく、これに背くものは即世界から追い出されるものらしい。…宗教って怖いな。


まあとにかく、そういった理由がありやめたわけだ。…見られるとめんどくさいからな。




さて、正月といえばもう二つくらい存在する。子供が大人気、大人は少々懐が寂しくなるものである。そう、お年玉だ。ただこれは


「全員子供でいったい誰からもらうの?」


これである。年齢的にはノインとメアから貰うんだろうけど、流石に気が引けた。そもそもみんな金には困ってないからいらないとのこと。なのでこれは却下になった。


残り一つは、正月みんなで食べる(のかな?)あの代物。人によってさまざまだが、だいたいの物は決まっている。正式は5段らしいが、今は2~3段が主流になってるあれである。おせち料理!


「ただ、めんどいんだよね。」

作るのだから当たり前である。流石に5段も作る時間的余裕が無かったので3段にした。ちゃんと祝いもの、酢物・焼物、煮物を作った。…これに一日使うとは思ってなかったけど。まあ、みんなおいしく食べてくれたからいいんだけど。




みんなが寝静まった後、僕は一人で外に出ていた。そして、アイテムボックス(無限貯蔵庫 外伝除き18話にて)から四つの物を取り出した。さっき作った神社セットである。…バレなきゃいいよね。


(二拝二拍手一拝だったな)


ペコッ、ペコッ、パンパン。


(ま、神様は信じちゃいないけど)


つい願ってしまう。折角できた大事な場所だから。


「…なにしてるんですか」

「!」


ビックリした! …メアか。なんか、こういうのは大体ノインだと思ってたから余計に驚いたよ。


「いや、せっかく作ったんだし勿体ないからさ、その」

「まあ、バレなきゃいいと思いますよ。この世界ではアウトですけどアキさん達からすれば風習ですもんね」

「ああ、ありがとな。ただ、もうやることは終わったんだよ」

「そうなのですか?」

「だからもう寝よか。明日も早いし」

「…そうですね。じゃ、戻りましょうか」


そして、いつも通りの日を送る。それがそれが続くことを祈って。


(仲間と一緒に、楽しい一年を送れますように)






…あ、一拝忘れてた。

というわけで あけましておめでとうございます。


まだまだですが、頑張ってよいのを書けるようになりたいと思ってます!


今話は描きたいから書きました。自分の思った出来になったかは訊かないで…


明日の投稿できるように頑張ります!

…できなかったらごめんね。

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