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飽きない日々を求めて ~異世界で最強になってみた~  作者: 夢幻
1章 僕はいままでと変わらない(アイゼン)
5/89

魔法・魔物・魔素

魔の3拍子ですね。

個室は意外と質素だった。中世風の城なので広くて少し豪勢な部屋を予測してたが違っていた。…なんていうか、ワンルームマンションの一室みたいな感じだった。広すぎず狭すぎない。個人的には高評価だった。


さて、これからどうしたものか…。こういうのはここを出て旅に出るのが定番だが、帰還のこと以外は基本的に丁寧に教えてくれていて、配慮もされている。案外いいところなのかもしれない。…わからない、どうしよう。数日は様子をみるべきだろうか。


まあ、それは一旦後にするとして、このスキル、どうしよう。


一応、オリジナルを持っている人はクラスに少なくとも10人いることはわかった。明らかに喜んでたしな、バレバレだ。


そして全員という訳ではなさそうだった。羨ましそうな、もしくは妬ましそうな顔をしている人がクラスの半分はいたからな。


そのことは多分、国王も知っているのだろう。やたら僕たちの顔を見ていたし。


となると、あまり知られないことがベターだと思う。バレて何かの役とかを任されたら抜けづらくなるしな。





そろそろいいよな、…いいよな。






〈ウインド〉!






部屋に風が舞う!






ほんとに使えちゃったよ、魔法!

めっちゃ嬉しいいいいいいいいいい!!!

マジでやばい!超スッキリする!

もうめっちゃ興奮してる!()にしては珍しいわ!


魔法とか仮想のものと思っていたから、まさか自分が使えるとは思ってなかった。男なら少しは憧れるよね!


…ちょっと落ち着こう。つい癖まででているし。


理由はわからないけど、僕は興奮すると人格が変わったようになるらしい。具体的には、口調が変わったり、若干のSっ気が出たりするらしい。らしい、というのはその間の記憶が曖昧になってしまうからなんとなくでしかわからないのだ。今のはなんとか抑えれたためよかった。まあ、()って言っちゃったけど。


こんな姿を見るとみんながびっくりするから気を付けなければならない。僕がそんな奴と出会ったらあまり接したくないしね。






案外時間がたったと思う。落ち着いたので国王がちょろっと言っていた魔物と魔素について思い出してみた。


魔物

野生生物に大量の魔素が入ることで突然変異したもの

魔物は自分の意志が少なからずあるが、基本血を求めて彷徨っているらしい

魔物を倒すと溜め込んだ魔素が溢れ出し、一部は経験値となるが、ほとんどは大気と混ざるらしい


魔素

大気中に存在する魔力の源みたいなもの

大気中に存在する魔素を利用して魔法を構築する


ステータスのところにもMPの表示がなかったため気になっていたが、どうやらMPは存在しないらしい。

そして魔法はイメージが重要らしく、イメージが作れないと威力も弱まるらしい。


また、魔法を使用すると疲労が溜まるらしく、限界になると作れなくなるらしい。これは、うまくイメージが作れなくなり構築ができなくなることで使用できなくなるみたいだ。


ただ、オリジナルはイメージによる威力変化はないらしい。なんでも、自動的にイメージの補助が入るみたい。案外便利だ。だからといって限界にくると使えなくなることには変わらないみたいだけど。


というか思ったより魔法を使うのは難しいらしい。イメージを日常的に心がけていることが大事みたいなので()()やってみよう。


…コンコンコン


誰だろう?友か?


「どうぞ」

「失礼します、翼様」


みんなの予想通りメイドさんだった。本物は初めて見た。


「翼様、ご夕食の準備ができました。ご案内します。」


もうそんな時間か。早いな。


「君は?」

「申し遅れました。私はミレイユと申します。翼様の専属メイドとなりました。よろしくお願いします。」

「ああ、よろしく。」


ミレイユさんは可愛かった。きれいとか愛くるしいとかではなく、可愛かった。正直見た目は好みだ。この国では珍しい黒髪で、しかも同い年くらいだったので親しみやすそうだ。


「では、参りましょう。」



「お願いなんだけど、立場上の問題もあるだろうから、できれば2人の時は堅苦しい言い方はやめにしてくれないか?あまり好きではなくて。」


高校生にとってあまり敬語とかは慣れてなくて正直辛い。


「わかりました。

………こんな感じでいいかしら、翼様。」


様付けは絶対みたいだ。まあ、でもこれくらいならマシかな。


「うん。これからよろしく、ミレイユさん。」



僕は集合場所の食堂に向かうことにした。

魔素が存在することにしました。

こっちの方が書きづらい気がするのは気のせい?

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