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飽きない日々を求めて ~異世界で最強になってみた~  作者: 夢幻
5章 僕は決意する(アルデオ~アルカ)
49/89

魔帝がせめてきたぞー(棒)

なんか、タイトルで遊び過ぎてますね

すみません、思いつかないんですよ。真面目なのが。


ジークさんに伏字をつけました。…さすがにマズイとおもいました。ストーリーには全く関係がないので気にしないでください。

ギルドから出て、宿に戻る途中にカードをしっかり見ていないことに気がついた。ながらスマホみたいでよくないことだけど………まあ、異世界だし関係ないか。(関係以前に人としてどうかと思います)


訊き忘れてたが確か冒険者カードは色で判別するらしい。Sから順に金、銀、銅、赤、黒、青、紫らしい。紫って………なんでそんな色にしたんだ?


『システムを作った人の好み、だそうです。』


ああ、そう。…まあ、いいか。


そして、ギルドの紋様だろうか、鷹の羽ばたいたいるエンブレムが書かれている。その上にでっかくFって書かれている。色判別にしなくても普通にわかるっていう(笑)


まあこれはおいといて、裏を見ると個人情報と注意事項が書かれている。えーっとなになに--


この冒険者カードは再発行するには1万ガルド必要となります。盗難、紛失には気を付けて楽しい冒険者ライフをおくりましょう!


………いや、どう反応すればいいの? 一見普通に見えるけどボケてるように感じるのは僕だけなのか? ボケるならしっかりボケてほしかった。学長あいさつかよ!、とでもツッコめばいいのか? 微妙過ぎてわからん…。


さて、個人情報にはちゃんと名前、種族、性別、得意魔法が全てカタカナ(・・・・)で書かれていた。この世界にカタカナ、あったんだな。…ん? 得意魔法が闇魔法になってる。どういうことなんだ? 最初に覚えてたのは風魔法だし、闇魔法って魔族の得意とする魔法だったはず。…ならどうして? まさか、僕が魔族? まさか(笑)


『解析不能………情報を得ることが出来ませんでした。』


…マインに得ることの出来ない情報って今までなかったのに。どうしてなんだ?


『どうやら誰かに妨害、意図的に改ざんされている模様です。なので、正確な情報を得ることが出来ませんでした。』


…このスキルの情報源って一体何なんだろう。今更ながら気になってきた。まあ、得意魔法に関してはまたの機会に調べればいいか。わかんないものはわかんない、それでいいのだ!






「魔帝が最近何か企んでいるらしい。」


宿に着いて、皆で食堂で食事(今は男3人だけ、女性は女子会ってことで部屋にいる)をしているときそんなことを耳にした。


「どういうことだ?」

「なんでも、魔物をどこかに集めようとしているんだとよ。この近辺の魔物のほとんどが北に向かっていったみたいだし。間違いないだろう。」


魔物は本能で動くから違う種類の魔物が一緒にいるのは珍しいらしい。何か強い力が働いているって考え、そこから魔物なら魔帝って思ったわけか。


魔帝とは魔物を使って世界を破滅に追い込もうとする(共通認識らしい)、小説とかでは魔王とも言われたりするものだ。だけど魔族の王が魔王であるため、魔物の帝王となったらしい。魔帝って聞くと、なんかかっこいいな(笑)


三種族は世界を逆三角の形に分けて住んでいる。左が人族、右が獣族、下が魔族である。だから、北って言っても魔帝というわけではないのではないか、と思う。僕の予想が正しいのなら…


「…間違いなく、勇者が関係してるな。」


ユウが言う。


「そうなのか?俺はてっきり魔帝かと思ったけど。」

「…勇者の中に魔物を支配するスキルを持つやつもいた。俺が魔族と知った時も過剰に反応してた。たぶん、思い込まされているのだろう。魔族は敵、だと。」

そういや、僕のことも過剰反応してたな。


「…魔族とつながりがあるってだけでアウトなら、ギルドはないっつうのに。」

「確かにね。たぶん、余裕がないんだろうね。」

「…危機感がないだけだろ。」

「………厳しいな、ユウは。」

「まあ、こんな奴だし、気にしないでいいよ。」

「…ひどっ。」

まあ、事実だしな。


「となると、魔界を攻めるってことに」

「…なるだろうな。」

「なら早く行った方がいいか、トレイルに。」


この付近は魔界の中で北の方なので、襲われたら早めに遭遇することになる。できたらそれは避けたい。…友達を傷つけたくないしな。そういや、あいつらは大丈夫だろうか。何とかなっていることを信じるしかないけどさ。


ちなみにだが、ロイドは一緒に来るらしい。元々僕らと同じ理由で魔界来ているからな。そしたら当然ニーナも来るって言ってた。…目の前でイチャコラするのだけは勘弁してほしいものだ。


「てことは、移動手段を考えなきゃな。」

「メアさんのゲートじゃ駄目なのか?」

「折角の旅なのに自分の足で行かないのはまずいだろ。」

「まあ、旅だしな。」

「…でも、どうするんだ? 靴に風魔法の魔法陣でも描いて浮きながら行ったりするのか?」

「それはそれでやってみたいけど、折角だし車を作ってみようと思う。」

「………自分の足はどこへ行った。」

「………ほら、景色を見るのも旅の醍醐味だろ?」

「はぁ~。まあ、いいけど。」

「…免許はあるのか?」

「いるのか? 異世界で?」

「…安全運転は大事だろ。」

「そこは何とかするよ。魔法があれば車もチートになるよ。」

「…そういうこと言っちゃダメだろ。」

「?」

「…なんでもない。」

よくわからんけど作っちゃうよ! 錬金術師の力発揮だぜ!




---------------

「そういや、魔帝というと僕は魔龍帝を思い出すんだけど。」

「…ジーク○リー○?」

「それ!」

「ごめん。俺にはわからん。」

「「…」」

通じないと少し悲しい。知らないと疎外感を感じる。こういうことあるから世界は怖い。

魔龍帝はそんなに強くないけどその頃は何故か嬉々として使ってたな~。

インフレって怖いな…。


「魔龍帝ジー〇フ〇ードをレベル3で召喚!」

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