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飽きない日々を求めて ~異世界で最強になってみた~  作者: 夢幻
5章 僕は決意する(アルデオ~アルカ)
44/89

時には

※日にちのところをよくある感じに伏せました。流石に全部はやり過ぎかな…


待ってなかったかもしれないですがお待たせしました。

自用を終わらせて戻ってきました。

「あと一つ。君は『転生』と『転移』、どっちが好きだい?」

「俺は、転生の方だ。」




転生、か…。正直そういうものを信じてなかったので実在すると何とも言えなくなる。非現実的なことが現実に存在して嬉しく思う反面、()()()()()()()()()()()()()ってことに残念に思う面もある。


地球には二千年周期で人は蘇ると聞く。果たしてそれが本当に実在するのか謎である。………これをほんとはユウのときに思うべきことだったのに、とも思うが気にはしないことにした。


「………驚かないんだな。」

「まあな。」

衝撃的事実のため普通は驚くよね。だって…


「ヤッホー、転生者でーす☆(ゝω・)vキュピッ」

「………は?」

身近に転生者がいるしね。二度目は流石に驚かないよ。一度目もそこまで驚いてなかった気もするけど…。

てかユウ、お前イラッてくるぞ!


「どれくらい昔なんだ?」

「…この世界の約千年前だな。」

「? それって、戦争があった…」

「…これでも前線で活躍してたんだぞ。」

「へえー。ちなみに旧姓は?」

「…アルザード。」

「! そ、それって…」

ん? どした?


「魔族!?」

「…もう元だけど。」

ああ、そういうことか。つまり、この後の展開は…


「凄いっすね!いいなあ!」

「…あ、ああ。そうか…。」

あ、あれ? 僕的にはここからなんかいざこざが起こり…て感じだと思ったのに。


「いい、のか?僕にはわからんけど。」

「だって人族と魔族の両方を体験できるってことじゃないですか!両方の気持ちがわかるって凄いじゃないですか!人生経験としては申し分ないと思いますよ!」

「そ、そうか…。」

圧倒されてしまった…。そして、なんかキャラが変わってきてないか?


「そういやよくわかったな、『私は叫ぶ。』。」

「そりゃ、読んでたからな。個人的には文化祭のところが好きだったな。」

「クドリャフカ、か。わからんでもない。」

思ったより馬が合いそうだ。…てまてよ、思い出した。


「たしか、『人類における生の脆弱さ』って…。」

「あ、それ俺の。見ててくれてる人いたんだな。」

「あれ、とても共感できたんです!とても感謝してます。あれのおかげで何度生きられたか…」

「そういうために書いたんじゃないんだけど………まあ、そう思ってくれるなら俺は嬉しいよ。」

「………そうとう病んでたんだな。」

うっせ! だけどまさか本物に会えるとは思ってなかったのでとても嬉しかった。


ペンネームは@ユーと。全10作におくる人についてを卑屈的に書かれたもので、否定的なことが多かったが共感が持てる、と一部のネットユーザーに人気があった作者だ。僕もその一人だったのだ。


「さ、サインとかもらえないでしょうか。」

「あ、ああ。いいよ。」

「…お前ら阿呆か。」

…自分でも思った。なお、サインは本当に貰った。…我が家の家宝にしよう。




「…ひとつ訊きたい。」

「なんだ?」

「…いつ死んだ?」

「なんだよ、いきなり。たしか………20X6年XX月XX日だけど。」

「「!」」

「…なんだよ。何かおかしいのか?」

おかしいも何も…


「…俺らが召喚されたのが一週間前なんだ。」

「!」

「もしかしたら時間軸が違ってる?」

「…そんなことってあるのか?」

「わからないけど………この世界に常識は通じない。ならあり得るのでは?」

「…たしかにな。」

それに…


「どうして転生日数にそんなに違いがあるんだ?」

「………ごめん、日本語がわからなかった。」

「簡単に言えば、二人にそんなに差がでたのかってことだ。ユウの方は約千年も差があるのに、ユウトの方は約二十年だ。差が誤差のレベルを超えてると思うのだが…」

「…神様はきまぐれ?」

「そこでそれを言うと洒落になんねえよ。」

とにかく、


「もう少しちゃんと調べた方が良さそうだな。」

「…どうしてだ?」

「元の世界に帰れたら、どう思う?」

まあ、突然…


「「え~~~………」」

盛大に嫌がるな…。まあ、わかってたけど。


「だが、それで地球の物を持って帰れたら…」

「チートし放題。」

「…やっちゃダメだろ。」

「いまさら言うな。存在自体がチートなのが何人もいるんだぞ。」

「…そうだな。転生者に女神、オリジナルの塊、ましてや自称神(仮)までいるわけだしな」

………その言い方はひどくないか?


「自称神(仮)?」

「…こいつの持ってる剣だ。魔剣オルデウス。」

「! かの伝説の…」

へえー。


「この世界ではそんなに有名だったんだな。」

「(`・∀・´)エッヘン!!」

「………虚弱体質。」

「それは言わないで! てか、どこまで知ってるんですか!?」

それは………内緒。




「で、調べるってことでいいか?」

「まあ、いいけど。」

「…少しの間だけだぞ。」

「やったー!」

「…うるさい。」

「ははは。」

「…私、仲間外れ。」

「「「!」」」

ご、ごめんよ、ニーナ。

日によって文字数の違いが激しいのっていいのかどうか気になる!

「ならば努力してみるがよい。」

じ、じっちゃん!


…すみません。調子のりました。

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