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飽きない日々を求めて ~異世界で最強になってみた~  作者: 夢幻
3章 僕のしたい方へ(アイゼン~?)
24/89

城内ワイワイ

今回はだいぶ短いです。

「お前は相変わらずだな。そのまっすぐなところ嫌いじゃないぜ。」

「え、え、あ、(パクパク)」

「やあ、ただいま。」


いやぁ~驚いてる、驚いてる(笑)こういうのってやっぱり楽しくてやめられないわ(笑)…子供ですね、とても。


「アキなのか!?」

「そうだよ、だから落ち着け。」

「…偽物とかではないんだな。双子の弟とかでは!」

「いや、こっちに弟が来てる方がおかしいだろ!」

「そうか………本当に良かった………」


こういう時に抱きしめたりしてくれると嬉しいのに。着やせするタイプのレイは意外とあったりするので感触を確かめられる予定だったのに…。

ちなみになんでそんなことを知っているかというのは、昔、裸をみてしまっているからだ。まあ、一度しか見たことないし、触れもしなかったわけだから、脳内メモリに保存しかできてないけど。………レイは彼女というわけではないよ。


ちなみに僕は一人っ子である。だから弟なんて存在しない。まあ、義理ならいるから一人っ子と言えるのか謎だけどな…。


「アキ、生きとったんやな。安心したわ。」

「………その割には随分軽いけどな、ナオ。」

「いやいや、これでもほんとに心配したんやからな!」

「わかったわかった。ありがとな。心配させて悪かった。」

「いいんや、帰ってきたんやし、それでいいんや。」


ほんとに心配してくれたんだな。正直嬉しかった。………午前中町で遊んでて直ぐに来なくてすんません!






なんとかみんなが落ち着いてきた時に先生が来たので事情を説明した。


「………そうですか。いろいろ大変だったんですね。まあ、それでも帰ってきてくれたので嬉しかったです。」

「まあ、僕も行く宛がないわけですし、何があってもここにいるしかありませんよ。」

「そうですね。()()()()()があって私はネガティブになってたのですね………とにかく、お帰りなさい、翼君。」

「ああ、ただいま先生。」


今の会話で分かったかもしれないが、襲撃されたことは言ってない。あんまり周りにひろまるとめんどくさいからな。国王には言っちゃったけど、口外しないように言っといたから()()は問題ないだろう。騙すのはあんまり気乗りしないが、まあ伝達不足なだけで嘘は言ってないからいいか。


「あと、助けていただきありがとうございます、ルイーナさん。」

「いえ、こちらも偶然だったもんで気にしないでください。彼との数日は楽しかったんで。」

「えっ………何か、あったんですか!?」

「………なんか、食い違いがおきているような…。」

「………まあ、いいんじゃない?気にしたら負けだ。」


内容が内容だけに誤解されても周りの好奇な目と嫉妬の湧き出る目しか出ないし、気にしなくてもいいだろう。いつか、誤解だと気づくだろうし。


「皆さんは今からまだ鍛錬がありますが、今日は休んでいてくださいね。」

「だとよ。…どうしようか、暇になるんだが…」

「では、皆さんと一緒にいらしては?私もアキさんの友達と話してみたいですし。」

「というわけだけど、いいですか、先生。」

「まあ、あなたたちがそうしたいのだったらいいと思います。ですが、とりあえず休んでくださいね。」


確かに、ずっと何かをしていたから疲れたというのはあるが、休みを強制されるほどではないんだよな…。まあ、心配されてるわけだし、従っておいた方がいいかな。




中庭に戻るとクラスメイトたちが僕らの方にやってきた。みんな、心配してくれてたんだな(涙)


「どんな感じで二人は出会ったんですか?」

「今どのへんなんですか?」

「ルイーナさんって綺麗ですよね。どうしたらそうなるんですか?」


………どうやら違うらしい。返して、僕の喜び返して!ていうか、クラスの皆からしたら僕らはそう見えるらしい。ニヤニヤしながら訊いているのが何よりの証拠だ。


「どうしましょうか、アキさん。収拾がつかない気が…」

「………逃げるか。」


その後、みんながニヤニヤしながら追い掛け回し僕らが城内を逃げ回る姿をいろんな人に見られ、先生に怒られ国王からも注意される羽目になった。城内の人からも、あれが勇者?という感じで少し残念そうな感じの目を向けられてしまう始末だった。………切り捨て、とかじゃなくてほんとによかった。


…そういや、ユウを見てないがどこにいるんだろ?

次からは2日に1話に戻すつもりです。

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