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オープニング転移

まだ能力、決めてません(汗)

急ぎます!

空腹になって目が覚めた

どうやら居眠りをしていたらしい

前では先生が古典の授業をされていた

眠くなりまた寝ようとしたがめんどくさくなったので身体を起こすことにした

席は窓側の一番後ろでそうそうのことがない限りばれない

なんとなく外を見ることにした


ここは、明島高校。都会から少し離れたところにある以外何も特色のない普通の高校だ。全校生徒は600人。男女比率は1:1、偏差値も50、部活も何かで賞を得たことがないし、何か変わった行事があるわけでもない。何かに秀でたわけもないただの普通の高校だ。そんな学校に入学したのだから毎日が何も変わらない。はっきり言おう、


暇である。


「じゃあ、今日はこの辺で終わり。課題、ちゃんとやっとけよ。」

どうやら、授業が終わったらしい。感覚から4限目が終わったみたいだ。弁当組と学食組とが分かれてぞろぞろ移動する。中には食堂に弁当を持って行ってる人もいる。


「明人、一緒に食べようぜ。」

横から直正の声が聞こえた。

「いいよ。」


この人は津田直正、僕の友達だ。ルックスが整っていて人あたりも良い。クラスでもそれなりの人気がある。所々で抜けているところがあるため少し残念なイケメンだ。


ちなみに僕の名は翼明人だ。苗字も名前として使われるもののため、英語のノートにローマ字で名前を書いて提出したときに先生に間違えられたことがある。別に他人と間違えられたわけじゃないからいいんだけど。



弁当を食べ終え、のどが渇いたので自販機でジュースを買い、屋上に1人で行った。いつもと変わらない日常だ。何も、変わらない…。つまんない…。


いつからだろう、日常に飽きたのは。

いつからだろう、無気力になったのは。

いつからだろう、景色がいつも変わらず同じように見えるようになったのは。


人は常に新しい物を欲すると聞いたことがあるが、今まさにその状態だった。友達と一緒にいると確かに楽しい。ご飯を食べると気分がよくなる。運動するとすっきりする。正常なはずだ。


だけど、心から気持ちが湧き上がるようなことが起きない。だから、ひどく退屈だった。友達といるときも上辺だけの笑いをしていた。場の雰囲気を壊さないために。友達に嘘をついてるみたいで辛かった。いつまでこうしていたらいいんだろうか。


何か変わったことは起きないだろうか、いやほんとマジで。



気がつけばもうすぐ5限目が始まりそうなので教室に戻ることにした。


教室の前の廊下を歩いていると自分のクラスから悲鳴が聞こえた。気になったので勢いよくドアを開けて教室に入った。すると教室の床から出てたらしい光が僕らを包んだ。最後に見えたものは床に浮かんでいた魔法陣らしきものだった。



目を開けると大冠を被った男と男女1人ずつがいた。僕の周りにはクラスメイトがいた。大冠の男が言った。


ようこそアイゼンへ

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