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月曜日

 ザワザワと皆が一斉に街中にある、テレビの前に集まる。俺、黒月尚〔くろかわなお〕はその人波に押され、同じくテレビの前に行く。

「次はニュースです。」と機械のような声が言う。

その声の数秒後、泣きじゃくる男性アナウンサーが画面に映り、ゆっくりと口を開く。

「緊急…ニュース…です」途切れ途切れにそう言い、スタッフのさだしたハンカチで涙をふいた。

そして、またゆっくりと口を開き、

「失礼しました。皆様。…この一週間以内にこの世界は…滅亡します。」

っと言った。テレビの周りからは「ふざけんなっ!」や、「また嘘か?」、「月曜から嘘につきあわせるな!」などとヤジがとんでいる。

前にも、一度このようなことがあった。その時は、化学兵器が見つかりその兵器のせいで2日以内に人類滅亡だ。っと騒がれていた。が、全く人間に被害はなかった。『一度失った信頼はなかなか取り戻せない』中学生の時、俺の担任だった先生がよく言っていた。そういえば前もこの番組だった。

アナウンサーがもう一度喋りだした。

「嘘だと思いになる方もいらっしゃると思います。今度は本当なのです。これは、世界的研究グループが発表したもので、他国のニュース番組でも、多く報道されています。今、最新情報が入ってきました。…滅亡は、今週の水曜日になるそうです。」そう言うと、また泣きだしてしまった。

「ウソだろ…。」や「えっ。マジか…。」、「明後日とじゃん…」っと先程までのヤジとは違い、本気で信じる人が増えてきてるようだった。皆、何かぼそぼそとつぶやきながら、帰っていった。

俺一人になったその場所は、テレビから流れる音が妙に大きく感じた。


夜、俺は窓から人間観察をしていた。

窓からは街が一望でき、俺の家はマンションの5階だから、見下したような感じですごく気持ちがいい。みな、滅亡など考えていなさそうで、ただただ楽しく飲んでいるように見える。

人間観察もだんだん飽きてきたから、なんとなくテレビをつける。面白いチャンネルはないかと、チャンネルを変えてゆく。だが、どのチャンネルも全て【滅亡】について討論してるだけ、本当につまんない。

俺的には、滅亡しても、しなくても、正直どっちでもいい。というか滅亡していいと思う。だって俺には、彼女なんていないし、父は5歳の時夜逃げし、母は俺が生まれた時、死んでしまったため、家族もいない。大切なものなんて、何1つない。中卒で働き、なんとか金稼いで今まで頑張ってきた。

今まで苦しみながら…理不尽なことにも耐え、一生懸命生きてきたんだ。

それが、ようやく終わる。『いいことだ』と思わないか?

思わない人もいるだろう。

俺は死んだあとが楽しみなんだ。どんなところに転生できるのかとかね。

・・・自分の頭の中でこんな意見を作り上げてみた(暇だったから)

なんか…バカらしいな…俺。いや実際バカなんだけれども

自分の頭の中でこういうこと考えるのも、なんか疲れるな・・・

とりあえず今日は寝よう。そう思い、布団に入った。

     ~そうして月曜日が終わった。



読んでいただきありがとうございます!

変だと思う所があるかもしれません。それはすみません。

これからも更新していこうと思います。

よろしくお願いします!

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