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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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78料理屋榊と買い取り額

 暗黒の深淵から帰ってきた御影は、特に見た目も行動も特に変わったところは見当たらなかった。

 他愛のない話をリーフさんや朱音さんとしているように見える。

 ただ、たまに考え込んでから発言をしているみたいだ。

 まぁ、さっき会ったところだからサンプルが少ない話なんだけど。

 でも、良い傾向だよね!!


「瑞木…超鑑定で心の声を聞けば、とか考えない方がいいよ…」

わぁ!!


「びっくりした!!セーフ、いきなり背後からそんな事囁かないでよ。しないよ!!そんなこと」


「なら、良いさ」

どんだけ、深い闇を見せたのさ…

いやいや、考えるの止め!!


「さて、御影は仲間内がいるところでも基本的に男装だけど、風呂の時は男装を解くから、お二人さんよろしくお願いしますね」


「はい。よろこんで」「わかったよ」

2人とも快諾してくれてるけど、ちょっとぎこちない…


「あぁ。お風呂の事、まだ話してなかったですね」


「料理屋榊のあの風呂かい?」

うん。


「そうだよ、セーフ。協力者の人達には、基本的に一日一回は風呂に入って貰いますよ。清潔にすることは重要ですし、みんなで入れば相性も上がって、一石二鳥です」


「みんなでとは?」

えっと…


「僕の止まっている宿に二十人くらい入れる浴槽を昨日作りましてね。今日も入れるように、メルーさんに予約に動いて貰ってます」


「二十人…」


「その風呂に交代で入って、汚れを落として貰いたいんですよ。もちろん、女性と男性は別々の時に入って貰いますけどね」


「何人を予定してるの?今のところ、協力者って御影を入れても十五人でしょ」

そういうとこ、朱音さんってすごく真面目だよね。


「今回、助けた皆全員に協力者として、協力を仰ぎたいと思ってますよ。全部で77人ですか。いや、僕も入るので78人ですね」


「そんなに一杯奴隷契約を結ぶのですか?」

うん。


「街道が安定するまでは、ここにいる皆は、やることないでしょ?下手したら、犯罪者に巻き込まれる事を考えると、契約して手伝って貰った方が良いですよ。出来高で給料も払うつもりなので、安定後も生活にゆとりが出来るだろうし」


「何か、安定したら奴隷契約を解除するように聞こえるよ?」

そのつもり。


「そうですよ。朱音さん。魔物を討伐して、売り払う事に従事したいという方以外は、解除して普通の職について貰おうと思います。」


「本気なんですか?奴隷として、手に入れた者達を手放すなんて聞いた事ありませんけど?」

うーん。


「リーフさん。違いますよ。奴隷じゃありません。協力者です。少なくとも僕の中ではね。その表現は使わないで下さい」


「あっ、失礼しました。ごめんなさい」

うん。

素直でいい。

誰かとは大違いで癒されるね。


「次回からは気を付けてくださいね。ホントに嫌なんです」


「あくまで、所有物ではなくて、形式上そういう契約をしている。そういう事ですね」

その通りだ、御影。


「その通りだ。男装の時は冴えてるな!!」


「一言余計だと思います。さっき散々怒られましたから、学習しました」

学ぶことは大切だ。


「というわけで、皆で風呂に入る時は御影をよろしくお願いします」


「「はい」」


「朱音、やっと腑に落ちたって顔してるねぇ」

そりゃあ、さっきの御影の話からすると、風呂なんてそう簡単に入れないものね。


「そうだね。でも、約80人が風呂に入るって大変だな…沸かすだけでも凄いことになる。時間的には一日仕事かな?」

いやいや。


「そんなに時間をかけるつもりはありませんよ!!まず、僕が沸かして、15分交代位で順番に入って貰います。入った人は、その後昼食ですね。水の入れ換えは2分もあれば出来ますし、沸かしなおしも含めてね」


「「「………っ!!」」」

リーフさん、朱音さん、御影の三人は絶句している。


「一時間で風呂と昼食完了か…悪くないねぇ」

本当は一分一秒が惜しいけどな。


「あぁ、狩りの前の支度としては悪くないでしょ」


「そうだねぇ」


「やっぱり、私の旦那様は凄いお方なのですね…」「私の未来の旦那さんもね」

えっと…

やわらかいものが両腕に当たっている様子が、観察できるんですが…


「2人して何で擦り寄ってくるんですか?」


「770倍の力を手に入れれば、街道の魔物達なんてたぶん簡単に倒せるでしょう?」


「少なくとも、六千体分は今でも楽勝でしょうね。それが何か?特異体以上はどんな奴等かわかりませんからね」


「わざわざ協力者の皆を連れていくのは、街道の治安が回復した後の事を考えての事でしょう」


「その通りですよ」


「経験値も少なくなるでしょうに?」

どうかな?


「検証してみないとわからないですね。まぁ、減ったからといって止めたりしませんけど…それがどうかしましたか?」


「美孝さんが凄い人だと思ってるだけです。普通の人には魔物の相手も難しいです。冒険者なら、お金儲けに関係なければ避けるでしょう。騎士なら、王の命により戦います。王ならば、国のためになる決断せねばなりません。ですが、美孝さんはみんなのためなら、不都合な予想があっても全く躊躇せずに、安定後の事を第一に考えている。普通…出来ませんよ」

まぁ、今更だからね。


「僕はレスト全体を良くしに来たんですから…当たり前ですよね?セーフ」


「あぁそうさ。」


「さて、本題ですが、住み家は8人が問題なく暮らせる大きさでお願いしました。協力者の寮は100人が暮らせる家で出来れば個室になってる事を条件にしましたが、追加要望は?」


「そんな、事も無げに…お心からして規格外なんですね。家については場所が重要ですね。近隣に食事場所とギルドがあれば便利ではないでしょうか?あと、お風呂があると嬉しいかな」

持ち上げすぎです…


「リーフさん、すみませんが、僕は大した人物じゃないんで、いい加減止めて下さい。単に事前に覚悟を決めて来たから、気張ってないだけです。恋愛して、好きな人とエッチな事をする。そのために頑張っているんです。他の事なら簡単に狼狽しちゃいますよ」


「そうそう、童貞で真面目でガキなんだよ。あんまりハードルを上げてやると潰れちまうからね。止めときな」

そのとおりさ。


「はい…納得はいかないですが…美孝さんの心痛の元にはなりたくないですから」

ふぅ。


「で、意見だがね。私は今のところから動きたくないね!!」

セーフ?


「宿暮しをいつまでも続けていても、良い事はないでしょう?確かに金銭的には簡単に出来ますけど…」


「違うよ、瑞木。あの宿を店ごと買いなって言ってるのさ!!あの風呂は一級品だし、恵美の料理だって特級品だからね。断る理由は無いだろう?」

んー。


「確かに魅力的だけど…僕、セーフ、リーフさん、朱音さん、恵美さん、さやかさんで六人だよ?部屋が足りるかな?」


「馬鹿だねえ。私に部屋はいらないじゃないか!!これで5部屋で事足りるさ」

あぁ。


「とすると、恵美さんの部屋、さやかさんの部屋。僕とセーフの部屋で、綱芳さんの部屋の4部屋かな?浴室や食堂は考えれないから、まだ、足りない様に聞こえるよ?」


「あぁ気づいてなかったのかい?部屋はまだ、使ってないのが二つあるんだ。一階にあるから、管理し難いみたいで、眠っちまってる部屋があるから。全員分確保完了だよ!!今、綱芳が使ってる部屋が一番でかいからね。瑞木が嫁と戯れるのに使いな!!」

綱芳さんが売ってくれたら…

だね?


「御影、可能か?」


「ギルドの裏手のあの店ですか…多分いけますが、ボロっちいですよ?」

言葉を選べや。


「いいのさ、それくらいの方がね」

何故?


「何故だい?」


「どうせ、手狭になったら瑞木が建て直すからさ!!」

あぁ、確かにいけそうだね。

そうしよう。


「じゃあこの案に反対の人?」


 特に意見はないらしい。


「御影、よろしく頼む。適正価格は?」


「古いですからねぇ。いいとこ、30万ラードですね。土地込みの価格でです。」

日本円で六百万か高いのか安いのか不明だな…


「じゃ、適正価格で買ってきて。プラス十万までは許容範囲で…ただし、その十万の一割を御影の成功報酬とする。って話で理解できるか?」


「んー。三十万ちょうどで買えたら、一万ラードは私のもの。三十九万ラードなら私の報酬は千ラードですか?」

そうそう!!


「そのとおりだ。自信は?」


「あるに決まってるでしょう?一万ラードは私のものです!!」


「交渉には同行させてくれ。家とは別の交渉が必要だからな。寮は持ち家が買えたら…かな?」


「はい、寮はご希望に沿える品は1つしかないです。しかも格安物件!!」


「どんな物件だ?」


「元騎士団の寮ですよ!!格安の二百万ラード!!しかも、交渉次第で、騎士団の訓練施設を使えるかもしれない!!」

渡りに船だな。


「よし、その物件で交渉を進めな!!」


「えーっと、こっちは成功報酬無いんですか?」

馬鹿だな。


「ということは、前の報酬を減額するというペナルティを課しても良いんだな?」


「どういう意味ですか?」


「失敗の時さ…」


「うっ!!受けてたちましょう」


「まぁ、どっちにしても物件の詳細を見てからだ。楽しみにしてな」


瑞木美孝18才

レベル28(16)

体力値215(150)=32250

魔力値219(150)=32850

力339(150)=50850

知力231(150)=34650

俊敏さ214(150)=32100

器用さ220(150)=33000

幸運値250(150)=37500

魅力437(150)=65550

風10(150)=1500

水10(150)=1500

火10(150)=1500

土10(150)=1500

光10(150)=1500

称号

貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風魔法・馬術・火魔法初級

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

リーフ

相性

綱芳(340)さやか(653)恵美(595)武司(95)玲子(55)朱音(1742)メルー(72)道緒(83)直(101)メアリー(87)燕(89)レモン(83)流々(88)里乃(81)リーフ(1731)奈美枝(203)御影(46)

天河(53)春臣(73)君里(71)秋虎(72)アーサー(208)太陽(79)七海(71)

精霊:風(12,6)水(9,3)火(9,1)土(8,7)光(7,9)闇(10,8)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影

天河・春臣・君里・秋虎

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また、明日もお会い出来れば幸いです

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