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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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71王とリーフ

「ラード王との謁見が直ぐに実現出来る理由は、最後に謁見頂いた時にご指示下さったからなのです」

最後っていうと家名剥奪の時か。


「騎士団長の解任の話があった時だよね?」


「はい、そうなのです。しかし、この話は秘中の秘とせよとも指示されています。美孝さんはもとより、セーフさんには問題ありませんが、アーサー様協力頂けますね?」

何か物々しいな…


「朱音にも秘密なんじゃな?」


「勿論です。あの子にこそ知られては困ります」

どういう意味だろうな?


「ワシもラード王国で録を食んだ身の上じゃ。漏らさんと誓おう」

ふむ。


「では、手短に。王としての指示が終わった後、下がろうとした私を呼び止めてこう言ったのです」


「すまんリーフ、家名を剥奪されようが、お主の事は娘だと思っておる。結婚した時と足が再生出来た時は必ず知らせるのだ!!何をおいても祝いの席を設ける。どうしても困った事があれば相談にのる。無理を…するなよ。連絡は、飯田の私書箱を使え。時間を指定する手紙を入れれば良い。来るなら朝9時は予定を入れないから大丈夫。緊急なら時間も何とかしてやる。心配無用だ」


「と、だから燈佳を甦らせる話も頼み込めば、恐らく聞き入れられますが、物凄く個人的な願いを無理矢理捩じ込む形になるため、ラード王自身に多大な心労がかかります。時間はかかっても実現する事なので願うのは避けさせて下さい。お願い致します」

えっと、お父さん?


「さながら娘を心配するお父さんの様なんですが…」


「はい…誠に有り難い事に昔から、娘と呼んで可愛がって下さるのです。勿論、公私混同をもっとも嫌うあの方にとっては、身内以外の誰にも知られたくない事なのです」

んー、わかるような気がする。


「じゃがの。宴席には朱音も行くじゃろ?バレバレじゃろが?」

ま、ね。


「いえ、身内の前以外では王の威厳を崩される方ではありません。美孝さんと朱音が結婚すれば別ですが…」

フ、フラグですか?

フラグなんですか?

それは。


「取り敢えず、一週間はそんな事起こらないはずです。」


「と、言うわけで、結婚と足の再生の報告を2つともしなければなりませんので、どちらにしても早い内にラード王と謁見せねばならない所なのです。明日の9時頃ではいかがですか?」

あれ?

そう言えば…


「待って、謁見は明日の9時でいいけど、僕ってリーフさんのお父さんとお母さんにも会ってないよね?」


「あぁ、それならば、心配要りません。母は既に他界しておりますし、私は家名を剥奪されましたので、父も私には会いません。汚名返上が叶えば公式に会えるようになりますが…今は、何処かの店で会食が関の山でしょう。今日の夜にでも手配しましょうか?」

ごめん。

公式に会えるかどうかはこの際どうでも良い。


「結婚したんですから、ご挨拶位はしないといけませんよね。お父さんへのご挨拶かぁ。すごく緊張します」


「そんなに畏まらなくても…男らし過ぎて婿の来てのないと散々言われた娘が、結婚できたと喜ばれるだけでしょうし、足もこうして治して頂きましたから…礼があるだけで、大した事は起こらないと思いますよ?」

ホントですか?


「まぁ、あんまり気張らずに行きなよ。瑞木に出来ることをすりゃいいさ。」

そうだね、セーフさん。

僕が出来る事なんて、たかが知れてるからね。


「嫁さんの親父さんに会うなんて緊張しない方がおかしいからの。精々リラックスして望むことじゃな。しかも、リーフの嬢ちゃんには2人も親父さんがいるんじゃし。お疲れさん。ほっほっほ」

じいさん…

完全に他人事モードかい!!

まぁ、確かに他人事だけどさ、もう少しさ。


「はぁ、僕はどこまで行っても僕でしかないですから、自分自身に恥じない程度に頑張るしかないですね。店は、料理屋榊で良いですか?」


「ええ、もちろん!!美孝さんの知っている店の方が父も喜びます」

ホントかいな。


「あっそう言えば、僕は大した服持ってない。作るとしたら間に合わないんじゃない?」


「いいえ。この立派すぎる全身鎧であれば、世界中どんな場所、どんな会食の場であっても関係ないと存じます。心配無用です」

そうっすか。

完全に僕と精霊のハンドメイドだけど、500万ラードだもんな。


「じゃあ王との謁見も?」


「当然ですよ。逆に服でこの鎧レベルのものを用意する事は到底不可能ですから!!」

精霊達には、感謝してもしきれないな。


「中の服位は新調して、清潔にしておきますね」


「はい、では手配しましょう………そうでした…手持ちのお金は全て食料にしてしまいました…」

泣きそうだ。


「手配なんて要らないですよ。後で、一緒に普段着を買いに行きましょう。付き合ってくれるでしょう?」


「え?ええ!!勿論ですとも!!是非ともご一緒させて下さい!!飯田さんの私書箱と父への話もその時に行きましょう。…しかし、いけませんよね…もう半年も経とうというのに、貴族の暮らしが抜けきらなくて…朱音にもいつも怒られるんです。その度に反省するんですけど…」

一瞬良い笑顔が甦って、地の底にまた沈み込んだ。


「そんなに気にしなくて大丈夫です。反省出来るなら。今までの生活を急に変えるなんて、難しいんですから。少しずつ行きましょう。出来れば楽しんでね」


「はい!!ありがとうございます!!」

素直で宜しい。

ホントに可愛いなぁ。


「ホントに可愛いなぁ」


「あら?あら…あら!?」

顔を真っ赤にしたと思ったら、リーフさんが後ろを向いて座り込んでしまった。


「どうかしました?」


「瑞木、面と向かってそんなこと言われたら照れるに決まってるじゃないか!!」


「あれ、口に出てた?」


「どストレートが、ど真ん中に命中しとるわい。このバカもんめ!!二人の時以外は自重するもんじゃ!!」

そんな事言っても。


「ここにいるのは、いつも僕の側に必ず居るコーチング妖精と、既にこの世に肉体のない英霊だけなんだけど…駄目かな?」


「「あっ!確かに」」

二人とも自覚無しだったんかい!!


瑞木美孝18才

レベル28(15)

体力値215(140)=30100

魔力値219(140)=30660

力339(140)=47460

知力231(140)=32340

俊敏さ214(140)=29960

器用さ220(140)=30800

幸運値250(140)=35000

魅力437(140)=61180

風10(140)=1400

水10(140)=1400

火10(140)=1400

土10(140)=1400

光10(140)=1400

称号

貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風魔法・馬術・火魔法初級

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

リーフ

相性

綱芳(340)さやか(653)恵美(595)武司(95)玲子(55)朱音(1559)メルー(72)道緒(83)直(101)メアリー(87)燕(89)レモン(83)流々(88)里乃(81)リーフ(1452)奈美枝(203)天河(53)春臣(63)君里(71)秋虎(72)アーサー(169)太陽(79)七海(71)

精霊:風(11,9)水(9,3)火(9,1)土(8,7)光(7,9)闇(10,8)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・天河・春臣・君里・秋虎

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楽しんで頂けましたか?

仕事の関係で18時がキツくなって参りました。

次回より19時と致したいです。

ご了承下さいませ。

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