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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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69朱音の非常に高かった指揮能力と狩りの仕方

「リーフさん、難しいってどういった面のことだろう?」


「はい、私や朱音といった元騎士団ならば、何の問題も無いでしょう。2つ返事で戦いに赴けます。特に燈佳の復活という目的を得た朱音は、獅子奮迅の活躍を必ずします」

あぁ。

あの心配だね。


「そうだね、皆が戦える訳じゃないからね。勿論、狩りを全員に強制するつもりは僕にも無いんだ」


「では、スムーズに、とは何を指しての事でしょう?」

うん。


「実はね。リーフさん達には、結構見て貰ってると思うんだけど…僕には便利な能力と、高い戦闘力と非常に高い俊敏さが備わってるんだ。そして、セーフには規格外な索敵能力がね」


「片鱗は、拝見してますね。防具の製作能力だけで億万長者になれるだけの力をお持ちですし」

売る気は無いよ。


「億万長者に興味はないけどね…僕は好きな人と生活に困らないだけの金があれば十分だな。リーフさんやセーフ、朱音さんと笑って暮らせりゃそれで良いからね」


「あら、朱音の事を既に受け入れる気なんですね?」

まぁね。


「僕が愛想を尽かされる可能性は多大にあるけど、好きでいてくれるなら、まぁ受け入れるつもりだよ。さっきの問答も、僕の力を使える様になったら、直情的に行動しない様にして貰わないと困るから、考えて貰ったんだし」


「そういう意味でしたか…確かに、騎士団でも四席にいましたから、私や燈佳の指示を受けて動く事が多かったですからね。確かに自分で考えて動くのは苦手気味でしょう」

はぁ?

四席?


「待ってください。僕は結構勘違いしてました。朱音さんって、多分、かなり自分で考える能力が高いですよね。だって、三席を制して気絶した貴女を連れ帰ったのは立場的に朱音さんでしょ?」

そもそも、指揮能力が高くない奴を四席にする訳ない。


「あぁ、その話?あの馬鹿に逢うまでは、20人の犠牲は出したけど、221人を連れて帰れたんだけどね。あの馬鹿に指揮権を奪われちゃったから、リーフ様と一緒に退いた10人しか助けられなかったんだよ!!可哀想だった」

っていうか物凄く指揮能力高いじゃないっすか!!


「騎士団を半数にする奴を相手に、犠牲20人ってどうやったんです?」


「えっ!?簡単だよ?あの黒いゴブリンは元々遊んでたんだよ。だから、全然本気じゃなかった。リーフ様への不意討ち以外は、予備動作がでかくてさ。避けろって言ってる様なもんだったんだよね。1人殺られた時に気付いたから、次からは逃げながらタイミングに合わせて防御を固めたら防げた」

凄い。


「凄い観察眼と対応力だ!!逆に他の19人はどうして亡くなったんです?」


「えへへっ。照れるなぁ。そんな風に誉められた事は、姉ちゃんにしかないから嬉しいよ。その19人は、前から私の事が気に食わなかった一派らしくてね。退けって言ったんだけど残っちまったんだよね。特異体になぶり殺しにされちまったみたい」

えっ。


「ここは、任せて先に行け!とか言ってたんじゃないんですか?」


「あぁ、残念だけどそんな事言う様な奴じゃないよ。だって、そいつ等は五席と取り巻きグループなんだけど先頭を走ってたし、特異体の攻撃を防げるって解ってからの話だしね。止せって言ったんだけどね」

うわっ!!


「それって単なる命令違反じゃないですか。あと、なんでリーフさんは初耳って顔してるんですか?」


「死んだ奴を悪くいうのは好きじゃないし、こういう報告は姉ちゃんにしかした事なかったから、気恥ずかしくて…リーフ様には詳細を言ってなかったんだよ」

おいおい。


「燈佳からは、確かに朱音は防御関連で、卓越した力を発揮すると聞いていましたが、私と一緒の時はそういった部分が見えないなぁと思ってたんですよ。朱音、理由を教えて?」

そう思うよね。


「えっ?だって、リーフ様の指揮は私より完全に上だから、下手に指示以外の事すると、指揮の邪魔になるし、私自身は矢面で指揮を受ける方が性に合ってるんだよね。だから、リーフ様の下は楽だったよ。姉ちゃんと一緒の時は、守備の指揮を任せられるから大変なんだ。えへへっ」

これは、シスコンをこじらせ過ぎだコイツ!!


「そう言えば、燈佳にサボり魔だから、バンバン仕事を与えてくださいと言われて、意味がわからなかったけど、こういう意味だったの!?」

うーん。


「これは…朱音さんが燈佳さんの事好き過ぎるから、真実が見えなかったんですね」


「あぁ、時々居るね。こんな奴」

セーフ?


「そうじゃの、出世にも興味ないんじゃよな。能力が高いだけに、勿体無いんじゃ。しかも、大切なものを悪く言われると性格が一変するしの」

アーサー…


「まぁ、朱音さんには、落ち着いて貰って隊の指揮を任せたいな」


「美孝さん、それはお断りだよ。絶対に前衛。姉ちゃんを助けるために、一体でも多くの魔物を葬るの!!譲れない!!」

やっぱり?


「あのね、それは燈佳さんの甦った後のつもりなんだけど、それなら良い?」


「それなら喜んで!!」

千切れそうに振られる犬の尻尾の幻が見える。

ブレないなぁ。

これで、ますます早く燈佳さんを甦らせなきゃな。


「話がそれましたね。つまり、今ここで、セーフが索敵して、僕が精霊魔法で四千頭を殺すことも可能なんです」


「はぁ?」「またご冗談が過ぎますわ」「やるのぅ」

ま、ね。


「だけど、それをすると問題があります。まず、だ…」「今すぐ殺ってよ!!」

朱音さんがしがみついてくる。

必死な形相だ。


「ストップ。最後まで聞きなさい。リーフさん。宜しく」


「はい」

リーフさんに引き剥がされて、両手で拘束される朱音さん。


「朱音さん。理由があるんだから最後まで聞きなさい。問題があるという処までは伝わりましたよね?」


「うぅ。…はい」

不満一杯だね。


「まず、第一に討伐証明の耳を切り取れないから、王の説得が出来ない」

事もないけどね。

風の精霊に運んで貰えそうだし。


「第二に討伐した後に肉の回収が出来そうにない。すると、餓える人への供給が滞る」

これも、近付く魔物を全部倒滅すれば行けない事もないけどな。


「これが一番重要ですが、第三に僕しかレベルアップ出来ない。今後の運営に多大な影響が出ます」

これは間違いない。

…のか?

僕も上がらない可能性もあるし…

逆もあり得るよな?

ん?

大丈夫…なのか?


「…ちょっと考える時間を下さい」


「了解じゃ」「はいよ」「わかりました」「わかりたくない」「「「朱音!!」」」


「はい、わかりました」

全く…もう。


瑞木美孝18才

レベル28(15)

体力値215(140)=30100

魔力値219(140)=30660

力339(140)=47460

知力231(140)=32340

俊敏さ214(140)=29960

器用さ220(140)=30800

幸運値250(140)=35000

魅力437(140)=61180

風10(140)=1400

水10(140)=1400

火10(140)=1400

土10(140)=1400

光10(140)=1400

称号

貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風魔法・馬術・火魔法初級

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

リーフ

相性

綱芳(340)さやか(653)恵美(595)武司(95)玲子(55)朱音(1457)メルー(72)道緒(83)直(101)メアリー(87)燕(89)レモン(83)流々(88)里乃(81)リーフ(1331)奈美枝(203)天河(53)春臣(63)君里(71)秋虎(72)アーサー(163)太陽(79)七海(71)

精霊:風(11,7)水(9,3)火(9,1)土(8,7)光(7,9)闇(10,8)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・天河・春臣・君里・秋虎

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次回は明日にまたお会いしたいものです。

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