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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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67防具の相場と勇者の帰宅

「…そもそもの話として、通常の部分鎧と全身鎧とで大きな違いがあるの。わかるのよね?」

そりゃあ。


「体を守る為のパーツに、連携性があるかどうかですよね。全身鎧なら連携して全体をくまなく隠す構造になりますし」


「…確かに構造的にはそうなのだけど、連携性を獲得するために、全身鎧は基本的に一点物のオーダーメイドなのよ。そこが重要なの」

と言うことは…


「もしかして、通常の鍛冶屋なら、一組を作り上げるための作業である採寸や設計を含めると、下手すれば一年仕事って事ですか?」


「…ご名答なの。しかも、手に入りやすくて、加工も比較的容易な鋼鉄製なら、分業も出来るから20万ラード〜100万ラード位なの。でも素材的に希少なミスリルやオリハルコンなんかで作るのは、トップの鍛冶師をずっと拘束するから、馬鹿みたいな値段になるの」

まぁ、そうでしょうね。

他の仕事が出来ないんですから。


「それで、200万ラードですか」


「…そうなの。しかも瑞木さんの鎧は美しすぎるの、そして、機能性が高過ぎるの。そもそも、甲冑だけを飾る文化がある位なの。普通の鉄製のよ。こんな美しい漆黒の地に、サファイアを散りばめた全身鎧が芸術品扱いに為らない訳無いの。しかも、体型に合わせて調節可能な性能まで持ってるのよ。規格外にも程があるの。500万ラードは最低価格と言っても良い位なの!!」

聞いてると一般的な鎧に比べてチート過ぎる。

確かに安売りしたら大変な事になるレベルだ。


「実は、奴隷の協力者の13人にもこの風の加護の防具を着て貰おうと思うんですよ」

緑白色の武具一式を取り出す。


「…朱音さんが着ている防具なのね。品質や機能も同じなのね?」

いとおしそうに触れながら呟かれた。


「加護は、俊敏さが2倍になる以外は同じですよ」


「…俊敏さなの!?喉から手が出るほど欲しいのよ!?こちらの防具を譲って貰えないの?あと、絶対に盗まれるのよ!!」

やっぱり、当然の反応か。


「これは、盗めないんですよ。そして、お譲りも同じ理由で出来ません。神水に捧げられた供物として、聖別されてますから。所有は出来ないんです。保管は出来ますけどね。だから、時間さえ貰えれば、別のものを追加で作って土の加護の鎧と取り替えますよ?」


「…簡単にいうけど、物凄いことやってるのね。盗まれる心配がないだけで、凄いのよ。でも、取り換えなのね。確かに盗まれる心配があるから、そうしないと手放すしかないの、でも…そうしたら追加で、代金を支払うようにするの」

うーん。

でもな。


「いいえ。そんなに貰えませんよ。先程の価格ですら過分だと思ってる位ですから」


「…まぁ、そういうならお言葉に甘えるの。でも適正価格は1000万ラードだから覚えておくのよ。それだけ俊敏さは重要なの。わかるでしょ?」

確かに。


「わかりました。ご教授ありがとうございます。これが、土の加護の防具です。受け取って下さい」

収納から3つ取り出して置く。


「…じゃあ、ギルドカードに支払いを入れるの。見てるのよ」

 ギルドカードを出すと、奈美枝さんが、自分のカードで僕のカードをコンコンと軽く叩いた。

 すると、金額の残高に1500万が一気にプラスされる。

 ちょっと怖くなってきた。


「はい。確かに頂きました。ありがとうございます」


「…こちらこそなの、それはそれとして、保管をお願いしたいの」

良いけど…


「と言いますと?」


「…私と太陽は今から自宅に帰るの。で、自宅からラード王に、依頼の了承を伝えて、自宅を封鎖したらこっちにトンボ返りの予定なのよ。戦闘の予定は無いから、邪魔になっちゃうの。それに確実に目立つのよ」

奈美枝さんは収納ポケットを持ってないものね。


「わかりました。お任せください」

今出した防具をしまう。


「姉ちゃんを甦らせる話は?」

朱音さん…


「…まず、ラード王との話が先なの。会う手配だけで、下手すれば一週間かかるのがザラなのよ?その意味もあって私は自宅からラード王に連絡するのよ。自宅には返答用の魔法が来てたの。今日返答すれば、明日にはラード王に届くの。因みに私たちも明日にはトンボ返りしてラードに来るのよ?」

ずいぶん早いな。


「随分早いですね。自宅はラード近郊ですか?」


「…飛行の魔法でぶっ飛ばす予定なの」

そりゃ凄い。


「最短で話をつけるから、その時は姉ちゃんをよろしくお願いいたします」

まぁ、朱音さんは元騎士団だしね。

でもな…

わかってるかな。


「…勿論なの。大丈夫なのよ」

涼やかな笑みを浮かべる奈美枝さん。

きっと大丈夫だ。


「…じゃあ、私達はこれで失礼するの。じゃあ皆さん。また、明日の夕方に会いましょうなの」

「じゃあな。またすぐ来るぜ」


「ギルド近くで宿をとって、圭子とそこで待ってるから宜しくな」


「僕の宿はギルドの裏手の榊って名前の宿ですから、戻ってきたらそちらにお願いしますね」


「…わかったの。じゃあ太陽行くのよ。七海は待ってる間の圭子の事をよろしくなの」

「「おう」」


 慌ただしく飛行の魔法で去っていった勇者の2人。


「じゃあ、僕は宿に行くからね。また明日」

残された七海さんは、ギルドの方に歩いていく。


「さて、本題に戻りましょう!!」


「いえ、その前に王との交渉について話させて下さい」

朱音さん!!


「気持ちはわかりますが、現時点では絶対に却下です!!」


瑞木美孝18才

レベル28(15)

体力値215(140)=30100

魔力値219(140)=30660

力339(140)=47460

知力231(140)=32340

俊敏さ214(140)=29960

器用さ220(140)=30800

幸運値250(140)=35000

魅力437(140)=61180

風10(140)=1400

水10(140)=1400

火10(140)=1400

土10(140)=1400

光10(140)=1400

称号

貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風魔法・馬術・火魔法初級

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

リーフ

相性

綱芳(340)さやか(653)恵美(595)武司(95)玲子(55)朱音(1197)メルー(72)道緒(83)直(101)メアリー(87)燕(89)レモン(83)流々(88)里乃(81)リーフ(1190)奈美枝(203)天河(53)春臣(63)君里(71)秋虎(72)アーサー(154)太陽(79)七海(71)

精霊:風(11,6)水(9,3)火(9,1)土(8,7)光(7,9)闇(10,8)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・天河・春臣・君里・秋虎

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楽しんで頂きましたか?

次回は明日にお会いできたら幸いです。

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