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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
68/503

58セーフとリーフはライバルかつ可愛いという結論

遅くなりました

「まずは討伐関係の話で良いかな」


「いえ、美孝さんとセーフさんの話がいい加減気になります」

そんなに話すこと無いんだけどね。


「仕方ないね。かなり突拍子もない話になるから覚悟だけしといて」


「わかりました」「はい」


「まず…僕はこの世界の人間じゃないんだよ。しかも、元の世界で、このセーフを助けて一度死んでいるんだ」


「勇者に助けられたんですか?」

って事は…

この世界には復活の魔法すらあるのか!!


「違うんだ。セーフは僕の世界の神様でね、その力でこの世界に転移し、命を貰ったのさ」


「「神様って何?」」


「人間よりも高位の存在で、強い力を持ってる絶対的な存在って感じかな…この世界は何かを崇めるっていう概念は無いの?」


「精霊を祭ってる人達は居るよ」

前に光の精霊が言ってたな。


「全ての自然に感謝して、全てのものに尊いものが宿るという考えもあるそうですよ」

八百万の神に通じる考え方だな。


「そう、レストには神は居ないんだ。そして、最初の神に、私がなるはずだったのさ」

いきなり何を言い出すのさ、セーフ?


「初耳だけど?」


「そうさ、私の目的からは外れちまったから言わなかったんだ。だから、それは最初の目論見さ。今は違うよ」

つまり?


「今の目的は?」


「…世界を救ったら…瑞木と触れ合いたいと思っちまってるんだ」

嬉しいな。


「世界を救って夫婦になるのが目的なんだね」


「そ…そうだよ」

真っ赤になって俯く。


「ライバルって事ですわね」

リーフさん…


「勿論、私ともね」

朱音さん…


「あぁ。瑞木を好きになり過ぎちまったからね」

セーフ…


「あれ?この世界だと一夫多妻は普通と聞いたけど違うの?」


「別にライバルだからと言って、仲が悪くなる訳ではありませんよ」

「でも、誰だって一番好きになって貰いたいって気持ちはあるじゃない」

「だから、嫁同士でも恋のライバルなのは普通なのさ」

そういうものかな?


「仲良くしてくれるなら、僕に文句はないけどね。僕が原因で喧嘩とか…非常に胃が痛くなってくるよ」


「世には、嫁同士の争いを楽しむ殿方もいらっしゃるみたいですけど、美孝さんは違うんですねぇ」

当たり前だよ。


「仲良くしてくれないなら、結婚なんかしないよ。最悪逃げ出す事も考慮に入れなきゃ。っていうか、よくそんな奴に複数の嫁さんが出来たね」


「あら、私は仲良くしなければ、美孝さんを独り占め出来るのでしょうか?」

リーフさん?

妖艶な笑みを浮かべながら恐ろしい事言わないでよ。


「冗談だよね?」


「はい。実際そうしたとして、その時に私は美孝さんの隣には居る事が出来ないでしょうし」

可憐で寂しげな笑みを浮かべた。


「うーん。今現在そんなギスギスした状態になったら、そうなるかも…勿論ラードを救うのは必須だから、離婚して逃げ回るのか…」


「セーフさんの一人勝ちだね」

そうだね、朱音さん。


「そういう意味ではそうなるかな。セーフは絶対にギスギスしないし」


「絶対的な信頼ですね。羨ましいです」

付き合いは短いけどセーフは良い子だ。


「止めなよ、瑞木」

照れるセーフ、キター!!

やっぱ可愛いよね。


「僕は元々ハーレムが欲しい訳じゃないので、積極的に嫁さんを増やすつもりはないけど、真剣に交際申し込まれたら、真摯に考えて結論をだすつもりなので、奥さんが複数になる…かもしれません。リーフさんはそれで良い?」


「美孝さん…かもしれないではありません。既に、私は2人目なんですから複数ですよね。事実上セーフさんはもう奥さんですもの。朱音にも押しきられるでしょうし…でも、最初から、魅力的な美孝さんを独り占め出来るなんて思ってませんよ。大丈夫、皆で仲良くしましょう」

えっと…

ありがとう。


「ありがとう。そう言って貰えて嬉しいよ」


「やっぱり、お嬢様には敵いそうにないなぁ。仲良くするつもりだから別に良いんだけど」

君の中では確定事項なのか。


「まぁ…その気持ちが一週間続くなら考えるよ」


「続くに決まってるじゃない。私の気持ちを邪魔するものはもう何もないんだもの!!」

元気な笑顔だ眩しいね。


「さて、話を戻すよ」

あれセーフさん、つれないですね。


「あれ?セーフ、愛の言葉は?」


「馬鹿だねえ…私がそんな事言える訳無いだろ!?」

照れてますね。


「照れて真っ赤になっちゃうものね」


「…そうだよ」

うおおっ!!

同意が得られました。

やっぱ可愛いよね。


「嬉しいな」


「やっぱり一番愛されてるのはセーフさんだね」「そうですよね」

バレバレか。


「なんでバレてるんでしょ?」


「「笑顔が違う」」

マジですか!!


「そんなに?」


「「勿論」」


「でも、それで良いと思っちゃいましたから良いんです」「まあね」

うーん。


「さぁ本題を進めるよ」

そうだねセーフ。


「大枠はセーフに話して貰った方が良さそうだね」


「まぁそうさね。じゃあ話すよ。」


「お願い」


「まず私と瑞木の世界の事は置いとくよ。どうせ帰れやしないんだ。どうでも良いだろ。神様っていう奴等が居る世界と思っときな」


「ぶった切り過ぎだよ、まあ良いけど」


「最初の計画から話そうかねぇ。その方が解りやすそうだし…この世界、レストはね、人が簡単に死にすぎるのさ。しかも、勇者なんて奴等がいるから、一回死んでるのに、魂が元の体に戻っていっちまう奴等も居る。瑞木は覚えてるよね、木暮の奴が悲鳴をあげてね。「魂の管理が出来ない。何とかしてくれ」とね」

勿論。


「あの声の涼やかな兄さんか…このレストに居る時間よりもあの人と口喧嘩した時間の方が長いんだよな」


「おかげで、わたしゃ1ヶ月も待たされたんだよ。酷い話さ…オマケに第一声が可愛いときた。リーフ、お前さんは初対面で可愛いと言われたらどう思う」

何かおかしいかな?


「それは…私に…でしたら間違いか、お世辞だと思うでしょうね」

えっ!!

可愛いのに…


「そうだよ。私達はそっくりだ。だから、私も世辞だと思っちまった。おかげで、瑞木と触れ合えるチャンスを逃す事になるなんてねぇ…全くもって寂しい話さ。意地なんて張らずに、あの時に瑞木に好きだって伝えてりゃ良かったよ…」

セーフ…


 そう言うとセーフは笑った。

 いつもの美しい笑みではなく、無理に作った笑顔だ。

 涙は流れていなくても、その笑顔は泣き顔にしか見えなかった。


「セー…」「セーフさん!!わかります!!その気持ち!!私も不安で仕方ありませんでしたから…」


「そうだろう?こんな男みたいな顔で、わたしゃ更に胸もないんだ!!ずっと凛々しいだの、格好良いだの、女に向ける称賛か?って言葉で称賛され続けた身にも成ってみな、ってんだよ。全く!!」

笑い始めた。

今度は結構良い笑顔だ。


「私だって男性用の騎士団長の鎧を着けた時に、散々言われた誉め言葉が、凛々しい美丈夫ですよ!!酷すぎると思いません?」

意気投合し過ぎだろ?


「まぁそいつらに見る目がなかっただけですよ。お陰様で、僕は可愛いお嫁さんを2人も手に入れられたんですから、悪いことばかりじゃないでしょう?」


「瑞木、アンタのはね、蓼食う虫も好きずきって奴だと思うんだ!!」

酷いっ!!


「まぁ…そうかもしれませんね」

リーフさんまで!!


「何故2人して自分を卑下する様な方向で一致するのさ!?意味がわからないよ?」


「だって…」「ねぇ」「うん」

さ…3人で通じ合ってる!!

仲間外れは僕だけですか!?


「あのね、瑞木…私達2人を前にして、可愛いお嫁さんっていう単語を使うのは、瑞木ただ1人だって断言出来るよ。それってかなり特殊だろ?」

何を仰る?


「そんなのセーフに初めて合った時に、1ヶ月近くも待たせやがってと言いながら、頬を少しだけ赤らめ、視線を僕の方に送りながら、眼が合うと避けるってのを繰り返しつつ、甘える様な声で怒られて、可愛さを感じない奴とか…」


「セーフさん…」「ぶっふふっ」


「…っ!!」


「リーフさんに初めて会った時に、最初朱音さんに手を引かれてよろけながら歩いてきて、それでも、広場まで来たら、朱音さんの補助を断り、精一杯胸を張って…1人で片足で歩き、僕に視線を送った時に、二度驚いたように素早く瞬きをしてから、朱音さんに微笑みつつ、頬を赤らめて、静かに頷いた後、顔をしっかりあげて僕を見据えた事に、可愛さを感じない奴の言う事なんでしょう?」


「うわぁ」「そうだったかねぇ」


「良く覚えてらっしゃいますね」


「いや…まぁ…そんなにつぶさに確認して可愛さを感じ取ってたのかい?」

当然でしょ?


「言葉にすれば…ね。思い出して表現してみただけさ。でも、僕が感じた可愛さが、特別なものとは思えないんだけどなぁ…」


「そう…ですわね。説明して頂くと、可愛い姿が想像出来ます。特にセーフさんは!!」

両方可愛いけどな。


「いやいや、リーフも可愛いじゃないか!!」

両方だって言ってんだろ。


「両方可愛いわよ。羨ましい」

朱音さんわかってる。


「結論、セーフもリーフさんも可愛いって事で良いのさ!!」


「そうだね」「そうですね」「まぁいいんじゃない」

あれ?


「そう言えば本題はなんだったっけ?」


「私らがレストに来た目的だ!!」

それだ!!


「随分それたね」


「「「うん」」」


瑞木美孝18才

レベル28(15)

体力値215(140)=30100

魔力値219(140)=30660

力339(140)=47460

知力231(140)=32340

俊敏さ214(140)=29960

器用さ220(140)=30800

幸運値250(140)=35000

魅力437(140)=61180

風10(140)=1400

水10(140)=1400

火10(140)=1400

土10(140)=1400

光10(140)=1400

称号

貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

解体・交渉・召喚魔法・身体強化・範囲観測中級

精霊魔法信頼級

回復・催眠・風魔法・馬術・火魔法初級

降霊術

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

リーフ

相性

綱芳(340)さやか(653)恵美(595)武司(95)玲子(55)朱音(868)メルー(72)道緒(83)直(101)メアリー(87)燕(89)レモン(83)流々(88)里乃(81)リーフ(772)天河(53)春臣(63)君里(71)秋虎(72)

精霊:風(10,9)水(9,3)火(9,1)土(8,7)光(7,7)闇(10,8)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・天河・春臣・君里・秋虎

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