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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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53奴隷スキルと話し合い

 話し合う部屋に着く前に、奴隷になってくれたメルーさんを呼び寄せた。

 昼まではまだ4時間半あるけど手配は早い方が良い。


「メルーさん、悪いけど僕の宿に使いにいって下さい。冒険者ギルドの建物の裏手にあるバー&イン榊を知ってますか?」


「残念でございます。ギルドの場所しか存じ上げません」


「ギルドがわかれば問題ないですよ。すぐ裏手の民家がバー&イン榊なので。看板が出ています。裏面が料理屋榊だから、看板を目印にして行って確認して下さいね」


「承知致しましてございます。伝言はなんと申し伝えましょうか?」


「まずは、料理担当の恵美さんに、今日の昼に、メルーさん達を連れて、ご飯を食べに行くから、78人分のご飯の準備をお願いしておいて欲しいと。あと、宿屋の主人の綱芳さんに、荷馬車の手配を4台分お願いして欲しいです。使用開始は昼御飯過ぎを予定してるから1時ですね。金額は適正範囲なら綱芳さんの判断で手配して頂けば結構ですと」


「はい。料理屋榊の恵美さんには、我々を含めた78人の食事手配と、綱芳さんには午後1時から使用する荷馬車の手配をお願いすれば宜しいですね」

うん、流石元騎士団。


「はい、結構です。あと、貴女にはスキルを与えましょう。はいっ」


「あの、頭の中でポーン。奴隷スキル【交渉中級】を与えられましたと声が聞こえました」

困惑気味だ。


「僕の加護の一つですよ。奴隷契約をしてくれた人に、奴隷スキルを与えることが出来るんです。僕が所有しているスキルに限られますけどね。交渉中級は話をする時に役立ちますから」


「あぁ。それは凄い!!ありがとうございます。では、行って参りますね」


「あっ!!待って、一つ追加。恵美さんにみんなでお風呂を使わせて欲しいと言っておいてください。出来れば昼御飯前にね。勿論、その分の入浴料は僕が出しますので、と」


「承知しました」

メルーさんが走り去る。


 部屋の中に入って四人ともが席に着く。


「風の精霊よ、我が友よ。この部屋の話を全く漏らさないように守護をしておくれ」


「承知、した。結婚、めでたい」「ありがとう」


「美孝さん…まさか、私たちを風呂に入れて、一緒にご飯を食べるつもりなんですか?」

朱音さん、何を当たり前の事を?


「んー。お風呂に入れて綺麗にして、性的に食べる訳じゃ無いことは確かですね」


「えっ?じゃあ食事的に食べると!?」

真っ青だ!!

何でそんな話に!?


「待った!!朱音さん、単なる冗談です!!僕はどんだけ信用がないんですか?普通に皆で風呂に入って、食事するんですよ。そうメルーさんに手配をお願いしましたよね!?」


「だって、普通の奴隷の扱いならば、納屋で雑魚寝だし、ご飯だって適当なごった煮を、自分達で作る事になるから奪い合いになるのが当たり前のことです」

酷いな、奴隷商。


「そうですね。我が家でも彼等の争いは壮絶でした」

リーフさん?

貴女の家でもですか?


 途端に、セーフの機嫌が最底辺に移行した。


「しかも、美孝さんは勇者を目指していらっしゃるご様子、何をされても不思議では無いという認識が普通でございます。何故か気付いているのが私だけのようですが…」

他の人達は恵美さんのご飯が食べられることを知ってるからね。


「だから、朱音さんが丁寧語なんだね。リラックスしてさっきみたいに話して欲しいな。まず、僕は勇者じゃないし、目指してもいない」


「では、何故リーフ様を性奴隷にするんですか?」

さやかさんにも聞かれたな。


「それには、まずこの世界の成り立ちから説明が必要だね。そして、性奴隷という存在を手に入れる事は、最強の存在になる事と同義だと覚えておいて」


「意味がわかりませんよ〜」

僕も最初の説明の時にそう思ったよ。


「説明より見た方が早いんですよ。まず、一時的に鑑定の能力をリーフさんと朱音さんに授けます。はいっ」


「何か、チャイムが鳴って奴隷スキルの鑑定を授けられたと言われましたわ」「私もです」


「僕が与えられる加護の一つで、様々なものを鑑定できます。その状態で僕のステータスを見てみてください」


「はい…名前があって…レベルが…28ね…何か隣に()があって数字が入っています。その下に体力値等の欄が並んでいますね」「リーフ様、私も同じものが見えます」

そうだね。


「取り合えず、冒険者ならばレベルは知ってるんですが…騎士団でも一般的ですよね?」


「「はい」」


「話の肝は()の中の数値なんですよ」


「この15とか140とかのことですか?」「どう話がつながるんですか?」

朱音さん、最後まで聞こうよ。


「そうです。リーフさん。その値は奴隷値と名前がついてます。意味は…体力値を見て下さいね。215と書いてありますよね。その数に奴隷値140を掛け算すると右の30100になるんですよ。その数値が体力値になります。朱音さんが440ですから、数十倍の差がありますよね」


「「ごめんなさい掛け算って何ですか?」」

何ぃい!!

ソコからですかぁ!?


 幸いにして、奴隷値で十倍補正された知力のお陰で、掛け算に関する理解は直ぐ済んだ。

 そして、奴隷値の有用性が無事に理解された。


「だから、奴隷に拘ったんだね」

朱音さんは、やっとリラックスしたらしい。


「そうですよ。僕だけでなく皆に意味のある契約ですからね。能力値十倍補正に加えて、今使ってる鑑定は奴隷スキルの恩恵ですから」


「ステータスを見せて頂くと、他にも聞いたことが無いスキルが一杯ですね」

そうだね。

レアスキルばかり手に入ってるからね。


「だだし、今回は貸しましたが、基本的には鑑定や他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、レベルリセット、収納ポケット、レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正等は授けるつもりはありません。危険ですから。なので、返して貰いますよ。はいっ」


「あっ、頭の中でポーン。奴隷スキル【鑑定】を返却しましたと声が聞こえました」「私もよ」

奴隷スキルの付け替えは自由に出来るからね。


「超便利なのに何で?」

だからだよ。


「だからこそですよ、朱音さん。いくらでも人の弱点や性癖を知って攻撃出来る。出来てしまうんです」


「問題か?」

怖いな朱音さん。


「自分を律する心がないと人間関係が滅茶苦茶になります。僕に在るかと言われれば黙るしかありませんが、僕にはセーフが居てくれますから…」


「別に美孝さんに関係ないと思うけどな」

やめてよ。


「その力を僕が与えて、尚且つ、僕が協力を仰いでいる協力者が引き起こす問題が、僕に無関係なわけ無いでしょう!!」


「その通りですよ。朱音。司令官からすれば当然の懸念です。こんな争いの火種を放置して組織が運営出来る訳ありません」

流石は元騎士団長。


「失礼しました」

わかってくれたか。


「あと、人として争いが起こるのが目に見えてるのに止めないのは、僕は嫌です。物凄くね」


「んー。美孝さんは青いんだね。好ましいけど…大丈夫かな?」

そうだよ。

童貞で悪かったな。


「童貞ですから!!」


「朱音!!失礼ですよ。ごめんなさい!!美孝さん。食料を手に入れてくれてた時に、その…色々嫌な目にあってから、ときどきこうなるんです」

あっ!!

そうだよな…


「ごめんなさい、朱音さん」


「嫌っ!!止めてよ!!謝られる理由がないわ!!そんな目で見られたら泣きたくなるじゃない!!」

理不尽だが…

気持ちの察しはつく。


「話を先に進めな!!瑞木。朱音、ムキになって傷付くのはあんたなんだから、もう止めな」

きついな、セーフ。


「…はい」

すまねぇ。


「本題に入りましょうか。僕が性奴隷に拘る理由でしたね。性奴隷だと、奴隷値が一人で100補正されます」


「「ほぅ」」

驚くよね。


「更に、あと三つ特徴があって、性奴隷には、僕の能力値の九割の力を使えます。更にスキルについては、使いたい放題です。つまり、性奴隷は僕の分身になって貰えるんですね。もう一つが、相性値を1000にするんです。最後の一つが凄いんですけど、むつみあう度に、レベルが上がります」


「え?能力値の九割は確かに凄いよね。私たちの今の能力の更に数十倍っていう泣けそうな力でしょ?でも、エッチの度にレベルが上がって何か意味があるの?あと、相性値って何?」「私もわかりません」

あれ?

わからないの?


「朱音さんは今レベル21だよね?リーフさんは45」


「「そうです」」


「そのレベルに到達するのにかかった時間は?」


「15歳からだから6年かな」「2歳から鍛練を始めましたから20年ですわね」

凄いよね。

尊敬する。


「この力があれば、1日1回のエッチでも、一ヶ月半でリーフさんを追い抜けるって事ですよ?安全にね」


「狡いっ」「凄いっ」

まぁ、2人とも言い分は解るね。

でも、狡いって言ったのは朱音さん。

やっぱり真面目なんだよね。


「しかも、この方法で上げた場合は、事実上…レベルの上限は有りません」


「いくらでも強くなれますね…」「狡過ぎる…」

まぁ、だからこそ手に入れたら凄いんだけど。


「そして、相性値って言うのは、例えば僕とリーフさんの仲がどれ位良いかという値です。各々が感じる好意の低い方が相性値になりますよ。ちなみにリーフさんと僕は今440ですね。この時レベルアップすると、能力値が5上がります。実際は全ての相性値の合算ですから、1+相性値の合算÷100+αになりますけど。だから、性奴隷なら毎回、11は必ず上がるので、実質1100の能力値アップですね。まぁ最低で…ですが」


「私の元の能力を1回のレベルアップで上回ってしまいます!!」「私なんて今の能力を1回で追い抜かれるわ!!」


「だから言ったんですよ。最強…だとね」


「「確かに」」

理解されたみたい。

良かった〜。


「美孝さんは、今、レベルが上がったらどれ位上がるのでしょうか?」

リーフさん、気になる?


「えっと…ザッとで31×140ですね。4340です」


「私達以外の誰とそんなに仲が良いのでしょうか?」

ん?


「レストに来てから仲良く出来る人が何人か出来ましたからね。奴隷契約をしてくれた皆とも結構上がってます。あと、精霊とも仲が良いんですよ」


「あらら、ごめんなさい」

さやかさん達の事はどう伝えようかな…

まぁ追々ね。


「僕は、これから数日を掛けて、ラード王国の周りのオーク達を狩ります。その数はおそらく一万一千。全てを倒しても、レベルは100が関の山でしょう」


「いえ!!恐らく200に迫る事になりますわ!!」

何故断言?


「オーク達三種じゃあ。経験値的に全く足りないと思いますが…理由を教えて頂けますか?」


「それは、私の…そして、私達の罪を話さなければなりません。長くなりますが宜しいですか?」

時は金なりだけどね。


「勿論。ただ…なるべく分かりやすいと有り難いですけどね」


「説明は得意ではないのですが…」

んー。


「交渉をあげてみたらどうだい?」

それだね!!

いいアイデアをありがとう、セーフ。


「交渉のスキルを渡しますよ。はいっ」


「ありがとうございます。交渉中級をお預かりしますね。では、私の罪を聞いてくださいませ」


瑞木美孝18才

レベル28(15)

体力値215(140)=30100

魔力値219(140)=30660

力339(140)=47460

知力231(140)=32340

俊敏さ214(140)=29960

器用さ220(140)=30800

幸運値250(140)=35000

魅力437(140)=61180

風10(140)=1400

水10(140)=1400

火10(140)=1400

土10(140)=1400

光10(140)=1400

称号

貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

解体・交渉・召喚魔法・身体強化・範囲観測中級

精霊魔法信頼級

回復・催眠・風魔法・馬術初級

降霊術

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

リーフ

相性

綱芳(340)さやか(653)恵美(595)武司(95)玲子(55)朱音(446)メルー(72)道緒(83)直(101)メアリー(87)燕(89)レモン(83)流々(88)里乃(81)リーフ(481)天河(53)春臣(63)君里(71)秋虎(72)

精霊:風(10,8)水(9,1)火(9,1)土(8,7)光(7,7)闇(10,8)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・天河・春臣・君里・秋虎

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