表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
53/503

45武器防具と精霊陶器

「あのなぁ。気を付けろって言ったよね」


「大丈夫だと思ったんだよ。二百度位のところならそんなに熱くないかと」

マジ?


「沸騰した水より熱いじゃんか。その意味がわからない勘違いは何故?」


「だって、四千度に較べて全然低いじゃないか」

…おーい。


「熱湯に触ったら熱いでしょうが。それより高けりゃ当然熱いよ。相対的じゃなくて絶対的な判断を、時と場合によって使い分けるのが知恵でしょう」


「ちょっとした失敗じゃないか。そんなに言わなくてもいいだろ」

うっ。

拗ねた顔もかわいいです。


「ゴメンよ。言い過ぎた。失敗は誰にもあるよね。でも気を付けてよ?死なないとはいえ痛いんだろ?」


「そうだね。たとえ死んでも一秒で甦るとはいえ、痛いもんは痛いさ」

ほらね。


「じゃあ、気を付けて。僕のためにさ。セーフが痛い思いをするのは嫌なんだ。僕が…ね」


「うっ。わかったよ」

素直で宜しい。


 そんな漫才をしているうちに、焼成が終わりをむかえる。


 水の精霊が、頑張って張っている水の膜結界の向こうで、焼成が終わった食器と武具が姿を現した。

 うわぁ…

 綺麗な緑白色!!

 所々が宝石のエメラルドの様に透き通ってる!!


「「綺麗だ」」

それ以外に言葉にならなかった。


「炎の精霊、水の精霊ありがとう。物凄く美しい食器と武具が出来上がったよ。頑張ってくれて本当にありがとう」


「照れるでござる。力になれて良かったでござるよ」


「えへへー。頑張ったよー。またねー」


「あぁ、またね。さて、強度測定だね」


「あぁ。食器は良いとして、防具は防御力が、武器は耐久性が問題になるからね」


「まず、短剣で試してみるか。使うのは僕だけだしね」


 まず、コボルト謹製の短剣を空へと投げる。

 自由落下を始めた短剣へ、緑白色の短剣を二本同時に投げつけた。


ガキュイン!!


 金属音が響き渡り、一塊になった短剣三本が落ちてくる。


「こいつぁ…流石だね。鋼鉄製の短剣を、投げた二本が貫いてるよ!!」

マジですか!?


「すごい切れ味と強度だね。見た目はエメラルドと陶器の複合素材に見えるけど、金属に打ち勝ってるから…硬度だけでなく、展性とかの金属的な強さも兼ね備えてるって事だよね」


「はぁ?」

おいっ!!

仕事しなよ!

コーチング妖精!!

元の世界の情報も知覚できるんでしょうが。


「つまり、ダイヤモンドは金槌で粉々になるけど、ノコギリの刃では傷つけられないって話なんだけど」


「え?ダイヤモンドの剣とかあるんだろ?攻撃力が高いやつだよね?」

それはゲームの話。


「セーフ、それは無いよ。それはゲームの中の話だね。ある漫画の影響もでかそうだけど。もし作れたとしても、実際にはその剣で鎧を切ろうとしたら、普通の鉄の鎧相手でも、多分砕けるはずだよ」


「えぇっ!!強いんじゃないの!?」

何故にそこにそんなに拘るのよ。


「例えば、切れ味に限定すれば、すごく強いだろうから、肉を切り裂くのは無類の強さを発揮しそうだよ。だけど、切ったときのショック、つまり衝撃にはかなり弱いんだよ。だから、石とか角とか鎧とかに当たった時に、衝撃を受けて割れちゃうね」


「なんてことだよ。ダイヤのこてよりも、平氏のこてとかの方が強いってのが、真実だって言うのかい」

その時期にハマったのか。

かなり前だよね。


「えっと、あれはあれで素材に難がある気もするけど…って言うか話がそれてるよ」


「そうだねぇ。評価はどうなんだい?」


「評価としては、短剣は鋼鉄を貫いて問題ない強度を持ってるね」


「優秀だね、瑞木」


「うん、精霊謹製の不思議素材のお陰で、強度も硬度も素晴らしい。ミスリルじゃないけどなんて呼べば良いかな」


「精霊陶器で良いんじゃないかい?」


「まんまですな。まぁ良いか」


「超鑑定で見てみりゃ良いんじゃないかい?」

そっか。


 精霊陶器を凝視してみる。


『精霊陶器:

瑞木が精霊に願って作成させた陶器。

通常の陶器を超越した陶器。

大地と炎と水の精霊が頑張らないと出来ないため、初めて作成された。

陶器でありながらミスリルよりも強度を持つ不思議物質。

見た目も美しく素晴らしい。

なお、作成した場所の精霊属性によって付与される加護とともに色が変わる。

水→青白色、風→緑白色、火→燈白色、土→黒色、光→白色、闇→暗灰色』


「うわっ!!また僕が初めて作り出したらしいよ。さっきの精霊陶器が正式名になってる」


「またかい。ホントにチート野郎だね」

あっ!!

そういう言い方…

傷つくんだぞ。


「さて、これで防具もミスリル以上の品質が確定されたから、試す必要ないね」


「じゃあ、仕舞って宿に帰ろうか」


「そうだね。綱芳さん用、リーフさん用、運搬要員の8つの武具が出来たね」


「リーフには要らないんじゃないかい?片足だよ?」


「だからこそ防具は良いものでなきゃ!!危ないじゃない。それに…」


「それになんだい?」


「絶対に無くした足を、魔法でもなんでも使って元通りに治すからね」


「ふふっ。良い顔で言うじゃないか。それでこそ瑞木だよ」「セーフの瑞木だよね!!」


「また…そういうことを言うのかい」

俯いてる。

また真っ赤なのかな。


瑞木美孝18才

レベル28(1)

体力値215(1)=215

魔力値219(1)=219

力339(1)=339

知力231(1)=231

俊敏さ214(1)=214

器用さ220(1)=220

幸運値250(1)=250

魅力437(1)=437

風10(1)=10

水10(1)=10

火10(1)=10

土10(1)=10

光10(1)=10

称号

貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

解体・交渉・召喚魔法・身体強化中級

精霊魔法信頼級

回復・催眠・風魔法・馬術・範囲観測初級

降霊術

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

相性

綱芳(340)さやか(653)恵美(555)武司(90)玲子(50)

精霊:風(9,8)水(6,8)火(7,4)土(6,2)光(7,0)闇(9,9)

奴隷

なし

設定

一部非表示

楽しんで頂けましたか?

次回は…残念ながら未確定となってしまいました。

仕事が立て込んできておりまして、明日の更新は確約できません。推敲が間に合えば…明日更新したいと思います。

明日か明後日の18時にお会いできれば幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ