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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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43門番と見知らぬ女

「朝っぱらからビックリしたね」

確かにビックリは僕だよ。


「うん。ビックリした!!セーフに、愛しい瑞木って言われるなんて奇跡だ!!」


「ば!!馬鹿だねっ!!何言ってんだい!!」

そっぽを向くその顔も愛らしい。


「何って、この上なく嬉しい真実でしょ」


「もー。止めとくれ。恥ずかしいじゃないか」

真っ赤になって俯く。

最高です!!


「まぁ超鑑定にも驚いた。称号、スキル及び物質に至るまで鑑定結果が解説してくれるんだから。獲得方法まで確認できるのはありがたい」


「それのことだよ!!おかげでどんな効果だかさっぱりわからない称号や、手に入れる方法が謎なスキルや、意味が解りにくいスキルレベルと級の意味が判明したのはデカイよ」

そうだけど。


「称号はその人の人となりを表すだけだから補正はほとんどないし、スキルはレアスキルを持ってるのが、近場では僕だけだしなぁ」


「そうだね」

そんなに落ち込まなくても。


「でも級の意味は大きいよ。信頼級の補正が凄い事になってるもの!!128倍だよ!?更に上がったらどうなることか!!」


「だろう?」

いい笑顔だ!!

愛らしい。


「さて、名残惜しいけど、これ位にして、食器の用意に行かなきゃ」


「五時半か。夜明けは過ぎちまったね」


「いいさ、セーフの可愛い顔を見られたからね」


「いい加減にしとくれよ!!私を虐めて楽しいのかい!?」

うっ、楽しすぎる…

だって困った顔が!!

困った顔がぁああああ!!

可愛すぎて…

ふぅ……

これ位にしよう。


「ゴメンよ。セーフが可愛すぎて言い過ぎたよ」


「っ!だっかっらっ!!それを止めなってんだよ!!」

わかったけどさぁ…

ニヤケながら言っちゃ駄目なんじゃないの。


「さぁ行こう」


「おう」


 二階の部屋から降りて、恵美さんに六時半に戻ると告げて町の門扉に走る。

 俊敏さ214と身体強化は伊達じゃないぜ。


 街並みを馬並のスピードで駆け抜け、門扉にいた見掛けないお姉さんに挨拶するために、立ち止まる。


「おはようございます」


「おはよう。貴方が噂の瑞木君かしら?」


「噂になってるかは知りませんが、瑞木美孝なら僕の事ですよ。初めまして」


「やっぱり噂の主じゃない。私は御厨玲子よ。曰く、うちの息子と娘の家に入り浸ってやがるが、悪い奴じゃねぇとか。一日で四百を超える獲物を狩ってくる凄腕っす。羨ましいっす。なんて噂を聞いたわよ」

榊さん…

嬉しいなぁ。


「いやぁ、ありがたい話ですね。悪い噂じゃないってのが嬉しい」


「ふふっ。そうねぇ一緒に、俺の娘を泣かしたふてえ野郎だ。とか、嬢ちゃんを泣かす許せない奴っす。て言う話も聞いてるけどね」

おぅ!

事実だ。


「事実ですよ、それ。嬉しくはないですが、仕方ありません」


「あら、意外ね。天才君が嫌そうな顔で、無視してくか。言い訳が始まるかと思ったのに…ちゃんと受け答えするのね」

おいおい。


「どんな人間像なんですか、僕って…」


「事実だけ見るなら、凄腕の狩りの腕を持ち、肉を一日で騎士団に迫る勢いで売り払う冒険者で、尚且つ、気難しい事で有名な榊家の、父親、息子、娘の三人ともを、たった一日で骨抜きにした稀代の人垂らし、更に魔法も物凄いと聞いてるわ。まさに天才よね」

照れる…


「褒めすぎですね。僕は天才なんて呼ばれる力はありませんよ」


「そうやって謙遜まで出来るなんて、万能とさえ言えるんじゃないの?」

この人…

僕のファン!?


「いえ、僕は少しでも助けられる人を増やすために、悪戦苦闘している駆け出し冒険者です。万能なんてほど遠いです」


「本当に良い子ちゃんなんだねえ。一体何を企んでんのかと心配したが、本当の馬鹿なのかい?」

口調がいきなり変わったね。


「本来の口調で話して頂けるんですか?嬉しいですね」


「質問に答えな!!」


「ええと…馬鹿ですね」


「…コイツ……ホントに馬鹿ですって言いやがった」

事実だし。


「本気で、助けられる命を全て拾おうとするなんて馬鹿の所業でしかないでしょう?」


「違えねえ。でも、そういう馬鹿なら嫌いじゃないね」


「本名はいつ教えて頂けます?」


「バレてんのかい…」


「武司さんの奥さんですよね」


「……あぁ、そうだよ」


瑞木美孝18才

レベル28(1)

体力値215(1)=215

魔力値219(1)=219

力339(1)=339

知力231(1)=231

俊敏さ214(1)=214

器用さ220(1)=220

幸運値250(1)=250

魅力437(1)=437

風10(1)=10

水10(1)=10

火10(1)=10

土10(1)=10

光10(1)=10

称号

貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

解体・交渉・召喚中級

精霊魔法信頼級

回復・催眠・風魔法・馬術・身体強化・範囲観測初級

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

相性

綱芳(340)さやか(653)恵美(555)武司(70)

精霊:風(9,8)水(6,0)火(6,2)土(5,5)光(7,0)闇(9,9)

奴隷

なし

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次回はまた明日の18時にお会い出来れば幸いです。

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