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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第8日目 ドワーフの国へ出かけよう
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473眠妃と灰冠が毎日仲良くお風呂に入ることが確定した

「瑞木……この暗灰色の、ちまっとしたのは一体なんでぇ?ぼやっとして良く見ぇねぇが」

見たことなんて、あるわけ無いよね…


「件の闇の精霊ですよ。現れた理由は、大体想像はつきます。確認のために話してみますから、そのまま待っててください」


「ほぉ!この塊が?へぇ!わかったぜ。任せた」

職人魂かな?

興味津々だねぇ…

変なことにならなそうでよかった。


「瑞木!お願い!話がしたい!」

やっぱりか…

灰冠さんとの相性値が0だから僕のところに現れたわけだ。


「やっぱ、そういうことね。灰冠さんと眠妃さんに話してみるから、そのまま待ってな。でも、わかってると思うけど断られたら大人しく帰るんだからね……」


「うん。わかってる」

そう答えながらも、頬を紅潮させて期待一杯の顔だ……

うーん。

でも、ぶっちゃけ眠妃さん次第なんだよな。


「闇の精霊ニースなんですけど、彼女、灰冠さんと話がしたいから現れたんですよ。良ければ話してやってください。精霊魔法で簡単に出来ますから」


「あぁ?良いぜ?」「待って!その前に瑞木さんに聞きたい事があるわ!」

ですよねーっ。

眠妃さん的には当たり前の反応ですよねーっ!


「もちろん、いいですよ。まず、理由から。ニースは昔から友達が居なくて、話すことに餓えてるので、先程誉められて嬉しかったんですよ」


「ん、んー?誉められて嬉しいから?私の灰冠とどうしようって話なのかしら?」

眠妃さんの本気具合が……

まぁ、闇の精霊も女の子だしね。

警戒は解かないよね。


「話の主旨は3つですね…お礼と会話と友達になりたいと言うつもりでしょう」


「は?つまり、会話そのものが目的?」

ぼっちでしたからね。


「えぇ。最近まで誰とも会話が成立しなかったので、会話そのものに餓えてるんですよ」


「今も?」

大して友人関係が広がってないからね。


「僕とたまに話す位で、他には精霊同士の会話しかしてないでしょうね」


「あら?精霊同士で話せてるのに、何故餓えているのよ?昔から一緒にいたはずよね?」

実際は話せてないなぁ…

あの疎まれきった関係性が、すぐに改善されるとは思えない。


「僕との会話は風呂での短いものですし、他の精霊とも、つい2、3日前まで疎遠でしたから…」


「お・ふ・ろ?」

食い付きが一々キツいんだけど?


「僕は、ですよ?別に風呂限定じゃありません。って言うか、眠妃さんも一緒に入って話したら良いですよ」


「あら。その子、私の灰冠とだけ話したいという話じゃなかったのかしら?」

違うね。

相手は多い方が嬉しいはずだ。


「違います。感謝は灰冠さんあてですが、別に彼女の思考に男女の差は影響しませんから。眠妃さんとも、ぜひ友達になりたいんです」


「3人で入浴するの?」

少し違うかな。


「おそらく、他の精霊とも一緒ですね。計8人かな……みんな風呂好きなんで」


「……もしかして、それって確定事項?」

まぁ。


「眠妃さんも精霊魔法を使うなら、ほぼ確定でしょうね。仲良くなった精霊が増えれば増えただけ8人に近付くでしょうね。ただ、訂正しておきますが、精霊はどこにでもいますから…単に見えるようになるだけですよ?」


「……つまり、この場にすべての精霊がいるのかしら?」

そうなります。


「慣れてください。そういうものなんで」


「ん?あぁ、別に嫌って事じゃないわ。単に全くわからないから不思議だと思ったのよ」

僕も知覚出来る訳じゃないしね。


「喚べば直ぐに現れてくれますからね。それって、つまり僕らの会話は全て把握されてますよね?」


「なるほど……気にするだけ無駄だし、基本的に実害無しってことね」

実害が無いかはわからないなぁ…


「僕は実害として認識してないですね。ただ、ほかの人がどう感じるかは、わからないです」


「再確認よ。つまり、私の灰冠を盗ったりしないわよね?」

定義にもよりますが…


「少なくとも、ニースが求めるのは友人であって、恋人ではないので、その意味では心配不要かと……」


「そう……それなら、一緒に仲良くしたいわね。わかったわ」

僕のイメージでは、仲良くしたくなくて、多少邪険にしても、まとわり憑かれそう。

僕は、邪険になんてするつもりもないんだけどさ…


「では、灰冠さん。精霊を指定して、話して欲しいと願うことで、話せますので、よろしくお願いします」


「あぁ。話はわかったぜ…わかったがよぉ。何で、眠妃が俺と風呂に入る話になってるんでぇ!」

またまたぁ。

嬉しいくせに。


「つまり、灰冠さんがニースに、ちょっかいをかけられないか。眠妃さんが見張りたいってことでしょ?」


「うっ!くぁ……眠妃!あのなぁ!そんなもんは当然浮気しまくりの、ハーレム状態に決まってるだろうが!精々眠れない夜でも過ごしやがれ!」

あぁ、眠妃さんあてに怒鳴って。

面倒臭いなぁ。

真逆だと……


「あら嬉しい!私の心配までしてくれたのね!ふふっ。大丈夫よ?私も貴方も夜に眠る予定はないから。一緒に昼間に寝ましょうね!」

はぁ……

毎日が今夜は寝かせねぇぜ、状態なんですね。

わかります…


「なら、なんでそんな心配を……まぁいい!ニース。俺と話そうぜ。来いよ」

「ニース。私とも話しましょう!一緒に」

灰冠さん。

まぁ良いって感じじゃなく。

もう疲れたって感じだね…

あぁ、ここでもツンデレの呪縛ですか。


「こんにちは。私はニース」

今更ながら、恥じらいつつ闇の精霊が挨拶した。


「おぉ、中々の別嬪さんだな!俺は灰冠、こっちは嫁さんの眠妃だ!よろしくな!」

「ニース、眠妃よ。よろしくね」

にこやかに王と王妃の挨拶が響き渡る。

やっぱり、場馴れした二人だから、厳かに見えるよね。


「配色の事、ありがとう!」

喜色満面のニースが、可愛らしい。


「おう。いい趣味だと思うぜ!あと、俺と友達になりたいんだってな。俺で良けりゃ、なってやる。遠慮は要らねえぞ」

「私も良いわよ。灰冠とも、良い友達でいてね。末長く…」

……うーん。

予防線の張り方が雑。

って言うか。

宣戦布告だよね。


「あぁ!嬉しい!嬉しいわ!」

まぁ、気にするニースじゃないよな。

そんなことより、友達が出来た事の方が大事だもの。


「おぅ、良い笑顔だ。急にハッキリ見えるようになるんだな」

「ええ、ボヤけてたのが嘘みたい」

というより、ボヤけた状態でも認識出来る位の気合いが入ってたんだよな。

どんだけ友達が欲しいんだって話だな。


「ぜひ、毎日喚んで下さい」

そうしないと、話せないものね。


「ん、毎日喚べば良いんだよな。了解だ」

「ご飯の時が良いかしらね…」

時間を区切る作戦ですね…


「えぇ!ご飯!話が弾みそう!」

まぁ、大抵の人はご飯を食べながら話すと仲良くなれるもんだよね。


「そうそう、精霊達に灰冠さんのツンデレさを理解するのは、難しいと思うので、気を付けて話して下さいね?さっきみたいな方向なら問題ありませんが、闇の精霊は特に心を司ってもいるので、大問題になる可能性を含んでますからね?」


「あら、それなら尚更私がニースと仲良くなって、ストッパーになるべきね!頑張るわ!」

そうだね。

現状では、灰冠さんの魔力値を眠妃さんが大幅に凌駕しているから、あまり心配はしてない。

でも、今後はわからないからね。


「さて、とりあえず、ご依頼の主との面会と精霊陶器の作成法の伝授は終わりました。ニースとの親交を深めるのは、帰りの旅路で十分ですよね?」


「ん?まぁそうだな。問題ねえ」

「そうね。私も話したいから、くっついて飛んで頂ける?」

「お前はくっついてくんな!」

「この人もこう言ってることだし、私はリーフさんの背中で良いわよね?」

はいはい。

もちろん良いですよ。


「僕の背は灰冠さん、リーフの背には眠妃さんってことで、さぁ帰りますよ!」


「瑞木……ナチュラルに俺のことを無視されると、寂しいんだが?」

仕方ないでしょ?

どう考えても、拗らせてる貴方が悪いんだから。


「その満面の笑みを何とかしてから、文句は言いましょうね?」


「じいさんの反応がいちいち解りにくいのが悪い!諦めろ!」

ほら、美嶺にまで言われちゃったじゃん。


瑞木美孝18才 Lv520(106)

体力値_132万(1320)=17億

魔力値_132万(1320)=17億

__力_132万(1320)=17億

_知力_132万(1320)=17億

俊敏さ_132万(1320)=17億

器用さ_132万(1320)=17億

幸運値_132万(1320)=17億

_魅力_1320万(1320)=175億

__風_11万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8600万

__土_10万(1320)=1億

__光_5万(1320)=6500万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続


蕩涎級_呪術、精霊魔法、交渉

心酔級_思考圧縮、範囲観測

信頼級_

_上級_召喚、回復、風魔法

_中級_解体、身体強化、錬成、催眠、転移、勇者魔法、殺気自在

_初級_火魔法、馬術

武装Lv_槍232、剣590、投擲506、打撃225、短剣738

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4478)さやか(22,2)恵美(23,7)武司(1283)玲子(841)朱音(24,1)

メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)

流々(3156)里乃(3375)リーフ(45,0)奈美枝(1045)御影(20,9)ユリア(3876)

枩李花(3352)霞(3261)ミサ(4719)岬(5168)潤(3358)雨音(3469)美嶺(16,9)

牛江(618)お熊(102)スラー(795)熊江(228)サリー(1510)レミ(450)

他42名(平均2581)

元奴隷12名(平均182)

ノルン達7名(平均93)

天河(3968)春臣(1575)君里(2300)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)

七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)

他23名平均(2064)

冒険者200名(平均88)

ハイエナ冒険者40名(平均7)

白雪(201)うさうさ(205)灰冠夫妻(612)

_精霊_風(32,9)水(39,5)火(25,2)土(44,2)光(17,7)闇(22,0)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

そうそう、3話ほどの短編小説を同時に投稿する予定なので、良かったらそちらも見ていただけますと、喜びます。

なお、そちらは完結済です。

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