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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第8日目 ドワーフの国へ出かけよう
496/503

470眠妃の薄い胸の谷間と事業団長の公務日程

お待たせしました。

「眠妃が、俺…の、言葉を?聞いて……えっ?」

驚愕で、見開かれた灰冠さんの瞳の瞳孔が変化していく。

そこまでのショックを受けなくても良いんじゃないかなぁ。


「そうねぇ…灰冠。顔を直接見ながらではないけれど、やっと私に直接言ってくれたわね。嬉しいっ!」

これ以上無い位に、妖艶な笑みを浮かべながら、眠妃さんがのたまう。

白雪さんのお祖母さんだよね?

見た目で言ったら、まだ30代前半にしか見えませんが…

ドワーフの特徴なのかな?


「え?俺……何て言った?」

パニック状態の灰冠さんは、現実が信じられ無い様子だ。


「ふふっ、大好きよ?私も……ね」

まぁ、そうでしょうね。

召喚魔法で僕に喚ばれて、静かにして貰うために、水の精霊で口を塞いだ時は、流石にビックリしてたけどさ。

灰冠さんの言葉が聞こえ始めてからは、ずっと可愛らしく微笑んでたもんね!

現在は笑顔が限界突破してるけどさ。


「え?は?何が?何が起きてるんでぇ……こんなところに眠妃?幻か?」

灰冠さんの混乱が加速してるね。

眠妃さんに震えながら伸ばされた手が、触れるのを恐れるように空を切る。

まぁ、手伝ってくれと言われた時に、速攻召喚魔法を発動させて、灰冠さんに気付かれないように、背後で眠妃さんに待機して貰ったからね。

説明するわけにもいかないから、誘導尋問して眠妃さんに灰冠さんの本心を聞いて貰ったわけだけど…

大興奮で騒ぎだそうとしたリーフを、念話で黙らすのが一番大変だったんだよね。


「美嶺とセーフが、騒がないでいてくれて、本当に助かったよ!ありがとう」


「へへっ、瑞木が灰冠の為にしてることだってわかったからな!」

「眠妃の名前を見りゃ一発さ。伊達に元神様やってないよ」

うん。

鑑定に慣れているセーフはともかく、そこまで慣れていない美嶺はファインプレーだよね!

流石はうちの自慢の娘だ!


「えっと…私、は?」

リーフは……

状況を理解したうえで騒ごうとするという、相変わらずの残念属性を発揮してるんだけどね。

あのタイミングでバレたら、全て白紙だってのに!

全く仕方ないなぁ…


「リーフは、反省してね。危うく、灰冠さんに、バレかけたんだから…ねっ?」


「はぅ…」

しゅんとした顔も可愛いけどね。

許してはあげられないな。


「お父さん…いえ、灰冠…眠妃よ。本物の私、ほら、触れてみて?幻じゃないでしょ」

眠妃さんが、震える灰冠さんの頭を抱え込み、その胸に抱いている。

ふむ、灰冠さんの頬が素晴らしい程ボリューム感の無い胸に押し付けられてる。

良いなぁ…

羨ましいなぁ…

慎ましやかな柔らかさを頬で感じてるんだろうなぁ…


「なっ?この甘いかお…うわぁ!本物だと!?あ?あぁ……こいつは!瑞木か?お前の仕業なのか?」

やっと多少はまともな思考が戻ってきたらしい。

というより、逃げ道が無くなっただけかもしれないが!


「えぇ。ご名答です。ずっと眠妃さんに伝えたかった言葉でしょう?」


「ったく!余計な事をしてくれやがって。こんなババァに誤解させるなんてなぁ!罪な野郎だ!!」

この期に及んで強がるの?


「誤解?……ねぇ…うーん、眠妃さん。誤解ってどういう意味だと思います?」


「おぅ!誤解も六回もねえや!眠妃、お前は近寄るんじゃねぇよ!」

そう言いながら、眠妃さんの胸にピットインしたまま、微動だにしないのは、誰だよ?


「あら、まだ照れてるの?…要するに照れて逆の事言ってるだけじゃない。つまり、もーっとぎゅっとして欲しいのね!」

ですよねーっ!


「くっ!うわぁ…嬉し…くない。嬉しくなんかない!嬉しくなんかないぞ!こん畜生…」

そんな涎を垂らしそうな笑みにまみれながら言っても、説得力は皆無だ……


「うふふっ!大丈夫よ?私は知っているもの!」

だよねぇ…

そうじゃなきゃ、ここまでの結果になるわきゃないし!


「知っている?だとぉ?何を知ってるってんでぇ!」

……口だけは勇ましいけど…

えぇと。

僕も知ってる。


「ふふふっ、灰冠がとってもぶきっちょで、私に話す言葉が、裏返しなのは、ずっと前から知っていたことなのよ?」

まぁ、言葉以外のすべての行動が、愛してるって主張してるからね。

灰冠さんの言葉の内容を、その他全てが見事に裏切ってる。


「は?そんなこたねぇんだ!あるわけねぇ!だが……なんで今までそれを言わなかったんでい…」

それは言うまでもないと思うんだ。


「そりゃあ、灰冠にそんなこと言ったら、この国からあわてて逃げ出しちゃうって知ってるもの。私は灰冠に会えなくなるなんてお断りだわ!」

うん、予想通りっす!


「へっ!バカなことを…なら、今さらなんで?別に何かが変わったわけじゃねえだろ?」

きっと、主な要因は僕だよね……


「この瑞木ってお兄さんに、灰冠の捕獲をお願いできるでしょ?」

えっと…

出来ますけど、捕縛とかじゃないの?

なんで獣扱い?


「召喚して拘束ってことなら、報酬次第ですね」


「み、瑞木?」

そんな目で見られても…

この場合は、逃げる貴方が悪いでしょ?


「んふふっ、私もね。もう灰冠に触れて貰えないのは、限界なの!いつも一緒に居たいと思ってたのよ?もう絶対に逃がさないんだから!」

灰冠さんとは別のベクトルで、眠妃さんも色々溜め込んでたわけですね。

わかります。


「みっ!眠妃?年を考えろよ?」

またまたぁ。

嬉しそうにしか見えませんが?


「バカねぇ…結婚の早かった私たちは、まだまだ子供だって余裕で授かれるんですからね?今夜から、夜に眠れるなんて思ったらダメよ?」

昼に寝るんですね。

仕事に悪影響がでないと良いですね。


「待て!仕事に差し支える!」

流石は事業団長、即答でしたね。


「大丈夫よ。今までだって、事業団長の仕事なんて二時間もあれば終わってるじゃない!元々平均七時間かかってた業務を、無理なく短縮したって大臣が感心してたもの」

あれ?

確か、昼ごはんの時間も惜しんで仕事してるって、白雪さんが言ってなかったっけ?


「空いた時間は研究してるんだぞ!寝る時間がないって言ってんだ!」

あぁ…

研究の時間を作るために頑張ったってことね。


「その研究対象を私にしてくれれば、全て解決よね?夜はずっと私の研究なんだし?」

…確かに、研究のほとんどは眠妃さん絡みだったよね。

変わらないね。

でも……

眠妃さん、どれだけ研究されるつもりなんですか?


「う、う、うるせぇよ!バーカ!」

裏返しってことは…


「…あら、そういうこと。元々私の研究しか、してなかったのね。なら、万事解決じゃない」

眠妃さん、凄いっすね。

正直、僕はそろそろ面倒臭くなってきたっす!


「こら!研究には、多くの情報収集と高度な計算処理が必要なんだ!」

どれ位のものなのかなぁ…


「統計や標準偏差とかを使って、色々検討してるわよね?でも…それをわざわざしてる理由は、な・あ・に?」

……結構本格的だった。

かなり、マジな統計演算が必要なんだけど?

パソコンも無いのにやってんのか。

やり方さえ確立されてれば無理ではないかも…


「こっ…国民全体の意向調査の為だ!」

ホントは、眠妃さんの好みさえ把握出来れば満足なんだろうなぁ…


「ふむ、やっぱり私一人のために、あの膨大な調査をしてるわけ…なら、秘書官の行動も頷けるわね。まぁ各大臣達が、ほかの施策にも使ってるから良いんでしょうけど」

眠妃さんの政務状況の把握具合が、普通にヤバイ気がする。


「あの計算は俺がやんなきゃ、数値がでねぇんだよ!」

ん?

この部分は本気っぽいね。


「大丈夫よ!灰冠のブレーン達は優秀なんだから!灰冠に渡す生データを、結果が私好みになるように、毎回作り替えられる位ですもの」

は?


「は?今なんて?」

灰冠さんも、同じ見解らしい。

ある意味当たり前だ。


「灰冠が計算してた資料は、私の好みの通りになる様に作り変えられたものなの。だから、秘書官がそんな資料を作ってる手間を、ほかの仕事に差し向けられる分、能率アップすら見込まれるわね」

統計資料の超ピンポイントの改竄とか……

それも標準偏差を手計算で、目的の数値にするとか……

考えたくないなぁ。

超面倒臭い!


「くっ!俺は負けてねぇ!負けてなんかいないからな!」

灰冠さんも、めっちゃ愛されてんなぁ。

色んな人からさ。

普通は、統計データ改竄なんか、不可能なレベルだもの。

パソコンもないんだしね。


「完敗宣言ありがとう。言いたいことはわかるわよね?」

この人の愛は、ちょっと重すぎるかもしれないけどね。

まぁ、既に貴方の奥さんなんだから諦めてね。

僕もリーフの事は、ある意味その境地に至ってるもん!


「…俺に昼間は睡眠をとれってのか?」

夜は仲良く布団の中ですね。


「ええ!私の添い寝つきでは、ご不満かしら?もちろん、昼も夜もね!」

指導者の奥さんにしては、アグレッシブ過ぎると思ってるのは、僕だけかなぁ…


「ぐっ!」

灰冠さん…

完敗もとい、貴方のこれからのピンク色の生活に乾杯ですね。


瑞木美孝18才 Lv520(106)

体力値_132万(1320)=17億

魔力値_132万(1320)=17億

__力_132万(1320)=17億

_知力_132万(1320)=17億

俊敏さ_132万(1320)=17億

器用さ_132万(1320)=17億

幸運値_132万(1320)=17億

_魅力_1320万(1320)=175億

__風_11万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8600万

__土_10万(1320)=1億

__光_5万(1320)=6500万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続


蕩涎級_呪術、精霊魔法

心酔級_思考圧縮、範囲観測、交渉

信頼級_

_上級_召喚、回復、風魔法

_中級_解体、身体強化、錬成、催眠、転移、勇者魔法、殺気自在

_初級_火魔法、馬術

武装Lv_槍232、剣590、投擲506、打撃225、短剣738

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4478)さやか(22,2)恵美(23,7)武司(1283)玲子(841)朱音(24,1)

メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)

流々(3156)里乃(3375)リーフ(44,8)奈美枝(1045)御影(20,9)ユリア(3876)

枩李花(3352)霞(3261)ミサ(4719)岬(5168)潤(3358)雨音(3469)美嶺(16,6)

牛江(618)お熊(102)スラー(795)熊江(228)サリー(1510)レミ(450)

他42名(平均2581)

元奴隷12名(平均182)

ノルン達7名(平均93)

天河(3968)春臣(1575)君里(2300)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)

七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)

他23名平均(2064)

冒険者200名(平均88)

ハイエナ冒険者40名(平均7)

白雪(201)うさうさ(205)灰冠夫妻(341)

_精霊_風(32,9)水(39,5)火(25,2)土(44,2)光(17,7)闇(21,8)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

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