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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第8日目 ドワーフの国へ出かけよう
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458白雪さんとうさうささんの秘密

「白雪…珍しなぁ。前は良い男とみたら、片っ端から団長のとこに連れてっとったやないの。どういう風の吹き回しやの?」

ん?

それって理由が繋がった気がするな。


「くっ!姐さんがいるとこで、言ったのが失敗だったぜ!こんなに酷い辱しめをうけるなんてよぉ!ま、何にしても、じいちゃんには、私のつてじゃなく別の方法で調整して会ってくれよ」

顔を真っ赤にして、恥ずかしがりながら、再宣言された。

いつも、こんな感じなら、恋人も出来るんじゃないかなぁ…


「そうですか…お気遣い頂いたわけですね。ありがとうございます。では、お言葉に甘えておきましょう。銀子さん、団長への渡りをつけて貰えませんか?できれば直ぐにでも、この面子で。実は挨拶の他にも、緊急で重要な案件を、お伝えしなければいけないんですよ」


「そりゃ、渡りをつけるのは構へんけど…もちろん、その重要な話は、団長だけにしか、伝えられへんちゅう内容なんやろか?」

ギルドには直接関わってくるからなぁ…

ギルド長の銀子さんには、逆に伝えない理由がないんだよな。


「銀子さんと白雪さんさんと椿さんが、団長から口外の許可を得るまでは、口外しないと誓って貰えれば、お伝えするのは吝かじゃないですよ?特に白雪さん…」


「おっしゃ!ええで、ドンと来いや」

「私もいいぜ!情報屋の誇りにかけて誓うぜ!」

「守秘義務については理解してるつもりです。言いません!」

よし、これで契約を交わせたから、まぁ大丈夫だね。


「実はこの鱗にまつわる話を早急にしとくべきだと思っているんですよ」


 収納から一枚の鱗を出す。

 トンと床に先端を接地させた鱗は、室内の淡い明かりの中ですら、艶やかに虹色の光を散乱させる。

 一番小さい物を出したのだが、ちゃぶ台位の大きさがあり、折角のお茶を溢さないように、テーブルに置けないので、立てた状態で支えるために、席を立たなければならなかった。


「それって!主の鱗じゃねえか!」

「しかも、大きさも今までの中で最大やし、こんな虹色が鮮やかな状態の主の鱗なんて…見たことないで!?」

「これが、主の鱗…初めてみました!」

椿さん以外はご存じの様子だ。

まぁ、職務上ギルド長は知ってて当たり前だけどな。

持ち帰られたものを、オークションにかけるのは、冒険者ギルドだろうからね。


「この鱗の正体が、把握して頂けた様子なので、一旦仕舞って、座ってから話をさせて貰いますよ?」


「待った!」

「そうやね!待ったって。まず、良く見せてくれるか」

ダメだね。

話を聞いた後にして貰おう。

椿さん以外は興奮状態で目が怖い!


 一瞬で収納に入れ込んで、制止をかけておく。


「後で見る機会は、作りますから、今は僕の話を聞いてください」


「チェッ」

「いけずやな」

仕方ないね。

厳戒体制中なんですもの。


「今朝、レイルクラフト鉱山事業団は、厳戒体制になりましたよね?」


「おぅ!おかげで、ニコニコ案内所は、上へ下への大わらわになったんだからな!」

「ギルドでも、主さんの動向を把握するための、偵察依頼を信頼できる連中に、出したとこやで」

「それ以外にも関係各所への手配が済んでいます」

普通の対応だよね。

ある意味では、稼ぎ時って奴だ。


「実は、その厳戒体制は、もう必要ないという事をお伝えしたいんですよ」


「は?」

「こんなん手に入れたっちゅう事は、今朝、主さん怒らしたん、瑞木さんやろ?まさか…主さんを殺したんか?」

察してはくれたけど、別の方向で心配されてしまったか。


「まず、誤解を解きたいんですが、あのドラゴンは元気ですよ?ピンピンしてます。ただ、少なくとも現段階では襲って来ない様にしておいたから、厳戒体制を解除して貰いたいなと」


「……主さんから、無理矢理鱗を剥ぎ取ったっちゅうだけでも、史上初やのに、その口ぶりやと動けんようにしたったって感じやけど?どんな話なん?」

やっぱり、この世界の主とか言ってる奴は、喧嘩で負けたこと無かったっぽいね。


「いや、アイツ、泣きながら巣穴に逃げ帰ったので、とりあえず、しばらくは出てこないと思いますよ?ついでに、あの横暴な態度も、修正する約束もさせましたし」


「は?」

「なんて?」

「レイルクラフト鉱山奥地の主を?」

「このバカみたいに強そうな鱗のドラゴンを?」

ええ、まぁ。

白雪さん、銀子さん、リーフ、美嶺の順に、確認された。


「泣かせましたけど?証拠の涙でも見ます?凄い綺麗な瑠璃色ですよ?はい」


「うわ!初めて見た!…涙まで採取とか!?P級の冒険者に恥じない功績だなぁ!おい!」

苦笑いが、ひきつってますよ?

白雪さん。


「こんなん!世界中の誰にも出来んわ!どうせ、この鱗も一杯ある中の1枚なんやろ?」

牙とか爪とか角とかもありますよ。 

言わないけど。


「ご想像にお任せしますよ。ただ、お二人の感触として危機の終了を団長に信じて貰えそうに無いなら、鱗を見せるのも止めようと思いますけどね」


「ぇえ?ほんなら、オークションは?」

開催するわけないよね!


「下手にこんな鱗を出したら、怪しまれて、勘繰られて、疑われるのが落ちですよね?無理なら、端から挨拶だけにするべきかと…この国の経済活動は制限されますが、諦めて貰うしかないですね」


「うぅ…確かに最上の鱗とはいえ、主さんを泣かせたっちゅう話を、あのじい様に信じさせるのは至難の技やな。ただ、白雪に自分の男として紹介して、説得を頑張って貰うなら、話はちゃうかもしれん。どないや?白雪」

あっ!

それは、白雪さんの傷を抉る行為だと思うんだけど?


「はぁ…折角、瑞木さんが気を使ってくれたのに!…わかったよ!わかりましたよ!言うよ!言えば良いんだろ!男に逃げられ過ぎて、じいちゃんが今、絶賛疑心暗鬼中なんだよ!あたしが連れてったら、間違いなく風当たり強いんだよ!だから、姐さんに繋ぎも頼んだんだろ!」

予想通りか…

可哀想に…


「あら…そういうことなん?こら、悪いことしてもうたな。ごめん、白雪…もう言わへん…しかし別の手を考えなあかんか…証明になるもんは鱗しかないん?」

ありますけどね…

具体的に何ならいけそうなんだろうね?


「具体的に何なら納得しそうなんですか?これって物を言ってくださいよ。採ってきますから」


「美孝さん!待ってください!」

ちょっと?

リーフ?

なんでいきなり抱き付いてくるのさ?


「リーフ、人前で何を始めるのかな?そんなとこに座って頭かかえると、また涎の池が僕の頭に出来そうだから、止めて欲しいんだけどな?人前では!」


「うっ!我慢します。涎は落としません!」

じゅるりと音をさせながら、言われても説得力が無いね。

僕の頭が三分の二位胸の中に包み込まれてるし。

でもまあ、とりあえず話を聞こうか?


「うん、頑張ろうね。それで、僕は何を待てば良いのかな?」


「はい…ぁぁ幸せです。はっ!いけないっ!結論をここで出すのを待ってください。つまり、団長さんと話してみて、それから何を見せるか決めても、遅くないと思うのです!美孝さんなら大丈夫です!!」

ふむ。

そうだね。

自己の奴隷化で、正常な判断が出来ないかもしれないし。

性格的に、交渉不可能な可能性もあるもんな…

僕への信頼が少し重すぎるけどね。


「そうだね。まぁ、切れる手札でなんとかなるかは別にして、とりあえず挨拶だけして考える方が良さそうだね。銀子さん、そういう方向で調整頂けますか?」


「ふぅ…ええけどな。一国の代表に会うっちゅうのに、ほんまに気楽な感じやな。今でも凄い緊張する自分と比べると、なんや笑えてくるわ」

それにしては、白雪さんへの対応が、フランクすぎませんか?

団長の孫娘相手にしては、ツッコミがアグレッシブ過ぎる気はしますよね。


「まぁ、ラード国王様とも仲良くして頂いてますので、その辺の緊張感が無いかもしれませんね」


「いいえ!美孝さんは、そこらの国の代表よりも、比べ物にならないほど素晴らしい人です!ラード国王様はさすがに別格ですが…」

リーフ…

その根拠はどこから来たんだろうなぁ…


「そういう発言は、不敬罪に当たりかねないから、止めようよ。リーフ」


「そうやね。この国は、結構緩い方やけど、流石に公的な場所では、捕まるかもしれんな。まぁ、ある意味仕方ないけどな」

危ないなぁ。

そして、どの意味で仕方ないんっすか?


「まぁ、うちのじいちゃんは、尊敬できるし!瑞木さんと対等に話せるレベルだぜ!」

いや、一国の王を捕まえて、僕と対等とか。

王様の評価低くない?


「僕の方が普通に下だと思ってるんですけど?なんで、そんな表現なんです?白雪さん」


「は?気づいてねえの?瑞木さん、その鎧に全く負けてない神々しさが全身から滲み出てるぜ?だから、あたしは全てに優先してくっついてきたんだからな!」

は?


「商会でドワーフの護衛に殴りかかられましたけど?」


「アイツらは鈍感だからな!うさうさは、あの時内心でビビりまくってたはずだぜ?多分ちびってた。万一に備えてあるから準備万端で、あたし以外は気付けなかっただろうけどな!」

ちょっ!!

人の秘密を勝手に話しちゃダメでしょ?

情報屋さん!


瑞木美孝18才 Lv520(106)

体力値_132万(1320)=17億

魔力値_132万(1320)=17億

__力_132万(1320)=17億

_知力_132万(1320)=17億

俊敏さ_132万(1320)=17億

器用さ_132万(1320)=17億

幸運値_132万(1320)=17億

_魅力_1320万(1320)=175億

__風_11万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8600万

__土_10万(1320)=1億

__光_5万(1320)=6500万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続


蕩涎級_呪術、精霊魔法

心酔級_思考圧縮、範囲観測

信頼級_交渉

_上級_召喚、回復、風魔法

_中級_解体、身体強化、錬成、催眠、転移、勇者魔法、殺気自在

_初級_火魔法、馬術

武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4478)さやか(22,2)恵美(23,7)武司(1283)玲子(841)朱音(24,1)

メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)

流々(3156)里乃(3375)リーフ(43,5)奈美枝(1045)御影(20,9)ユリア(3876)

枩李花(3352)霞(3261)ミサ(4719)岬(5168)潤(3358)雨音(3469)美嶺(15,4)

牛江(618)お熊(102)スラー(795)熊江(228)サリー(1510)レミ(450)

他42名(平均2581)

元奴隷12名(平均182)

ノルン達7名(平均93)

天河(3968)春臣(1575)君里(2300)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)

七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)

他23名平均(2064)

冒険者200名(平均88)

ハイエナ冒険者40名(平均7)

白雪(46)うさうさ(205)

_精霊_風(32,8)水(38,7)火(25,2)土(44,2)光(17,7)闇(21,8)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ、幸いです。

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