表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第8日目 ドワーフの国へ出かけよう
474/503

453二千トンで12億ラード

「しかし、瑞木さんよぉ、タイムズサークルのレイルクラフト支店に何の用事なんだ?あそこは紙しか無いし、小売りなんかやってないぞ?」

紙の卸売りで拡大してきた店だからね。


「ん?あぁ、買い物じゃないんです。品物の納品がありましてね。あと何分位で着きますか?」


「ん?5分だね。しかし…瑞木さんはほぼ手ぶらだけど。何を納品する予定なんだ?」

タイムズサークルで扱う商品は1つですよね。


「それは見てのお楽しみですよ!手品をご覧に入れますから…納品にもお付き合いされますよね?」


「そりゃあ、手持ちぶさたで、ボーッとしてても仕方ないから、同行させて貰うけど…」

リーフに連絡は済んでるから、後は収納ポケットから、二千トンの紙を吐き出して納品する予定だ。


「実は納品に関して、変な噂が流れるよりも、情報屋である白雪さんにキチンと見てもらって、まともな情報として、流通して貰った方が混乱の予防になりますからね」


「ん?へぇ……そっち方向の話なのかよ!へへっ、何を見せてくれるんだろうな…」

まぁ、そこまで期待されても、肩透かしになるかもしれませんがね。



「ふむ、ここですか?本社と同様に、ばかでかい倉庫がほとんどですね。流石に倉庫の規模は小さいですけど」


「おう、ここだよ。あそこに見える事務所に受付があるから、行こうぜ」

白雪さんが、先に立ってタイムズサークルの事務所に入っていく。

物怖じしない人だなぁ。


「おはようございます。ごめんくださーい。時任丸子さんの依頼で紙の納品に来ました。運搬証書の確認をお願いします」


「はーい!やっと来たのね!もう在庫が心許なくて、心配していたところよ!あら、アナタ新人ね。荷物はどこかしら?あぁ、白雪さんも久し振り!」

年の頃30位のウサミミ女性が、事務所のデスクから、受付に歩いてきた。

社員と言うより、時任さんの息子の奥さんなのかな…


「初めまして、僕は瑞木美孝と申します。ラードで冒険者を営んでおりますので、タイムズサークルの新人ではありません。運搬の依頼を丸子さんから受けて、紙を運んできたんですよ」「副店長、おはよ!」


「あら?そうなの。これは失礼したわ!大事な商品運搬を、丸子代表が冒険者の方に依頼するなんて初めてでしたので…私はこの支店の副店長を務める、時任うさうさと申します」

えっ?

うさうさって?

うさうさって言ったよね?

鑑定でも本名みたいだし!

ちょっと可哀想だな…

でも、極力顔に出さずに確認へ移ろうか。


「いえ、気にしていませんよ。えっと…うさうささん。証書の確認後に納品に移りたいんですが?よろしいですか?」


「はいっ!嬉しいわ!うさうさって呼んでくれるのは、旦那くらいなのよ!私はこのうさうさって名前が気に入ってるのに、なーんか気をつかわれて、時任副店長とか呼ばれるのよ?折角可愛い名前なのに、誰も呼ばないとか失礼しちゃうわ!」

うさうささん…

わかりましたから、お仕事も進めましょうよ!


「うさうささん?」


 名前を呼び、運搬証書を持ち上げて差し出すと、うさうささんの目が羞恥の色を帯びた。


「あっ!私、初対面の人に何言ってるのかしら!ごめんなさい!」

年上女性の恥じらいは、それだけで、魅力的だね。


「いいえ、うさうささんは、名前だけでなく、全てが非常に可愛らしくて、じっくり見詰めたくなってしまいますね。でも、仕事に支障をきたしてしまってはいけません。まずは確認をして頂けますか?」


「えっ?はうっ!な、何を?えっと…うっ、運搬…そうよ!運搬証書を確認しなきゃいけないんだったわね!はい、確認のために預かるわね!」

顔を赤く染めて、可愛らしくしどろもどろする様が愛らしい。

ウサミミも忙しなく動いて、辺りの音をしきりに聞き取っている。


「はい。通常の50倍の量ですが、キチンと時任丸子さんからのサインも、もらってますので…不備は無いですよね?」


「ん?そうね!確かに丸子代表のサインも入っているわ。ただ…運び入れる紙はどこかしら?通常は週に1度か2度運び入れる量の50倍よ?荷馬車の姿が見えないのは何故?証書だけ運んで貰っても意味がないのだけど!?ボーノ、ブルーノちょっと来て!」

当然の帰結だね!

男衆を呼ぶのも、全くもって正しい。


「副店長?」「どうしやした?」

事務所の奥から、筋骨隆々のドワーフ二人が、斧を担いで現れる。

レベルは高くないが、鍛えてはいるみたいだね!

もろ、ドワーフの戦士って感じだ!


「まずは証書の確認が必須だと思いましたのでね!品物の確認は倉庫でしてもらえませんか?ここに二千トンは置けないんです!」


「あらあら?何を言っているのかしら?アナタ、二千トンの嵩を知ってるの?そろそろ詐偽として捕まえたいところね」

完全に疑われたか…

ちょっと品物が汚れかねないから、遠慮したんだけど。


「わかりました。ここにまずは1トン出しますので、見ててください!」


「はぁ?」「兄ちゃん…」「おいおい?」

タイムズサークルの面子の顔が呆れ顔になった。

何て言っても、僕が、いきなり事務所の外に毛布を敷き出したからね。


「待ちなよ、瑞木さん!副店長もあたしの話を聞きな!」

白雪さん、見せた方が早そうなんだけど?

でも、ドワーフ二人は、既に斧を振り上げて制圧に移ろうとしてるから、一般的には絶体絶命か…


「白雪さん、茶番に付き合えって話?仕方ないわね!アナタの顔を立ててあげるわ!」

不機嫌なうさうさ副店長を、ブルーノとボーノが振り返る。

視線で、二人を制したうさうさ副店長に、今度は僕がさっさとしなさいと促された。

流石、副店長さんですね。

貫禄を感じる姿だ。

さっきまでの乙女な反応とはひと味違う!


「ほぉら、瑞木さん。あたしに手品を見せてくれるんだろ?」

ウインクしながら、白雪さんも促してくる。

この人に着いてきて貰って良かった。

穏便に済むことは、是非とも穏便に済ませたいもんなぁ…

例えドワーフ二人の鎮圧が楽勝だったとしてもね。


「とりあえず準備が整ったので、ここに1トンの紙を出しますね。はい」


「おぉ!」

「わぁ!」

「へぇ!あら、ごめんなさいね、失礼な物言いをしました」

「大したもんだね!瑞木さん」

一様に驚いて頂けたようで光栄です。


「こんな感じで二千トンを倉庫に納品したいので、お付き合い頂けますか?置く位置と積み上げて良い高さを把握したいんで、現地での指示を貰いたいんです!それが頂ければ、納品自体は3分もあれば終わりますよ?」


「あと二千トンも、同じように出して、置けるんですね!素晴らしい!!わかりました!こちらです!」

うさうささんが、興奮して倉庫に案内を始めた。

ほっ…

なんとか信じて貰えたみたいだ!


「あっしらも行きますぜ」「おうよ!こいつの力はともかく、副店長1人じゃアブねぇ」

ふむ、当然だね。


 出した1トンと毛布を収納している間に、二人が僕とうさうささんとの間に壁を作る。

 そして、うさうささんの案内で、白雪さんとセーフを含む6人が、すぐに隣の倉庫に辿り着いた。


「普通に紳士な受け答えだったんだから、そんなに心配しなくても良いと思うけど…」

そう言ううさうささんの顔が、少しだけ上気している。


「職務に忠実な素晴らしい職員さんじゃないですか!慕われてるんですね」


「えぇ!自慢の職員よ!信頼してるわ!」

ですよね。

二人とも自己の奴隷化もしてないし!

良い人材を抱えておいでだ。


「では、ここから向こうに向かって置いていきますが良いですか?」


「ええ、それで構わないわ!高さは、さっきの1トンの倍の高さまでで納めて欲しいのだけど。良いかしら?」

お安いご用ですね。


「はい、いきますよ!」


 ついさっき、本店でリーフが収納ポケットに入れ込んだ二千トンの紙は、倉庫の中でとても静かに綺麗に整列した。


「リーフありがとう。納品までは終わったよ」

念話で、リーフに向かって伝えておく。


「凄いわね!」

「すげえな!」

うさうささんと白雪さんが、積み上がった紙を見上げている。


「さて、納品も済みましたので、代金を頂戴しますね。二千トンを1トン当たり60万ラードで買い上げて頂くので、12億ラードとなりますが、問題ありませんよね?」


「ボーノ、ブルーノ!全品物の確認だけお願い!終わったら私に報告して頂戴!!瑞木さん、信用しないわけではないけど、商品確認が済むまでは全額の支払いは出来ないわ!半額の6億ラードをまず払います。確認後に残りを渡すという形ね!」

しっかりした管理体制だね!

中抜きとかされてたら、大事になるもんなぁ。


「結構ですよ!では、まず6億ラードを頂きます。残りの支払いが出来るまでの見通しは、どれくらいですか?」


「概ね1時間です!よろしければ、事務所でお茶を飲みながらお待ち頂けますわ!」

うぅ!

心ひかれるなぁ…

ノンビリお茶を頂くのは、至福だけど。

白雪さんのことも拘束してるんだよなぁ。


「スミマセンね。では、その時間を使って、ギルドに顔を出したいので、その後にまた来ますね」


「「えぇーっ!一緒にお茶したかったのになあ!」」

うさうささんと白雪さんが同時に声をあげた!

いや、貴女方忙しいんじゃないんかい!


瑞木美孝18才 Lv520(106)

体力値_132万(1320)=17億

魔力値_132万(1320)=17億

__力_132万(1320)=17億

_知力_132万(1320)=17億

俊敏さ_132万(1320)=17億

器用さ_132万(1320)=17億

幸運値_132万(1320)=17億

_魅力_1320万(1320)=175億

__風_11万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8600万

__土_10万(1320)=1億

__光_5万(1320)=6500万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続


蕩涎級_呪術、精霊魔法

心酔級_思考圧縮、範囲観測

信頼級_交渉

_上級_召喚、回復、風魔法

_中級_解体、身体強化、錬成、催眠、転移、勇者魔法、殺気自在

_初級_火魔法、馬術

武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4478)さやか(22,2)恵美(23,7)武司(1283)玲子(841)朱音(24,1)

メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)

流々(3156)里乃(3375)リーフ(43,1)奈美枝(1045)御影(20,9)ユリア(3876)

枩李花(3352)霞(3261)ミサ(4719)岬(5168)潤(3358)雨音(3469)美嶺(14,9)

牛江(618)お熊(102)スラー(795)熊江(228)サリー(1510)レミ(450)

他42名(平均2581)

元奴隷12名(平均182)

ノルン達7名(平均93)

天河(3968)春臣(1575)君里(2300)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)

七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)

他23名平均(2064)

冒険者200名(平均88)

ハイエナ冒険者40名(平均7)

白雪(67)うさうさ(141)

_精霊_風(32,8)水(38,7)火(25,2)土(44,2)光(17,7)闇(21,8)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ