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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第8日目 ドワーフの国へ出かけよう
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451レイルクラフト鉱山事業団の奥地とたくさんの素材

「予想通りと言うか、精霊魔法の使い勝手の良さは、異常なレベルだな…」


「まぁ、精霊がサポートに回って、魔法の制御の補助をするってんだから、使いやすくならないわけないねぇ」

そうだよね。

他の魔法も試してみたら、一長一短があって、精霊魔法を使わないほどの理由がない。


「勇者魔法のフライは、風避けのガードが自動展開されない鬼仕様だったからね。使う魔力値が少なくても、使いにくいよね!」


「あぁ。使うなら、別に障壁を展開させなきゃいけないし、移動速度にあわせて障壁そのものを移動させなきゃならない。使う魔力値は障壁の方も少ないけど、タスクを1つ増やす事になるから、あまりやりたかないねぇ」

前にラードに飛んで帰って来た奈美枝さんを迎えた時も、障壁は展開していなかった気がするね。


「多分、誰かを運ぶ時以外は、膨大な防御力や体力値にものを言わせて、力業で乗りきるのが、勇者魔法のスタンダードな使い方なんじゃないかな?」


「そうだねぇ…あまり速度をあげると、風が痛そうだから、わたしゃ嫌だね。まぁ、元々勇者魔法は使えやしないけどさ。あと、風魔法のフライの方も、精霊魔法に比べりゃ、使いにくい仕様だねぇ」

僕以外が使うと想定した場合でも、勇者魔法に比べても、辛い仕様になってるからね。


「使用開始時に方向が決まって、速度も初速か固定で決まってる。更に何かを変更しようとすると、魔力をその都度、常時追加しなきゃいけないとか…もうアホかと言いたいよ」


「そうだねぇ…まぁ、私の場合は重量が無いことになってるからだろうね。風魔法のフライでも魔力の消費量がほとんどなかったし、実感は出来ないんだけど」

常時飛んでても、全く苦にならないとか凄いよね…

僕も、膨大な魔力値を背景にすれば、苦にはならないけど、意味が全く違うからさ…

神の御祓って凄いなぁ…


「それはそれとして。要するに加速も方向転換も着陸ですら魔力値を消費するから、魔力切れで事故が多発するに決まってるよね。バカらしい…」


「全くだよ!まぁ、初速が大体時速45キロ程度だから、普通の奴が巧く使えば高速移動を実現できるんだけどね」

そうだね。

魔力値が膨大な僕らにはあまり関係ないけどね。


「都市間とかの郵便の定期便の運用位なら、使えそうかなぁ…」


「でも、その為に風魔法の達人を雇うためのコストとか…馬鹿にならない金額だからねぇ」

しかも、野外には魔物も居るしね。


「輸送途中に、盗賊や魔物に襲われる可能性を考えると…使い処が難しすぎるね」

現在の普通の人の魔力値の数値を考えるとね。


「よっぽどフライを使うより、走って移動したり荷馬車を使った方が、便利って結論だよね」


「そうだね。だからこそ、ほとんど使ってる奴がいないんだよ。ほとんどネタ魔法に近いね。ねぇ、話は変わるけど、瑞木の場合は走るよりも、飛んだ方が速いって結論で良いんだろ?」

まぁ…

それで良いっすよ。


「ちょっと残念ではあるんだけどね…そうだよ。何せ走る方は、いくら足元に発射台を作っても、その発射台ごと踏み砕いて遥か彼方にぶっ飛ばしちゃうからね!全力を出せない事がほぼ確定したし…飛んだ方が間違いなく速いよ」


「まぁ、前の世界のアスファルト舗装をしたとしても結果は変わらないんだから、走って全力を出すのは諦めた方が良いね」

その発想でいくなら、1つ試す価値のある方法は思いつくよね。


「オリハルコン舗装とか考えてみる?」


「バカだねぇ!真実永遠に残る道を作るつもりかい?人類が滅びた後も残る瑞木の足跡だよ?絶対瑞木ロードとか呼ばれるけど、本当にそれでいいってのかい?」

うっ…

確かにそうなる…

しかも、伝説の金属を簡単に打ち壊せる方法は無いはずだから、邪魔になったときには目もあてられない。


「しなくて良いです。そんなに自己顕示欲は強くないです」


「まぁ、硬く固めて自壊機能を持たせた発射台を飛行魔法の初速を稼ぐために使う位なら良いんじゃないかい?」

むぅ!

心ひかれるけど、そこまでする必要性もあんまり無いんだよね。

そこで発射台を使う手間の分を、魔力値を使って飛行魔法で加速しても、移動時間がほぼ変わらなかったし。


「こうやって、移動に使う手法を変えることを嫌がってたら、春ちゃんに笑われちゃうなぁ…」


「まぁ、技術革新ってのは、そういうもんさ。高効率の方法でも、愛着って奴を無視するのは、無理だからね」

そうだね。

飛ばずに走ってきた僕としては、切り替える事を躊躇しちゃうな…


「まぁ、僕の有り余る能力を余すところなく速度に変換するって意味では、間違いなく飛行魔法を使うべきだよね」


「あぁ、何せ加速さえスムーズに済めば転移魔法による有視界範囲での小刻みな移動すら、簡単に凌駕したからね」

某超能力を凌駕する程の移動能力なんだよね…


「そうだね。調子にのって、色々な種類の移動魔法の特徴について実験してたら、恵美への百キロごとの連絡をすっかり忘れて、慌ててラードの方向に戻ったりしたからね」


「あの時は、目的地のレイルクラフト鉱山事業団すら完全にぶっちぎってたねぇ」

そりゃ、完全に軽く音速を超えてたんだから、仕方ないじゃない。

完全に自分の能力の試し打ちに夢中になってました。

ごめんなさい。


「でもこれで、アールの誓いの中で、一番遠いレイルクラフト鉱山事業団も、念話の通話範囲に含まれる事が判明したね」


「いや、違うだろ?さらに実験を重ねてたどり着いたここは、既にレイルクラフト鉱山事業団の誇る険しい鉱山地帯の、更に奥の奥じゃないか!」

え?

まぁ、ねぇ。


「だって…この辺すっごい山奥だからさ。音速を超えるときの爆音とか、地面ギリギリを飛んだせいで起きた衝撃波が地面をボロボロにしたり、自生してる凶悪な魔物相手に、飛行魔法で体当たりを食らわしたら、どうなるかの検証をしてみたくなるのは、必然だと思うんだ!」


「バカだねえ…必然は言い過ぎだよ!まぁ、気持ちはわからなくはないけどね。この辺りは、秘境とすら言われない場所だから、少し位はハメを外しても良いけど、ほどほどにね」

もちろんだよ?


「見てたんだからわかってるくせに!倒した魔物も、いきなり襲ってきたアイツを懲らしめてお帰り頂いただけだし、地面を抉ったのも、1ヶ所だけだよね?」


「…確かにそれは間違いないけど。調子にのって、急加速や転回、減速と方向転換を超音速でやってたから、音に敏感なアイツが来たんじゃないか!」

うっ!


「確かに、怒り狂ってたのは、僕のせいな気はするけど…」


「気がするどころの話じゃないだろ?完全に安眠を妨げられた寝不足の会社員みたいなテンションで襲ってきてたよ?」

確かに可哀想な事をしたとは思ってるけどさ…


「流石に魔法の試し撃ちをしている場所が、ドラゴンの休眠してるところに近いかなんて、わかるわけないでしょ?」


「まぁ、アイツはドラゴンの中でも音や振動に敏感な奴だからね。ある意味では仕方ないしね。だから言ってるだろ?ほどほどにねって、これ以上すんなって話だよ」

しないよ。


「もう検証も終わったんだから当たり前だろ?」


「どうだか!ついさっきまで、ドラゴンの心が折れるまでフライの障壁でどつき回してただろ?」

それは、必要なことだよ?


「いやいや?急に襲ってきたのはアイツだよ?僕は被害者だよ!ちゃんと心を折っとかないと、暴れたり、復讐を考えたりするじゃない?」


「ほほぅ…その割には牙に角、鱗に爪を随分と剥ぎ取ったもんだねえ!」

素材は無駄にしてはいけないと思います。


「ちゃんと回復しておいたから、牙も角すらも治ったじゃない」


「確かにドラゴンの超回復力の賜物だろうね。鱗や爪以外も、生えてきたからね」

そうだね。

さすがに牙と角はやり過ぎたなと思いました。


「泣きながら巣穴に戻っていったからね!一応溢れ落ちた涙も採取しておいたけど」


「はぁ…ドワーフ達が、大喧嘩してでも買う権利を奪い合うというドラゴンの鱗が素材としてあるんだけどね…」

何々?

ドラゴンそのものは、自生してるんだから、ここの他にもいるよね?

絶対数は少なそうだけど…


「……まさか…この大量に剥ぎ取ったコレ…なんて言わないよね?」


「レイルクラフト鉱山奥地の主の鱗のことだよ。言うまでもなく、今日会ったあのドラゴンの事さ」

ふへ?


「生え代わりの時期の熟成された鱗が珍重されるとか?」


「生え代わりの、魔力が随分と抜けちまった鱗を、命がけで巣穴から数枚持ち帰った奴が売りに出した時の話だね」

つまり、出涸らし状態の鱗を殴り合って奪い合ってるのか!


「この勢い良く剥ぎ取った鱗は?」


「そんな生気に満ちた鱗は、いくらになるかも検討がつかないよ。紙を売ったら、さっさと事業団長に挨拶して、手土産に1枚渡しときゃ良いんじゃないかい?」


「あぁ…僕はここでも悪目立ちするのかな!」


「嫌なら、死蔵しといても良いけど、バレたらドワーフ達には間違いなく恨まれるね」

最高の素材を勿体無く死蔵するなんて怒られるよね。


「わかった!ちゃんと挨拶に行こう。話の通じる人だと良いなぁ」


 そんな言葉をセーフと交わしながら、レイルクラフト鉱山事業団の街の入口に、予定より随分早く着いたのだった。


瑞木美孝18才 Lv520(106)

体力値_132万(1320)=17億

魔力値_132万(1320)=17億

__力_132万(1320)=17億

_知力_132万(1320)=17億

俊敏さ_132万(1320)=17億

器用さ_132万(1320)=17億

幸運値_132万(1320)=17億

_魅力_1320万(1320)=175億

__風_11万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8600万

__土_10万(1320)=1億

__光_5万(1320)=6500万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続


蕩涎級_呪術、精霊魔法

心酔級_思考圧縮、範囲観測

信頼級_交渉

_上級_召喚、回復、風魔法

_中級_解体、身体強化、錬成、催眠、転移、勇者魔法、殺気自在

_初級_火魔法、馬術

武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4478)さやか(22,2)恵美(23,7)武司(1283)玲子(841)朱音(24,1)

メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)

流々(3156)里乃(3375)リーフ(43,1)奈美枝(1045)御影(20,9)ユリア(3876)

枩李花(3352)霞(3261)ミサ(4719)岬(5168)潤(3358)雨音(3469)美嶺(14,9)

牛江(618)お熊(102)スラー(795)熊江(228)サリー(1510)レミ(450)

他42名(平均2581)

元奴隷12名(平均182)

ノルン達7名(平均93)

天河(3968)春臣(1575)君里(2300)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)

七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)

他23名平均(2064)

冒険者200名(平均88)

ハイエナ冒険者40名(平均7)

_精霊_風(32,5)水(38,7)火(25,2)土(44,2)光(17,7)闇(21,8)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

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