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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第7日目 新ギルド完成!!さぁ、旧ギルドはどう対応して来るかな?
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448二人旅と召喚魔法

「理由を言うよ?」


「是非とも!」

そう言って御影が目を輝かせると、みんなが頷いた。


「うん、恵美はお店の営業があるよね?さやかには冒険者ギルドの受付を指導して貰いたいし、朱音さんは狩りの指揮、リーフには学校の講師、御影は講師兼でラードを救う会の受付役、美嶺は一般常識の勉強。みんなやって貰いたいことが山積みなんだよ。だから、各国への移動は僕とセーフに任せておいて欲しいんだ」


「私にゃ、そういったもんはないしね。本業のナビゲーション妖精に精を出すわけだね」

いやいや、セーフ。

君にもホントはあるんだよ?

落ち込む皆を前に、胸を張ってちゃ駄目だよ。


「セーフ?副ギルド長の役職を忘れてもらっちゃあ困るわよ?本来なら勝手に飛び回ってギルドを長期間空けるなんて非常識だってわかるわよね?まぁ…これ以上は野暮なことは言わないけどね美孝君に何か考えがあるんでしょ?」

ほら、さやかからの突っ込みが入ったじゃない。

とりあえず、冒険者がまともに育つまでは、開店休業状態だからそこまで必要でもないけどね。


「あっ!」

あっじゃねぇよ、セーフ。

素で忘れてたね。


「えぇ、仕方ありませんね。我慢します。でも、移動は、と言われましたよね?美孝さん。詳しく説明して貰えますよね?」

リーフも気づいてくれたみたいだね。


「そうだよ。あえて移動は、と明言した理由を伝えるね」 


「はい、はーい!御影ちゃん、思い付きました!召喚魔法ですよね!?現地から召喚魔法で私たちを喚んでくれるんですよね!」

元気が良いな。

まぁ、その通りなんだが…


「まぁね。正解だ!従って、その4日間は御影とは、ほとんど会わない形になるんだけどな」


「え?御影ちゃんも喚んでくれるんじゃないんですか?」

そんな泣きそうな顔で呆けられても…

崩れ落ちるほどのショックを受けないでほしい。


「プランはこうだよ。朝イチで各都市に出発。現地で、収納ポケットから紙を売り払って、リーフか、さやか又は美嶺を召喚。町を散策して、夕方に帰還ってのが、1日のタイムスケジュールになるんだよ。恵美と朱音さん、御影とは一緒に行ける余地がないからね。会えるのは、朝御飯と晩御飯の時だけかな」


「まぁ。そうだねダーリン」

「私も店がありますから仕方ないですね。あなた」

「……受付を、私は受付を、しなければならないと言うのですか?」

恵美と朱音さんは納得してくれたけど、御影は納得出来ない様子で、涙を浮かべ始めた。


「そういうことだね。講師やギルドの受付なら代替え要員がすでにいるけど、朱音さんや御影は、代わりを務められる人はいないでしょう?料理人の恵美については言わずもがなだしね」


「あっ!メルーがいる!彼女なら大丈夫ですよ!?ごろつきへの対応は完璧です」

却下だよ。


「御影…ダメだってわかっててそんなこと言って。綱芳さんと酒場を切り盛りしつつ、風呂屋の立ち上げを企画してるメルーさんに、そんな余裕が無いの知ってるよな?」


「うっ…そ…そう、ですね。確かに無理です。…私しか居ませんね。わかりました。後任を育てます。早急に!」

まぁ、今回の話には間に合わないと思うけど。


「そうだな。それぞれの分野で、互換出来るように人材の育成も考えてくれると嬉しいな」


「あら?それはどうしてかしら?」

さやかはその恩恵を受けてるじゃないか。


「勿論、交代で休むためだよ!皆みたいな特別な人材って確かに凄いんだけど、いつまでも無休で続くもんじゃないから…交代で休めるようにしておくことは、大事だよね?ギルドでも同じでしょ?」


「そうね。そのお陰で私とリーフと美嶺が美孝君と一緒に行動できるものね!」

ん?

これは、さやかは別のアプローチも考えてたかな。


「大丈夫だよ。もし、他にエキスパートが育って、例え、さやかに得意なものが無くなったとしても、僕の気持ちに変わりなんてないから。安心してくれて大丈夫!!」


「…あら、そこまで見抜かれちゃうと恥ずかしいわね。でも、一瞬だけよ?そう思ったのは!」

仕方ないさ。

僕もそういう面で自信が無い奴なんだから。

気持ちはわかる。


「そういう思考は、僕も自然と抱いちゃうんで気にしなくていいよ」


「ふむ、だから、わかってもらえるっていう面もあるのかしらね」

多分ね。


「多種多様な考えがあると思ってるから、他にも想定はしてるけど。まぁ、僕が小心者って事に間違いないさ」


「ふふっ!やっぱり美孝君の隣は心地良いわね。好きよ」

ぬぅ!

素晴らしい笑顔だ!


「僕もだよ。可愛い僕のさやか。さて、大枠では行動を決めたからね。明日はまず、北東のドワーフが多く住むレイルクラフト鉱山事業団に行ってみて、次に西の工業国ラインクラフト共和国、北のリュウクラフト王国、南のルーズクラフト公国の順に1日ずつ回っていこうと思いますが、何か意見はありますか?」


「ああ、またあらたまって、固い話だね。ダーリン、一応、1日1つの国をまわるって事だから、私との結婚はリュウクラフト王国でするってことで良いのかな?」

朱音さん…

約束の7日間が、その中で経過するもんね。


「そうですね~。確かに時間の経過からすると、その辺りが対象になりますね」


「その辺りって?」

朝っぱらから結婚式して、お出かけはちょっと遠慮したい。

みんながお祝いに参加できるようにもしたいしね。


「一応、毎日時間に余裕がある状態で戻って来て、睡眠は自宅でとるつもりなので、夕方にお祝いも含めて、結婚という段取りでどうですか?」


「そっか。そういうことなら、無理矢理着いて行かなくて済むからな。良かった。それでいいよ」

…それって、着いてくる気満々だったって事だね。

少なくともリュウクラフト王国には。


「まぁ、納得出来たなら良いですね。でも、そういう無茶は、する前に相談して下さいよ?」


「勿論。っていうか、結婚をどうするかって今からダーリンに相談するところだったんだよ。まぁ、3日後ならそれほど無茶だとは思わないけどさ」

真面目な朱音さんなら、大丈夫か。

でも焦った。

身体能力だけで見たらついてくるのは大丈夫かもしれないけけど、指揮をなげうって、勝手についてこられたら悲しくなる!


「そんな顔しなくても、その日までに代役を鍛え上げるだけだから心配すんなよ!」

そっちか!


「朱音さんとはいえ、そんなに早く仕込めるもんなの?」


「うちの子達は優秀だからね。形位にはすぐなるはずさ!既に騎士団の頃の私以上の指揮力は全員持ってるからね!あぁ、天河以外はだけど」

ほぇえ。


「もう下地はあるわけですね。素晴らしい!」


「ところで美孝さん?訪問先が1日1か国だけなのは何故ですか。美孝さんなら、1日の内に全ての国を駆け抜けることも余裕で可能ですよね?」

リーフが、当然の疑問を投げ掛けてきた。


「ふむ、理由は簡単だよ。各々の国の状態を探る時間を加味してるからだね」


「リーフ、つまり、自己の奴隷化と戦うための下準備をしてくるってことさ。そこでの手抜きは出来ないからね」

セーフの補足説明には実感がこもるなぁ。


「さっきの話を聞く前なら、そうやって、調べるのは後回しでも良いと思ってしまったでしょうね。でも、いまなら、その意義も理解できます。わかりました」

正確に意図を汲んでくれたね。


「なお、各国では紙を売り払った後は、買い物をしたりして、遊んできます!」


「ちょっ!」

「まっ!」

「何それ!」

行けない3人が声をあげて、行ける3人も困惑の色を瞳に浮かべている。


「情報収集は、いろんな人から話を聞くことが必要だからね。特にセーフがいれば、データ的な収集が即行で終了することを考えると、そこに頼らない方法になる。必然的に買い物や散策に落ち着くんだけど?後は冒険者ギルド辺りを見てくるくらいかな?」


「まぁ…確かにその通りだけど!言い方が、適当すぎじゃないかい!言葉を選びなよ」

セーフが、青筋をたてて凄んでくる。


「だって、久し振りに、セーフの怒った顔や、みんなの困惑した顔が見たかったんだよ」


「瑞木、俺には理由がある他にもあるように聞こえたけど、気のせいか?」

うっ!

美嶺に鋭く突っ込まれた。


「バレたか。……理由はね。はっきり言って僕らは働きすぎだからだよ。ここらで少しだけ、忙しない活動を減速しないと僕を含めて皆がぶっ壊れちゃいそうだからね」


「……わかるけどさ。誰よりも、忙しく、ぶっ続けで動き回ってるダーリンに、それを言われるのは、なんか違う気がするね!」

確かにその通りだけどさ!


「朱音さんの言う通りだよ。でも、忙しさの原因である僕が、セーフと二人だけで行動してれば、厄介事が少なくなる気がしない?」


「無理ですね」

「無理よ」

「無理だな」

リーフ以外の全員に、全否定されたので、リーフに視線を送ってみよう。


「あの……前提がおかしいですよ?美孝さんは自分ですすんで厄介事を解決なさろうとしますよね。そして、それはそのまま、美孝さんの魅力でもありますから、気にする必要はないと思います!」

そっち方向での信頼ですか?

味方は皆無だった!


「まぁ、良いです。自分自身の性質は諦めます。だから厄介事は、緊急の奴以外を極力留保して動きますね」


「ま、優しい美孝君に、そんなことが出来るわけないから、ジタバタしないで、さっさと私達を喚んで、手伝わせてね?約束よ?」

さやかに、優しく微笑まれた。

僕以上に僕をわかってらっしゃるね。


「お言葉に甘えるとしましょう」


「是非!」

わぁ!

感極まったリーフに抱き締められた!

いつも通りに僕の頭を抱え込んで、よだれの池を作り始めてる。

…うん。

幸せだな。


瑞木美孝18才 Lv509(106)

体力値_126万(1320)=16億

魔力値_126万(1320)=16億

__力_126万(1320)=16億

_知力_126万(1320)=16億

俊敏さ_126万(1320)=16億

器用さ_126万(1320)=16億

幸運値_126万(1320)=16億

_魅力_1260万(1320)=160億

__風_10万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8300万

__土_9万(1320)=1億

__光_4万(1320)=6200万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続


蕩涎級_呪術、精霊魔法

心酔級_思考圧縮、範囲観測

信頼級_交渉

_上級_召喚、回復魔法

_中級_解体、身体強化、錬成、風、催眠魔法、殺気自在

_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法

武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4478)さやか(22,2)恵美(22,7)武司(1262)玲子(841)朱音(24,1)

メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)

流々(3156)里乃(3375)リーフ(43,1)奈美枝(1045)御影(20,9)ユリア(3876)

枩李花(3352)霞(3261)ミサ(4719)岬(5168)潤(3358)雨音(3469)美嶺(14,9)

牛江(618)お熊(102)スラー(795)熊江(228)サリー(1510)レミ(450)

他42名(平均2581)

元奴隷12名(平均182)

ノルン達7名(平均93)

天河(3968)春臣(1575)君里(2300)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)

七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)

他23名平均(2064)

冒険者200名(平均88)

ハイエナ冒険者40名(平均7)

_精霊_風(31,6)水(38,4)火(24,9)土(43,9)光(17,4)闇(19,5)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

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