442教科書6万冊完成と入浴への誘い
「しゅーう、りょーうっ!!よし…なかなか有意義な仕事だったね。これで、1万セット、計6万冊の完成だ!!協力してくれたみんな!!ありがとう!!予定よりも速く終われたよ!!」
「ん…予定より10分の前倒し、か…良い感じだね。ダーリン」
そうだね。
「うん。朱音さんが考案してくれた紙を変成させての成型の効果も、時間短縮にかなり貢献してるよね」
「ははっ!地味だけどねー。糊で貼るのは時間かかるし、ビスで留めると重たくなったし…変成させた紙を、風の精霊に編み込んで貰う方法が一番楽だったからね」
そこに辿り着くまでの試行錯誤に時間かかったから、確かにトータルの短縮時間は短いかもしれないけど。
次回からは、一気に早くなると思う。
「地味なんて…そういう技術は、少しの事の積み重ねだからね。3つも試したんだから、凄く進歩したと思うよ?」
「そうですよ、朱音。私が考案した方法なんか、凄すぎて、全部使えないという話に落ち着いてしまったんですから!使える技術として残ったんです。幸せな事でしょう?」
確かに、リーフ考案の方法は、凄かった。
圧倒的な速さにおいて。
そして、魔力値の消費量の激しさにおいても圧倒的だった…
「まぁね…確かに速くて正確に作業ができても、僕らの膨大な魔力値を背景にした提案は、残念ながらみんなが普遍的に使う技術としては、受け入れられないよ…」
「そうですよねぇ。私達でも、余りに急激な魔力値の減少で、倒れかけましたから…魔力値が1億に満たない仲間たちでは、運用出来るわけないです」
ただ、全くの無駄って訳じゃなかったんだけどね。
「でも、その魔力値のごり押しの精霊魔法のおかげで、5倍速で印刷の仕事が終わったのも確かなんだよね…」
「ふふっ…そうよね。あのままだったら、日付が変わっていたかもしれないわね…」
そうなったら、さやかを含めた奥さん達と仲良くする時間もなかったかもしれないね…
「確かに、インクでの手書きは、インクの染み込み速度の関係で使えないから、端から除外してたけど…代わりに使っていた黒墨が思ったより連続使用に耐えられなかったのが痛かったね…」
「補充する端から、崩れちゃうから…限界まで記入速度を落としたら、想定より大きく時間がかかったのよね」
かなり、減速しなきゃいけなくて、厳しかった…
「残像が見える程度の速度での作業になっちゃったからね…でも、リーフが、風で紙を宙に浮かせ、インクを操って文字を書き、炎で乾かして、鉄の装丁で製本をして、スニーフに検本させるという荒業を開発してくれたからこそ、手作業から脱却出来たんだ」
「それまでは、魔法を補助に使った手作業が主だったからね!私の変成技術も、開発が進んだのは、そこからだったし」
だから、本格使用が最期近くになったんだけどね…
「まぁ…具体的に魔力値の消費量が大きかったのは、風で宙に浮かせる事と、飽き性の水の精霊に文字を書かせる事、紙が燃えないような温度調整と、鉄の召喚及び成型と、スニーフに落書きさせないように、気合いを入れることだったからね…」
「美孝さん…それって要はほぼ全部ダメだって事ですよね?あぁ…全く!そういう才能が私は無いですね!!」
リーフが落ち込んでるけど、違うよ…
「リーフの行動の素晴らしさは別にあるんだよ!確かに、今回は精霊の特性に合ってなかったから、技術としての使用は無理だったけどね…素晴らしいブレイクスルーだったんだよ!!」
「ブレイクスルー?」
そうさ!!
「大きいのは2つ!!まず、魔法を本作りに使えるって気付けた事!!これはでっかいことだよね。更に、精霊魔法を特性を考えないで使うと、消費魔力値が凄いことになるってわかったこと!!」
「うぅ…ひとつ目はともかくとして、ふたつ目の話の利点が思い付けませんよ…」
あぁっ!
リーフが、更に落ち込んじゃった!!
涙がその目に溜まって、今にも溢れ落ちそうだ…
「精霊魔法の限界を知れたんだよ!僕が考案したら、多分、先に精霊の特性に合わせた動きを考えちゃうから!これは凄く貴重な事なんだ!!」
「つまり?」
何て言ったら良いかなぁ…
溢れ落ちそうな、涙を口で吸い取りながら伝える。
「つまりさ…精霊魔法を使う際のタブーを1つ潰せたっていうことだね!これって大きいよ!!」
「そうなんですか?」
首をリーフが傾げる。
まぁ…
わかり難いかもしれないね…
でも、一応は納得したみたいだ…
「おーい、瑞木…難しい話は良いからよぉ…とりあえず、風呂にでも入らねえか?勉強と本作りでヘトヘトだ…この間みたいに風呂で一緒にゆっくりのんびりしようぜ。リーフとの今の話は、ベッドでゆっくりすれば良いんじゃないか?」
天河が、眠そうに提案する…
まぁ…
一理あるな。
年齢層の低い面子達に手伝って貰っての作業だし…
「そうだね。寮の風呂でみんな一緒に風呂に入ろうか!!ちび達は体を洗ってあげようかな…」
「良いわよ」
「まぁ…良いですよ」
「広さ的には、申し分ないね」
「俺もいくぞ!!」
「御影ちゃんも当然行きますよ!!」
「天河も物好きね!」
「まぁ…仲間に肌を見せる位どうってこと無いけどね!!」
「楓加…無理しなくても、いいぞ?目のはしに涙が溜まってるし…そもそも、俺と瑞木は男連中で入るつもりだったんだが…だよな?瑞木」
順にさやか、リーフ、朱音さん、美嶺、御影、亜理紗、楓加の発言だけど…
意図が歪んで伝わってるな。
最期に天河が、僕の気持ちを代弁してくれた。
「その通りだよ?確かに、護衛に行ったみんなや牧場組もいるから、寮の風呂なら全員余裕で入れるけど…混浴のつもりは全くなかったよ?」
「「「えーっ!!そんなぁ!!」」」
という大合唱が、女性達全員からあがる…
待て!
なんでそんなに残念そうなんだよ!!
僕をはじめ、天河や他にも成人男性が含まれてますけれど?
「ちょっと!なんで心を1つにしての抗議なんですか?」
「当たり前でしょう?瑞木君のご褒美を期待してみんな頑張ったんだもの!!せっかく、嬉しいご褒美が提示されたと思ったら、フイになりかけてるのよ?抗議するに決まってるわ!!」
「そうよ!!チビッコだけじゃなく、お母さんも洗ってあげて!!」
「あら、岬も良いこと言ってくれるじゃない!!嬉しいわ!!」
「だって、お母さんも頑張ってるもの!瑞木お兄ちゃんとのスキンシップっていうご褒美があってもバチはあたらないと思うの!!」
ミサさんが、岬ちゃんと波状攻撃をかけてくる…
仲良いなぁ。
その分僕が追い込まれていくわけだけどさ…
「ふぅ…混浴ね…本当に良いんですね?間違いが起きても、知りませんからね?」
「瑞木との間違いなら、俺は望むところだ!!」
美嶺が胸を張って答えてるけど…
「はしたないから止めなさい……お父さんは悲しいよ…」
「多分、ここにいる女の子で、瑞木お兄ちゃんに触れられる事が嫌な子はいないと思うよ?」
岬ちゃんの扇情的な問いに、全員が頷いた。
えっとさ…
少なくとも亜理砂と楓加は頷いたらアカンだろうが…
「お…おぅ…わかった…そうと決まったなら、さっさと風呂に行こうか…」
「「「「はいっ!!!!」」」」
凄く良い返事が返ってきた…
まぁ…
良いけどね。
「当然、私も行きますからね?」
恵美が、即行で店を閉めて参戦を表明した!
確かに、夜九時以降に店を開けておく理由もないから、問題ないんだけど…
こちらもオーラが目で見えるほどのすごい気合いだ…
僕とお風呂に入るために入れた気合いとしては破格過ぎないかなぁ?
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
心酔級_思考圧縮、範囲観測
信頼級_交渉
_上級_召喚、回復魔法
_中級_解体、身体強化、錬成、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4478)さやか(21,6)恵美(22,2)武司(1262)玲子(841)朱音(23,2)
メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(42,2)奈美枝(1045)御影(19,9)ユリア(3871)
枩李花(3352)霞(3261)ミサ(4712)岬(5122)潤(3325)雨音(3403)美嶺(13,9)
牛江(618)お熊(102)スラー(795)熊江(225)サリー(1510)レミ(450)
他42名(平均2524)
元奴隷12名(平均180)
ノルン達7名(平均93)
天河(3832)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)
他23名平均(2045)
冒険者200名(平均88)
ハイエナ冒険者40名(平均7)
_精霊_風(31,2)水(36,8)火(24,2)土(43,5)光(17,0)闇(19,5)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。