438タイムズサークル転落の記録と時任丸子代表の性癖
「とりあえず、僕の状況からの予測を話しても良いかな?」
「駄目だよ!!だって下手すると、私は、その通りって言うだけになっちゃうじゃない!説明させてよ!!」
朱音さんの主張ももっともだ。
「これは失礼、では、くだんのお姐さんが自殺しようとした理由から話して下さい」
「ん。理由は複数のピースに別れるんだけど…タイムズサークルは、ラードの誓いの範囲で、ほぼ専売的に紙を扱っている商人だよ。専売と言っても、再生産と妥当な利益を堅実に積み上げる優良な商会ってのが、ギネヴィア商会のおっさんの見解だ」
ふむ…
確かに売り先も消費量もほぼ確定している状態では、その商売方法は堅実だね。
「その堅実な商会が、半年前の騎士団壊滅で割りをくった訳ですか?」
「そうだね。そもそも、セーフが言ったみたいに…紙の生産はエルフの里であるローザクラフトの里が一手に引き受けてるんだ」
ラードの東の国だね。
「そこから、紙をまずラードに運んで、一時保管。後に、必要に応じて各国にタイムズサークルが、運んで行くことになってたんですよね?」
「うん、そして、特に今回の騎士団壊滅は、大量に在庫を抱える時期に起きた。つまり、ローザクラフトで、大量に生産が加速した夏から秋にかけての生産品をラードに運び込んだタイミングでね」
きっと、永年かけて、倉庫を整備してきたんだよね…
「あぁ…くそ重たい紙を抱えて、黒いゴブリンの闊歩する街道を、他国へは逃げられなかったわけですか…」
「そう。それが、一番最初のピースだったらしいよ…次のピースは、非常事態宣言だね」
なんでそれが引き金になるのさ?
「非常事態宣言って、街道封鎖に備えて、食事量の制限と備蓄食料の使用宣言でしょう?」
「そうだよ。でも、そんな宣言が出れば、長期化に備えて、食料だけでなく、全体的に節約しようとするってこと」
なるほど…
「高級品である紙は、なるべく使用しない事にされたわけか…」
「そういうことだね。もともと国や商人達しか大量には消費されない品なのに、それを絞られ、国外へ運ぼうにも、街道は封鎖されてる。買う人が居なくなって、ラード国内での販売は、非常に鈍くなった。そして、更に起きた次のピースはある意味、必然だったみたい」
インフレか…
「紙以外の物品の価格高騰だな…」
「そう、第3のピースは、紙以外の物が上がって来たこと…特に食料品の価格上昇が、従業員の生活を圧迫したんだって」
ほぅ…
「飯が食えなくなったんですか…」
「結果的にはそうだね…従業員の殆どは、いつも旅暮らしの、根無し草の生活をしていたみたい…だから、備蓄食料もなく、食料の高騰で、食うに困る生活に早々にシフトした。それを繋ぎ止めたんだって…」
そうか…
つまり、保護したわけか…
「そして、最後のピースは、結果的に、何らかの理由で保護した対象に逃げられたと…」
「残念ながら、違う。最後じゃないんだ…」
というと…
「え?まだ何かあると…」
「ん…そう、第4のピースは、インフレで上がった価格が、護衛費に乗っかったこと…支払いきれないとわかった従業員達は、別の雇い主を求めて、去っていっちまった…」
は?
理由が軽すぎる…
「たかが、それだけで?安定した職を捨てたって言うのですか!?トータルで考えたら普通はあり得ない…今回だけ我慢すれば良いじゃないですか?」
「そう、最後のピースは…長かった街道封鎖の間に、築いてしまった人間関係だってさ」
築いてしまったって?
「まさか…いや、馬鹿馬鹿しい考えだ…」
「毎日…従業員達との情事に溺れてたって…寝る間も惜しんで貪っていたそうだよ?特に年下にされるのが大好きなんだってさ…」
え?
従業員複数に手を出して…
更に、上下関係まで破壊するほど…
だと?
「バカなことを…経営者失格ですね…」
「ん…本人も言ってた…でも、一度行為に及んだら、我慢なんて出来なかったって…食料をたてにとって関係を強要したんだってさ…」
欲求不満か…
長く童貞だった僕にも、わからない話ではないけど…
体だけの関係なんてつまらないと思うけどな。
何にしても、元の従業員は全て居ないってことになるか。
「従業員は、残らず退職したわけですか…」
「ううん…1人だけ残ってたよ?最初に関係を結んだ子でね。皇一朗君16才っていうの。皇君が、時任丸子さん61才が後悔して自殺するのを止めてたところに、私らが行ったのよ」
は?
凄い年齢差だ…
「時任さんは…エルフの血を引いてたりするの?」
「ううん…昔から神経質そうな目をしてそうな、痩せ気味のおばちゃん…くそ真面目一辺倒な感じなのに、ビックリする事言うから、凄いひいた…因みに、子供は各国でタイムズサークルの支店を経営してるって。旦那は死んでるから未亡人だね」
…典型的な、目覚めちゃった人なんだろうね…
「ふぅ…皇君は、本気で時任さんを好きなのかな?」
「さぁね…でも、二人して痩せこけて泣いてる姿は、金目当てには見えなかったけどな…」
はぁ…
重いっ!
重すぎるっての!!
「事情はわかったよ。全量買取りすれば、肩の荷は降りるはずだから…取り敢えず、死んだりしないだろうしね…」
「まぁ…飯を腹一杯食って、10トンを売った時点で、目に生気は宿ってたから、大丈夫だと思うよ…で、どうやって儲けるの?」
そっか…
死ぬ気がないなら良いや。
「まぁ…取り敢えず、各国で生きてるであろう販売網を、使いたいね…さて、召喚される前にノルン達を家に送るか…ノルン?良いかな?」
「ん?瑞木いいの?みんな、帰るよ!!」
たった一日で、結構フランクになったな…
良いことだ…
「家に?あぁ…本部か…一緒に行くよ。ダーリン」
そう言って、朱音さんも着いてくる。
ぞろぞろと、9人でギルド本部へと歩いていった。
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚、回復魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4478)さやか(21,1)恵美(22,0)武司(1262)玲子(841)朱音(22,0)
メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(41,5)奈美枝(1045)御影(19,7)ユリア(3771)
枩李花(3345)霞(3261)ミサ(4650)岬(4978)潤(3296)雨音(3329)美嶺(13,6)
牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(220)サリー(1510)レミ(450)
他42名(平均2485)
元奴隷12名(平均160)
ノルン達7名(平均87)
天河(3750)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)
他23名平均(1971)
冒険者200名(平均88)
ハイエナ冒険者40名(平均7)
_精霊_風(29,4)水(36,0)火(23,5)土(42,7)光(17,0)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
_設定_細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。