437紙の流通価格と流通経路を押さえる
「タイムズサークルのお姐さんの話を詳しくしてくれるかい?、何をショボくれていたのかな?」
「ダーリン、まぁ…商人が生き死にまで行くのは、商売の話だってわかるよね?」
朱音さん、そうだろうね。
でもまぁ…
もちろん、恋愛で身を持ち崩す可能性も多々ある訳だけど。
「普通に考えれば、専売で、紙の仕入れをしていたタイムズサークルは、今回の飢饉で、その経営体力を使い果たしたって事かな?」
「正解だね」
「はい。お姐さんにご飯を食べさせた後で聞いたら、そんな話を呟いていましたね」
その人、経営者のはずだよね?
なんで、食うにも困ってるのさ?
「でもさ…たかだか半年で、大きな商会の人がそこまで行き詰まるのは、珍しい気がするけど…何かあったの?」
「そうですね…ただ、その話をする前に、収納を見てください。とりあえず、3トン分の紙を貰ってきました。これで足りますか?」
残念ながら足りないな…
しまった。
必要数量位伝えとけば良かったよ!
「えっと…教科書1つ当たりが約600グラムで6教科…それを一万人分作るから…紙が36トンは必要なんだ。更にその先を見通すなら…100トンは欲しいな」
「おぉ…さすが美孝さんですね!!」
いや、今の話を先に伝えてない時点で、抜けてますね。
つーか。
1万人分って量を舐めてたと言わざるをえない。
ごめんなさい。
「まぁ…あの姐さんのとこの在庫を鑑みるに、そん位の量は余裕で買付出来るから、問題ないんだけどな…収納には、36トン分入ってりゃいいんだよな?ダーリン。リーフさま、さっさと入れに行きましょう」
朱音さんが、リーフを促して、席を立とうとする。
「待ってよ。話が終わってないし、ご飯の途中で席を立つのは、行儀が悪いよ?」
「ん…では、こうしましょう。速くご飯を食べ終わって、私だけでタイムズサークルに追加買付に行きますから、朱音は、美孝さんに説明してください」
確かに収納を使うなら、朱音さんはまだ使えないから、リーフの話は合理的だけど…
言うが早いか、リーフが思考圧縮で、晩御飯を食べ終わりにかかる。
「リーフ少し待て!!タイムズサークルにある在庫の量だけでも、言ってから出発してくれ!!」
「私から告げるよ。総量は1万トン。倉庫一杯の紙の山だよ?」
確か、紙って高級品だったよね?
すげぇ量だな。
「ん…わかった。今何トン買ってある?」
「とりあえず、格安でわけてくれるっていうからさ。10トンを100万ラードで買ったんだ。今なら同じ値段で買えると思うよ」
1トン10万ラードか…
トンあたり200万円だな。
高い…
実売価格はどれくらいだ?
「セーフ!!トンあたりの小売価格の平均が知りたいんだ!!わかるか?」
「はん!誰に聞いてると思ってんだい!!紙は、高級品だが、食えないからね。インフレに関係なかった商品さ。しかも、使うのは、ラードで使うのは商店と王宮が主で、基本的には、東のエルフの里で仕入れた紙を、他の5都市に移動して利益を得てたみたいだね!!」
ん?
流通の概要じゃなくてさ…
「価格が知りたいんだけど?」
「わかってるよ!それを出すには計算に時間がかかるんだよ!!少し待ちな!!良し!出たよ!!ラードではトンあたり50万ラードだね。1キロだと500ラードってとこさ」
小売価格の5分の1か…
悪くは無いな…
「リーフ…全量買い付けて良いから、トンあたり8万ラードまで値切ってきてくれる?」
「単純計算で…8億ラードです…資産の多くを使いますが、良いんですよね?」
もちろん!
「ああ。どうせ倍以上に帰ってくるさ。運搬を、僕らでやるんだよ。ラード王国はともかく、半年の間に他の4都市では、紙の枯渇が起きてるはずだ!!さっさと持っていかないと、経済活動に悪影響が出る」
「わかりました。頑張って交渉してきます!!ごちそうさまでした!!行ってきます!!」
元気良く、リーフが立ち上がる。
「よろしく頼んだ!!あと、100トンを除く、9900トンの管理も、引き続き頼んでおいてね?」
「え?さすがに管理費を請求されると思いますが?」
リーフが急停止した。
相手も商売人だからね…
「1週間1万ラードを上限で交渉してみて!」
「安すぎないですか?」
多分大丈夫だね。
エルフの里であるローザクラフトからの荷がすぐ来るわけないし…
元々倉庫としての、役割を強く持ってるはずだ!!
だから、危なかったんだろうしね…
「ダメなら念話で連絡くれればいいさ…後ね。交渉が終わったら、召喚魔法で僕を喚んで…今後のことでタイムズサークルに話がある!!」
「わかりました。リーフ、行きます!!」
カッ飛んでいったね…
さて、ご飯を食べながら、話し合いだ!
「セーフ、ローザクラフトを除く各都市での小売価格を追加で教えてよ!あと、朱音さん。細かい話をお願いね?うん、オークの肉のうまみと赤ワインの香りが良くあっている…美味しいね!」
「はいよ!!でも、どうせ、予測済みだろうから、確認だろ?まぁいいさ。全てトンあたりだよ。北東のレイルクラフト鉱山事業団で120万ラード。北のリュウクラフト王国じゃ、100万ラード。西のラインクラフト共和国が90万ラード。南のルーズクラフト公国だと100万ラードだね!!」
やっぱりか、運搬が大変な場所だとその分高いね!!
「確認は大事だよ?実際の情報と予測の解離ほど恐ろしいものはない」
「全く…カッコつけすぎだろ?で?その解離とやらは、あったのかい?」
なかったさ!
「僕とセーフとの相性と同じくらいに、ぴったり一致してたよ?このままベッドイン出来そうな位ね!!」
「バカだねぇ…私と瑞木じゃ、ベッドインなんざ出来ないだろ?それともなにかい?私達みたいに障害でもあんのかい?」
ふふっ…
「それは、ベッドインしたいけど、出来なくて嘆いてるようにしか聞こえませんが?」
「…あっ!!もう!恥ずかしいことさせるんじゃないよ!!」
そっぽを向く姿が愛らしいね!!
「こら!セーフとばっかり話をしてないで、私の話も聞けよ!!わざわざ、ここに残したんだから!!いい加減にしないと拗ねるぞ!?」
朱音さんに、睨まれちゃったね!
「ごめんごめん!!朱音さんの話も大事なんだよ!これからする交渉にね!!」
「誰とするのさ?」
もちろん、タイムズサークルのお姐さんだよ!!
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚、回復魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4478)さやか(21,1)恵美(22,0)武司(1262)玲子(841)朱音(21,8)
メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(41,5)奈美枝(1045)御影(19,7)ユリア(3771)
枩李花(3345)霞(3261)ミサ(4650)岬(4978)潤(3296)雨音(3329)美嶺(13,6)
牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(220)サリー(1510)レミ(450)
他42名(平均2485)
元奴隷12名(平均160)
ノルン達7名(平均82)
天河(3750)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)
他23名平均(1971)
冒険者200名(平均88)
ハイエナ冒険者40名(平均7)
_精霊_風(29,4)水(36,0)火(23,5)土(42,7)光(16,9)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
_設定_細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。