435枩李花達の笑顔と1秒が楽しみすぎるセーフ
「行っちまったねぇ…」
そうだね。
光の精霊を一組一体くっつけて…
満面の笑顔で、7組14名が護衛としてそれぞれの商隊と出発していった。
夜風が、シットリとした空気を運んで、頬を撫でていく。
「うん…朝もチラッと思ったけど、随分と酷な事をさせてるんだろうね。僕は…」
「何を今更…レベル上げをしてる時から、そんなことは確定してたろ?」
ん…
この地獄のような世界でも、命の危険の無いように…
1人でも、笑って生活できるように…
頑張ったし、頑張って貰ったつもりさ。
「そうだよ…生きるって目的のために…見た目だけは屈強な護衛達や、根性は百戦錬磨の商人達と商隊を組んで、笑顔で出発していく、達人レベルの妙齢のお嬢さん方を育てたってことになる…」
「…じゃあ、なにかい?瑞木は枩李花達が、あのまま裏路地で春を売り続けてりゃあ、良かったと思うのかい?」
嫌です!
「絶対阻止するよ!!」
「…それとも、あれかい?何も出来ないままに、痩せ細っていけば良かったってのかい?」
ご冗談を!!
「それを望むなんてあり得ないね!!飢えさせはしない!絶対だ!!」
「…はたまた、なにかい?冒険者として、街の外で魔物に、よわっちいままで食われりゃ良かったって言うのかい?」
違う!!
もう止めよう…
「セーフ、悪かったよ…僕もレベル上げそのものが、間違っていたなんて思ってない。でも、女の子に冒険者をさせるのは、酷かなと思っただけなんだよ」
「瑞木!勘違いすんじゃないよ!!確かに、レストは…この地獄は、生きにくいさ。そして、冒険者なんてまだまだろくでもない仕事だよ。でもね。あの子達は、笑って旅立って行ったろう?」
確かに笑っていたね。
「あの笑顔を、僕が無理にさせてしまっていないかな?そう思ってるのさ」
「この世界で自然に笑っていられるって事は、幸せなことさ…たとえ、その笑顔が…手の届かないとわかっている男に向ける笑顔でもね」
…そうか。
「僕が…真にハーレム野郎だったのなら…枩李花さん達は幸せだったかな?」
「さてね…でも、多分あの笑顔と同じ顔が、瑞木に向けられる事は無かっただろうね。あの幸せそうな笑顔ではない別の笑顔…という意味だけどね」
幸せそうな?
ん…
確かに幸せそうに見えたな。
「枩李花さん達は、今、幸せを感じてるのかな?」
「バカだねぇ…そんなもん、本人以外にわかるわけないだろ?でも、少なくとも、瑞木が寄ってくる女に区別なく手を出していたら、仲間達と楽しげに、幸せに笑いあうあの笑顔で、瑞木に振り向くことだけは無かっただろうねぇ」
むぅ…
「僕は僕のままで、みんなに好かれているのかな?」
「ん?当たり前じゃないか!瑞木は最高の…わ…私の旦那……様だもの…」
その割には、前にハーレムを作れとか言われた気がするけど…
「そう?でも、僕はセーフに、ハーレム王に成れ的な話をされた気がするんだけど?…」
「う…そ、それは…だって、私も今の瑞木が一番好きだけど!効率や幸福の最大値を考えると!!そう…なるんだよっ…」
効率ね…
そして、セーフは、僕にほとんど触れられないからね。
「頑張るからさ…セーフの一番好きな僕で、いさせてくれないかな?」
「…っく!なんで、そんなに私が嬉しくなる事ばかり言うんだよ!!バカだねぇ!そんなこと言うと…にっ、にやけてきちまうじゃないか!!」
ん…
可愛いなぁ。
「良いって事だよね?良かった…」
「もう!良い笑顔で笑うねぇ…惚れ直しちまうよ!!全く…そして、少なくとも、うちの面子達にとっても今の瑞木の考え方は心地良いものだろうからね…」
なら…
堂々と今の僕を貫こう!
「さて、戻って飯を食いたいなと思うんだけど?」
「ふぅ…そうさね…さっさと教科書を作りに行かなきゃいけないねぇ…」
何でそんなに哀しそうなんだろう?
「どうした?」
「…う?お、終わったら…私に…瑞木の1秒をくれるかい?」
んーっ!
真っ赤になって可愛いなぁ!!
「そうだね!昨日は朝だったから、1日以上が経過しているよね!!」
「え?気づいていたのかい?」
そりゃあね…
「愛しい人に触れたいと思ってるのは、セーフだけじゃないんだよ。セーフの全てに触れることは叶わないけど、抱き締めるのを楽しみにしてるよ?」
「ふん!!こんな凹凸のない体を抱き締めたって、楽しくないだろうに!!……だからまだ、抱きしめないんだろ?」
また、拗ねてるねぇ…
「あのさ…僕が、セーフに触れるんだよ?楽しくないわけないじゃない…」
「ん?なにする気だい?まさか…リーフに毎回してるあれをする気かい?」
さてね…
「どうかな…今日はお風呂で抱き締めたいと思っていたんだ。そうすると夜だよね?だから、今日はまだ抱きしめてなかったんだけど…嫌だったかな?」
「はぁ…やっぱり!!いつもリーフにしてるあれをする気満々じゃないか!!瑞木!そのニヤニヤ笑いを止めな!!」
とろんとした瞳でそんなこと言っても信憑性が、ね。
「嫌だったのか…嫌なら止めとくよ?」
「くっ!…て…ってないよ」
ん?
「どうしたの?」
「嫌なんて、言ってない!私も瑞木に一杯触れて欲しいんだ!!」
恥ずかしそうだね…
でも、そこが可愛らしい!!
「うん!セーフって最高に可愛いね!!思わず抱き潰したくなっちゃうよ!!」
「だっ…ダメだよ!?お風呂で……して貰えなくなっちゃうじゃないか!」
ふふっ。
「そうだね。セーフの楽しみを奪ったりしないよ…」
「はっ!わ、わざとだね?わざと私にしたいって言わせたね!?もう!恥ずかしいじゃないか!!」
セーフがうずくまる。
僕の奥さんが可愛くて可愛くて仕方ないです!!
凄く、頭とか撫でてあげたい!
制限なく撫でるためにも!
早いところ世界を救わなきゃね…
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚、回復魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4478)さやか(21,1)恵美(21,8)武司(1262)玲子(841)朱音(21,3)
メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(41,3)奈美枝(1045)御影(19,7)ユリア(3771)
枩李花(3345)霞(3261)ミサ(4650)岬(4978)潤(3296)雨音(3329)美嶺(13,6)
牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(220)サリー(1510)レミ(450)
他42名(平均2485)
元奴隷12名(平均160)
ノルン達7名(平均82)
天河(3750)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)
他23名平均(1971)
冒険者200名(平均88)
ハイエナ冒険者40名(平均7)
_精霊_風(29,4)水(36,0)火(23,5)土(42,7)光(16,9)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
_設定_細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。




