434見送りと夕方出発の理由
「それはお断りします。手分けをするなら、紙の購入の方にのみ、私が行きますよ!!美孝さんはちゃんと、全員の見送りに行って下さい」
リーフに断られちゃったな…
「そっか…わかった。じゃ、紙の方は、お願いね」
「はい、喜んで!」
そっちは、二つ返事なのか…
「えっと…なんで、見送りは手分けしちゃダメなのかな?」
「美孝さん…私も護衛担当の子達に恨まれるのは嫌なんですよ?」
何を?
「リーフが恨まれる理由がわからないよ!?」
「…私が見送りを受け持った子達は、美孝さんに見送って貰えないんですよ?せっかくの会話やふれあいの機会を奪っちゃいます。ちゃんと出発する全員に声をかけてあげてください。喜びますから!!」
マジか!?
どこのアイドルだよ!!
コンサート後のふれあいタイムですか?
「へ、へぇ…そこまで、過敏な反応はしないと思うけどね」
「します…」
ん?
断言来ました!
「しちゃうの?」
「間違いなく!だって、見送りそのものは、そんなに時間がかからないでしょう?みんな、美孝さんと会ってお話しする機会を楽しみたいと思っていますよ?」
ファンですか?
やっぱり僕のファンなんですか?
まぁ…
「魅力値がお仕事してるわけか…覚悟しとこう」
「ん?違いますよ。そんなのは、たぶんもう関係ないレベルです!美孝さんとお話しすると、心が暖かくなるんです!!みんな、それがわかってるんですよ!!」
んん?
マジで?
ま、喜んでくれるならいいか。
「ん…わかった…じゃあリーフ、紙の方は、なるべく安く、なるべく多くお願いね!」
「収納が一杯になる位買いますね!!」
そこまでは、要らないかな…
あってもいいけど…
紙は腐らないし。
「高騰とかさせない程度にしといてね。じゃ、行ってきます!」
「えぇ…気をつけて」
うむ…
もう、護衛に行くみんながそろってるみたいだ。
「瑞木!会いたかった!!」
門扉近くの広場で、出発前の顔見せをしている商隊が沢山…
時刻は午後6時だから、そろそろ集合して出発する商隊が出始める。
うちの面子も順次出ていくはずだね…
因みに、僕はと言えば、広場に現れた瞬間に、タックルされて抱きつかれた。
「おぅ、嫁入り前のお姉さんが、そんなことしちゃ、はしたないよ?枩李花さん。どうしたのさ」
「だって、いつもは奥さん達とベッタリだもの…こういう機会がなきゃ…瑞木には近付けないじゃない!」
枩李花さんが、そう言うと、ほかの13人も抱きついてきた。
鎧に身を包んでいるとはいえ、妙齢のお嬢さん方に抱きつかれるのは幸せだ…
ん…
女の子ってなんでこんなに良い匂いがするんだろうね。
でも、実感した。
これは、リーフと手分けしてたら、確かにダメだったね。
確実にリーフが恨まれちゃう流れだ!
「はいはい。7組それぞれの出発時間もあるんですから、話を進めますよ?」
「「はーい」」
唱和されたけど、みんな抱きついた位置から動く気配はない。
このまま説明ですか…
難易度高いな。
広場なんですけどね。
ここ…
色んな方々の色んな種類の視線が集まってるんですけどね…
気にしないっすか。
そうっすか…
「ふぅ…おさらいしますよ?わざわざ、こんな夕方に出発する理由はなんでしたか?」
「渋滞を避けるためだよね」
その通り…
「そうですね。さすがにこの時間なら随分減りましたが、今日は昼頃から各方面に散っていく商隊で、ごった返していましたからね。さすがはベテラン商人の方々です。読み通りですね」
「そうね。私達の雇い主が言った。朝早くに鼻が利く大商人が出発して、昼から夕方にかけて、ボンクラでごった返すから、出発はしっかり準備して、人が減る宵の入りだって話の通りになったわ」
そろそろ実際に人が減ってるからね。
「夜道を進むのは、普通なら嫌ですから、ある意味当然です…僕らによる全駆逐が終わっている今だから出来る事ですね。しかし、門番も大変ですよね」
「ごった返したてたから、門扉も人を臨時で増やして、対応してたらしいわ」
え?
そんな中で、雷神と戦鬼が喧嘩とか…
大迷惑だよね。
っていうか、原因の一因は僕でもあるから、反省します。
ごめんなさい…
「た、確かに…ひ、昼の時は衛兵の人を多く見ましたねえ…」
「瑞木が原因の雷神と戦鬼の喧嘩の時も、門扉からの出口審査は止まらなかったみたいよ?」
切羽詰まってんなぁ…
そして、バレバレだね。
「まぁ、あのタイミングで外から、中に入る酔狂な奴は、僕等以外は居ないから…被害は少な目だったのかなぁ」
「あぁ…瑞木は知らなかった?あの2人の喧嘩で、当人達以外の怪我人が出たことないわよ?」
偶然だよね…
って言うか。
出てるじゃん!
「毎回かどうかしらないですけど…武司さんが高確率で怪我人になってますよ?」
「あのおっちゃん?あぁ…戦鬼には不死身の旦那がいるって有名よね!だからノーカウントよ!!何て言っても不死身だし!!」
不死身…
それって、過分な評価過ぎる!!
単なる武司さんの痩せ我慢と、玲子さんの気合の結晶だろ?
その称号ってさ!
「それはどうかと思います。武司さんが可哀想だな!」
「うーん…運命って奴じゃないかしら?」
で、ですてにぃですか!
胸が熱くなるね…
「武司さんは玲子さんに、すべてを捧げたんだね…ふぅ…ところで、みんな、仮眠はちゃんととれましたか?」
「うん」
「大丈夫ーっ」
「スリープクラウドが良い仕事をしたわ!」
「一緒に寝たー」
ふむ、元気そうだね。
「これから、明日の夜までは、ぶっ続けで移動の予定のはずです!仕事も大事ですが、無理しすぎないように、無事に帰ってきてくださいね!!」
「大丈夫よ…心配しないで!」
ふふっ…
心配くらいはさせて貰います。
「光の精霊よ…引き続き、よろしく頼む」
「おう!!任せろ!」
すぐに、光の精霊が分裂して、枩李花さんの肩に乗る。
「よし、準備も出来たからね。はい。お弁当。気をつけていってらっしゃい!」
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚、回復魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4478)さやか(21,1)恵美(21,8)武司(1262)玲子(841)朱音(21,3)
メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(41,3)奈美枝(1045)御影(19,7)ユリア(3771)
枩李花(3345)霞(3261)ミサ(4650)岬(4978)潤(3296)雨音(3329)美嶺(13,6)
牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(220)サリー(1510)レミ(450)
他42名(平均2485)
元奴隷12名(平均160)
ノルン達7名(平均82)
天河(3750)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)
他23名平均(1971)
冒険者200名(平均88)
ハイエナ冒険者40名(平均7)
_精霊_風(29,4)水(36,0)火(23,5)土(42,7)光(16,9)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。