428戦鬼と雷神の戦い
「サァアアアリィイイイーーッ!!!!!!」
サリー師匠の名前を叫びながら、鬼が来た…
そのままの勢いで、サリー師匠の左頬を殴り付ける。
一体、どこで武司さんのピンチを知ったんだよ!
「やっぱり…来ちゃったか。今回は私が父さんを回復出来るから、すぐ終わると思うけど…ヒーリング!」
さやかが、武司さんにヒーリングをかけて、黒焦げ状態から復帰させる。
結構なヤバい状態から、一瞬で回復したので少し気持ち悪い。
「うおっ!久しぶりにサリーの電撃を食らっちまったな…失敗失敗。しっかし、初撃はともかく、その後がキツかったぜ…あんな電撃連発は、サリーの失恋をからかった時以来だ!!あぁ痛かった!!」
軽っ!!!
「軽いですね…っていうか。よくその時生きてましたね。サリー師匠が、玲子さんと既に殴りあいを始めてますけど?」
「ん?いいんだよ…あれは、玲子達のじゃれあいなんだから…たまには、同じ実力の奴とじゃれさせてやらなきゃな。因みに前回は玲子が泣きながら回復してくれたぜ!あの時の玲子…可愛かったなぁ!」
飼い主か!?
野原で犬2匹を解き放って遊ばせる飼い主のようだ。
しかし、玲子さん、回復魔法が使えたのかよ…
……多分違うな。
気合とかで何とかしたんじゃないかな。
だって、玲子さんのステータスに回復魔法って載ってないから。
色々と超越し過ぎじゃないかなぁ。
「でも、結構サリー師匠の方がおされていますよ?」
「何言ってんだい…」
「当たり前だと思います…」
「やっぱり罪作りね」
なんか…
嫁さん3人に責められてますね…
「なんの事です?」
「瑞木が、奥さんであるわたしを差しおいて、サリーに可愛いとか言ったんだろ!不意討ちを食らったサリーが、武司を黒焦げにしたのが、そもそもの原因じゃないか!!」
あれ?
セーフの目が冷たいです…
「サリーさんは喧嘩する気構えもない状態での開始ですし…押されるのは仕方ないかと」
リーフのじと目が痛いなぁ。
「なにより、瑞木君が気になって、今現在も気合が足りてないわ。じり貧よ!」
何故だろう?
にっこり笑ってるさやかが、一番怖いんですけど?
「僕の言葉って…そんなに、サリー師匠の精神力を蝕んだ?もしかして、この騒動って僕が悪いの?」
「「「「もちろん!!」」」」
総突っ込みを食らいました…
「厳しいなぁ…僕は単なる本心を口にしただけだよ?」
「じゃあ…私にも本心を聞かせてください…」
ん?
「リーフ、それはあとでね?今は、あの二人の喧嘩という名前の破壊活動を止めなきゃね」
「絶対ですよ?」
わかったから…
「武司さん、回復したなら玲子さんは任せて良いですよね?」
「当たり前だ。玲子は永遠に俺の嫁さんだからな!瑞木にだって渡さねぇさ!!」
そんな気無いです…
玲子さんのお相手とか、美人だけど、僕には無理ですよ!
心と体の両方が持ちそうにありません…
「じゃあ、僕は劣勢のサリーさんのフォローに回りますから、その間に、玲子さんの説得をお願いします」
「合点だ!任せろ!!」
ふむ…
じゃ、行きますか…
「そこまでにしましょう!僕が今から介入しますけど…恨んだりしないで下さいね!!」
「私の武司に何してくれてるんだい!!」
「何回も言ったろ!うっさいね!!手加減を間違えたんだよ!そんなに目くじらたててんじゃないよ!!」
2人とも全く聞いてないし…
サリー師匠の両手から、玲子さんに向かって電撃が触手のように、素早く伸びていく。
その一瞬の光のような攻撃の隙間をぬって、玲子さんが移動し、左手の拳をサリー師匠の右脇腹に突き込んだ。
「はい、そこまで!」
「あぁん?」
僕に両手を掴まれた玲子さんの視線が痛い。
「どきなっ!!」
僕が背を向けて、玲子さんからの攻撃を防いでるはずの、サリー師匠から、邪魔するなってオーラをビシバシ感じる…
この人たちにとっては、勝つとか負けるとかは、きっと別次元の話なのかもしれないな…
「すみませんが、今回の喧嘩は、僕が原因らしいんで、責任をとりにきました。武司さん!!今ですよ!!任せましたからね!」
「おう!玲子…俺ならこの通り無事だ。愛してるぜ!!」
「武司っ!!無事なのね?あぁ…武司っ…無事で良かった!!もう!!心配させたんですから、今日はもう離さないですからね!」
僕が玲子さんの両拳を支えているその間に、武司さんが入り込んで、玲子さんを抱き締めた。
その瞬間に、玲子さんの背後から戦鬼のオーラが消え去った。
もういいだろうと、両拳を放すと、武司さんに離さないと宣言をした瞬間に、武司さんに抱きついて、キスを始めている…
切り替え早いなぁ。
「とりあえず、玲子さんは止まったか…サリー師匠?大丈夫ですか?」
「くっ!!」
サリー師匠が膝をつくのを、背を向けたまま感じ取った。
やはり、さっきの右脇腹への拳が効いてるみたいだ。
「サリー師匠…少し確認させてもらいますよ?」
「だ…ダメだよ…触っちゃ嫌だ!」
ふむ、嫌がる姿が可憐すぎる…
「えっとですね…そういう姿を見せられると、何て言うか…凄くリビドーを抉られるんで止めて貰えますか?」
「瑞木!!何やってんだい!!さっさと見な!!ん?これは…腎臓が破裂してるじゃないか!!はよヒーリングをかけな!!死ぬよ!!?」
腎臓破裂って、出血多量で危ないじゃねえか!!
「ヒーリング!!」
「余っ計なことを…」
師匠、待ってください…
一瞬で治りましたが…
真面目に、死の危険がありましたよ?
「心外ですね…家族に会えなくなっても良いと言うんですか?」
「あぁ…死んだ方が良かったかもしれないね。どの面下げて虎丸に会えって言うんだい…」
ちょっと聞き捨てならない言葉が聞こえたんだけど…
何事?
「今この瞬間も、魅力的すぎる素晴らしく可愛らしいお顔だと思いますけど?」
「は?本気でか?」
もちろん。
「虎丸さんも同じことを言うんじゃないですか?もちろん本気でね!!その持ち主が、何を世を儚んでいるんですか?僕に出来る事があれば、何を置いても力になりますよ?」
「はははっ…本気みたいだね…毒気まで抜けちまいそうだ…あぁ、虎丸に会いたいね。これで失礼するよ…冒険者ギルドの方は…さやか!今日のとこは頼んで良いね!?」
サリー師匠が、少しだけ寂しそうに、スッキリした顔で宣言した。
宣言後は、微笑みが戻っているから、もう大丈夫かな…
「えぇ!引き受けたわ!!」
さやかが了承した瞬間に、サリー師匠が走り去っていく…
「元気になるといいけど…」
「もう…本当に罪作りね!」
さやか…
だから何が?
解せぬ…
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚、回復魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4478)さやか(20,9)恵美(21,7)武司(1252)玲子(840)朱音(21,3)
メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(41,1)奈美枝(1045)御影(19,7)ユリア(3771)
枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4650)岬(4978)潤(3296)雨音(3329)美嶺(13,6)
牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(220)サリー(1510)レミ(450)
他42名(平均2463)
元奴隷12名(平均160)
ノルン達7名(平均82)
天河(3730)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)
他23名平均(1971)
冒険者200名(平均88)
ハイエナ冒険者40名(平均7)
_精霊_風(29,4)水(36,0)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。