427お姫様抱っこをされた瑞木と黒焦げになった武司
「もういいでしょう?2人とも…」
「ダメですよ…」
「そうね。言ったことの責任はとらなきゃダメよね」
念話での会話だ…
実際の口は、塞がっていて、言葉を発する事は出来ない…
くっ!
どうしてこうなった…
「凄く恥ずかしいんだけど?」
「私は幸せですよ?」
「私も凄く楽しいわ」
とりあえず、範囲観測で周りを見ても、知覚できる範囲には誰も居ないけどさ…
間違いなく、うちの会の面子には、観察されてるはずだよな…
お姫様抱っこをされ、キスで口を塞がれてつつ、運ばれている僕をね…
本当にどうしてこうなった…
因みに今リーフと僕を抱っこしつつ歩いているのが、さやかで…
リーフは僕の上で、抱きつきながら僕の唇をもてあそんでいる。
「なかなか、パワフルな構図だねぇ。でも全く歩きにブレがないから、綺麗だね」
サリー師匠…
まぁ、ギガントオークを軽々持ち上げられる力ですから、2mに近い身長のリーフを含めた2人を抱えて歩くこと位、楽勝ですよ。
僕の心の中の何かが、ダメージを受けることに目を瞑ればね…
どっちかって言うと、リーフのバランス感覚が、異常な位だ。
「はい、交代ね!」
さやかの宣言で、リーフとさやかが入れ替わる。
僕が運ばれていく事には、変わりない。
リーフの腕の中で、さやかとキスをしながら、運ばれていく。
はぁ…
「わかった…わかりました。もう、良いから…現状に対する抵抗は諦めた。だから走って帰ろう。いい加減、待ってる皆に悪い。条件はこのままで良いから、移動速度だけはあげていこうよ!」
「確かに幸せな時間を、私達だけで楽しむのも、恵美さんや朱音に悪いですね…」
「仕方ないわね…名残惜しいけど…丁度この交代で、それぞれ同じ回数キスを出来たから、終わりましょうか?」
「はいっ!満足できましたし良いですよ?」
そう…
満足したならいいや…
このうえ、全然足りないとか言われたら、立つ瀬がない…
「そうと決まれば濃厚なのをいくわよ」
「私も2人をギュッと抱き締めることにしましょう!」
さやかのキスと、リーフの抱擁に力が入る。
別に嫌なわけじゃないけど…
こう…
男として何かが違う気がして…
ちょっとね。
「さて、降ろしますよ?」
「ん…満足だわ」
さやかも満足したらしい。
「満足出来たなら良かったよ」
「ふむ、ここからなら馬車で、10分ってとこかねぇ…ん、瑞木、飯田達の馬車がまた、前に見えてきたね。覗いてこようかねぇ」
ゲス姐さん、止めとけよ。
ふぅ…
30分以上かけて、ここまで来た甲斐があった…
あれ?
なんで、飯田さん達の馬車があるんだ?
門扉まで30分の行程を普通に進んでいるのなら、既に着いているはずだよね?
……つまり、馬車並みかそれ以上のスピードで歩いてきたということか…
それでも、計算が合ってない気がするなぁ…
「ずいぶん、速く歩いていたんだね」
「ふふっ、頑張りましたよ?」
満足そうな笑顔だね、リーフ。
えっと実際の時間経過は…
あれ…
出発から15分しか、経っていない!?
これは…
女の子にお姫様抱っこをされるという、あまりに緊張を強いられる状況で、時間の流れの感じかたがおかしくなってたな…
「あぁ…かなり緊張したな…」
「あら、そうなの?美孝君にしては珍しいわね?」
えっと…
「結構、僕自身は小心者だと思ってるよ?僕には勿体無い位の、可愛い奥さん達が、お嫁に来てくれたのだって…たまに、夢じゃないかと思うしね」
「ふふふっ。私が唇を許すのは、美孝君だけなのよ?少なくとも、この感触は夢じゃないでしょう?」
そうだね、さやか…
さっきまで、貪られてたから知ってる…
「私の胸の感触も、感じてください。あぁ…美孝さんの頭の感触…幸せです…」
リーフ、また僕の頭に、よだれの池を作るんだね…
「アンタ達…いい加減にしなよ。帰るんだろ?」
サリー師匠に怒られた…
セーフは、少し寂しそうにしてるし…
「そうでしたね、すみません。サリー師匠はしっかりさやかに掴まって下さいね。セーフ、準備はいいかい?」
「はいよ。準備万端だ」
「いつでも、大丈夫」
僕も、リーフのよだれを拭いて、準備完了だね。
「じゃ、みんな行くよ!」
出発して、瞬時に飯田夫妻が仲良くしてる馬車を追い抜き、遥か後方に消え去るのがわかった。
かわりに、目の前には、ラードの大壁と門扉、瞬く間に武司さんの顔が近くなる。
「おぅ。瑞木、確か…出てく姿は見てねえよな?今度はどんな手品を使ったんだ?」
リーフの転移魔法ですよ?
…あ。
「しまった…転移魔法で、帰ってくればノータイムだった…っと。魔法ですよ?武司さん」
「んー、瑞木…一応、そういう時は、誤魔化してくれや」
マジですか?
「あぁ…でも大丈夫ですよ。今回は飯田夫妻が一緒でしたから」
「はぁ?何やってんだよ?そいつらって諜報長官と、その秘書の事だろ?知り合いなのかよ…」
やっぱり武司さんて、耳が早いですよね。
飯田夫妻という単語で飯田諜報長官とフルーレさんに直結できるなんて…
そして、転移魔法を使って帰ってきていたら、武司さんとの掛け合いも出来てないな。
魔法を使わなくて、ある意味良かったよ。
「最近、知り合いになりましたよ…結婚した時にもすぐ近くにいましたし…」
「…コイツは…トンでもねえことをサラッと言いやがる…諜報長官の飯田といやぁ……ん…まぁ、いいや。奴も結婚したんだから、少しは丸くなるだろ…」
確かに最初はトゲトゲしかったよね。
「と言うわけで、ただいま帰りました!」
「おぅ。お帰り!リーフとセーフも元気そうだな!!さやかにサリーまで一緒かよ!おう!サリーのその姿は久しぶりだな…格好良いぜ!往年の雷神は、一味違うじ…」
バリッと音がした瞬間に、武司さんから白い煙があがった…
「往年とか言ってんじゃないよ!!失礼な!!わたしゃ今でも現役なんだからね!!」
サリー師匠の逆鱗に触れてるし…
さすがの武司さんも、雷神には敵わないですね…
「確かに戦雷コンビのお2人は、20才台にしか見えないですよね…2人とも綺麗だし、サリー師匠は更に可愛いですからね…」
「なっ!!何を!!」
真っ赤になったサリー師匠から、更なる電撃が、武司さんに伝わってる…
そろそろ止めてあげて!
武司さんが、真っ黒焦げになっちゃう…
「瑞木君…罪作りな事は、しちゃダメよ…」
さやかは武司さんそっちのけで、そんなこと言うの?
そんなに変な事言ったかな…
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚、回復魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4478)さやか(20,8)恵美(21,7)武司(1245)玲子(838)朱音(21,3)
メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(41,0)奈美枝(1045)御影(19,7)ユリア(3771)
枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4650)岬(4978)潤(3296)雨音(3329)美嶺(13,6)
牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(220)サリー(1690)レミ(450)
他42名(平均2463)
元奴隷12名(平均160)
ノルン達7名(平均82)
天河(3730)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)
他23名平均(1971)
冒険者200名(平均88)
ハイエナ冒険者40名(平均7)
_精霊_風(29,4)水(36,0)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
_設定_細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。