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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第7日目 新ギルド完成!!さぁ、旧ギルドはどう対応して来るかな?
444/503

424元ギルド長のハーレムの瓦解と荒木シヴァとは

「さてと…元ギルド長に死ぬため準備をして貰おうかな」


「ふひ?」

あれ、元ギルド長が怯えだした。


「ん?あぁ、ごめんなさい。肉体的な死ではなく、社会的な死の事ですよ…ほら、このお姉さんでしょ?荒木シヴァさんでしたっけ?好きだって言ってくれたの…」


「ふ?ふひふひ」

頭が取れるんじゃないかっていう勢いで、首を立てに振られる。


「僕の希望としては、結婚して甘い生活を送って欲しいわけですが、お相手によって今後の行動に大きく関わっちゃうんで、申し訳ないですが、今からハーレムの10人の本気度を測らせて貰います。承知して下さいね」


「ふっ…」

途端に、目が死んだ。

うなだれるように、がっくりと肩を落としつつ、承諾のうなずきを返してくれた。

何も言うまい…


「セーフ、このお姉さん含めて、お金目当てかどうか…調べてくれる?」


「瑞木…やってみるけど、本当のところはわかりゃしないよ?しょせん、わたしゃ、データの解析しか出来ないからね。そいつが考えてることがわかる訳じゃないんだ…承知しといとくれ!」

十分でしょう…

可能性のあるなしで絞り込んで、確認は全員にするんだから…


「もちろんさ!ついでに元ギルド長の個人資産も教えてよ!」


「ん…個人資産の方は、3億ラードだね。給料だけでなく、いわゆる個人投資で増やしたみたいだ…」

60億円か…

立派な数字だね。

っていうか…

投資でそんなに増やすなんて、どう考えても超やり手じゃん。

でも、株式会社もない世界で、どう投資したんだ?


「あぁ…瑞木がイメージしてるのとは違うと思うよ?いわゆる、中世ヨーロッパの三角貿易のイメージさ」

気付いてくれたのに、申し訳ないけど知らないな…


「三角貿易って何?」


「知らないのかい?世界史で寝てたね?奴隷貿易さ!アフリカで奴隷を捕まえて、アメリカに売りつけ、更にアメリカで売れるものを買い込み、ヨーロッパに売りつけるっていう。一攫千金。そんな感じのハイリスクハイリターンものだよ」

ふむ…

実際実行者とは思えないから、出資者として、参加したのか…


「それに出資して、大当たりって事なのかな?」


「そうさ…さて、この娘以外の女で、このブタを愛してる奴は、居そうに無いね。120億ラードっていう金に目が眩んで着いてきただけだろうさ…」

やっぱりそうか…

まぁ、この体型とあの性格を本気で愛せる人は、結構特殊だと思わざるを得ない。


「じゃあ、みんなを起こして、確認だけしようか…ま、当然、資産の全没収を伝えて、それでも、そばに居たいという子だけ残して、あとは再度寝て貰うよ?」


「まぁ…妥当な線じゃないのかい?」

だよね…


「元ギルド長に言っておきますが、全員が断ることもあり得るので、覚悟はしてくださいね?」


「ふっ…」

締観と自嘲の混ざった、寂しい視線を投げ返された。

そのあと微笑んだその瞳には、夢を見れただけで、満足だと言いたげだった…


「そっか…わかってますよね。それでもなお、夢を見たい…僕にもわかりますよ…」


「瑞木…ちょっと、ブタに親近感を持ちすぎじゃないのかい?」

セーフ、仕方無いさ。

童貞で悩んだものだけが感じるものがあるんだから。


「まぁね。さて、いきますよ。メタルスリープ解除とウェイクアップ」


「ん」

「はぁ…」

「あれ?」

「ここは?」

「ギルド長ぉ…」

それぞれが、目覚める。

因みにメタルスリープからの人たちは、平然としていた。

まぁ、普通に馬車に乗ってただけだからね。


「さて、取り敢えず、そこの5人は服を着てくださいね。大事な話があります」


「「きゃぁ!!」」

「「ひゃあ!」」

「ちょっと!私のギルド長に何してくれてんのよ!!英雄だからって関係ないんだからね!!」

1人だけ反応がおかしい人がいる…

激昂して、僕の胸ぐらを掴んで揺さぶってらっしゃる。

僕の事を英雄だとわかっていながらだ…

もう、この反応だけで認めても良い気がしてくる。


「ストップ。荒木シヴァさんでしたね。全裸で凛々しい啖呵をきって頂いて、貴女のお気持ちは良くわかりましたが…元ギルド長を拘束し、取り押さえるには、それだけの理由があるのです。主に、貴女達のためにね…まず説明をさせて下さい」


「……わかったけど…とりあえず、私のギルド長から、退きなさい。全てはそれからの話よ!!」

まぁ、逃げる気もないだろうから、良いけどね。

座りたくもない椅子からようやく解放された。


「さて、拘束している事からわかる通り、この人は罪を犯したので、僕らが現行犯逮捕しました」


「逮捕?」

「あのギルド長が!?」

「嘘でしょ?」

確かに元ギルド長が、そういうポイントで下手をうつところを想像できないのはわかる。

今回の逮捕は結構偶然の要素が強いからね。


「嘘じゃないので、ここでこうして捕まっているわけですよ。罪状はともかく、皆さんに影響が強い内容をまず話しましょうか…」


「どういう意味なの?」

だから…

シヴァさんよぉ。

パンツしか履いていないのは何でだよ!

そっちの方が気になるよ!!


「…つまり、不正に退職金を受け取ったため、返還及び穴埋めをしないといけないんです」


「つまり…」

「まさか…」

シヴァさん以外の9人の顔が、歪んでいく…


「はい、この人は、今から無一文になるわけですね。というわけで…それでも着いて行きたい人は、あちらの馬車にどうぞ。目的地のラインクラフト共和国までお連れします。逆にラードに帰りたい方は、こちらの馬車へ。それぞれ乗って貰えますか?大人しく乗るなら、元ギルド長の共犯ではないと僕が保証しましょう」


「…」

「ちっ!」

「はぁ…」

「短い夢だったわ…」

「せっかく…」

「馬鹿らしいね…」

「くっ!」

あるものは無言で、あるものは罵りながらラードへ帰る馬車に乗っていく。

元ギルド長へは、一瞬も視線を向けないのはいっそ清々しいね…

反吐が出そうだけど…


「ねぇ…この馬車って、私物よね?事の後、どうするの?」

元ギルド長の私物だね。

売れなくて、ずっと馬具屋に眠ってたのを、金にあかせて買ったんだよね…


「貴女方を送り届けた後に、処分して没収されます」


「ちぇっ!そのまま頂こうかと思ったのにな…」

それは泥棒だっての!!

呟いた瞬間に、そのまま、帰りの馬車に乗り込んだ。

お金に辛い方ですなぁ…


「ねぇねぇお兄さん…あなたが私を囲わない?サービスしてあげるわよ?」

背の低く、髪の長くて胸のサイズの大きい、19才の顔の可愛らしい女性だった…

この状態で、うんって言う男とは個人的に友達になれそうにない。

ハッキリ言って気持ち悪い。

好みとして真逆だし…

決定的なのが性格だ…

このまま、見ていたら、早い段階で洗面器のお世話になりそうだ…

お引き取り願おう!


「リーフ、さやか…来てくれ!!」


「美孝さん、何ですか?」

「美孝君、なんのよう?」

主に、元ギルド長が危険なので、周りに哨戒に行っていた2人を呼びだした。

そして、2人の頬にキスしながら話す。


「嫁さんは既に5人居るんでね。僕には君に心を割く余裕が無い。特に、愛人にはね…悪いけど、他をあたってくれないかな…」


「ふん…私の方が美乳よ!!」

リーフとさやかの胸を凝視しながら、くるりと背を向けて歩き出した。

僕のセリフの半分も聞かずに、帰りの馬車に乗り込んでいく…

これで9人…

最後の1人は動かない。


「ねぇ!聞いて良いかしら?」

パンツ一枚で仁王立ちの最後の1人から、質問された。

何が聞きたいのかな?


「着替えの行方が知りたいなら…既に貴女の周辺にありますよ。何が聞きたいんですか?」


「ギルド長は資産を没収されるんだよね?」

そう話したよね?


「ええ…」


「だったら、ラインクラフトに行く必要ないでしょう?」

当初の行き先だったんだけどな…


「なぜですか?」


「無一文で行っても生活できないわ!!」

まぁ、その通りだね。


「では、どうしたいんですか?」


「ラードに戻れば、私の家だってあるし、仕事だってまだ辞めていない…私のギルド長と2人で慎ましやかに暮らして行く分には、十分だよ。ラードに戻って良いかな?」

元ギルド長と離れる気なんて欠片も無いんですね…


「じゃあ返事はどうします?」


「あなたなんかに何か言われるまでもなく、私はずっと私のギルド長と一緒にいるの!私はお金のためじゃなくて、私のギルド長に抱かれるためだけにこの馬車に乗ったの!!だから、それは愚問だわ…」

もう…

これ、ゴールして良いよね?

シヴァさんの決意は小揺るぎもしてなさそうだしさ。


瑞木美孝18才 Lv509(106)

体力値_126万(1320)=16億

魔力値_126万(1320)=16億

__力_126万(1320)=16億

_知力_126万(1320)=16億

俊敏さ_126万(1320)=16億

器用さ_126万(1320)=16億

幸運値_126万(1320)=16億

_魅力_1260万(1320)=160億

__風_10万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8300万

__土_9万(1320)=1億

__光_4万(1320)=6200万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続


蕩涎級_呪術、精霊魔法

信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮

_上級_召喚、回復魔法

_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在

_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法

武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4478)さやか(20,5)恵美(21,7)武司(1215)玲子(838)朱音(21,3)

メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)

流々(3126)里乃(3375)リーフ(40,7)奈美枝(1045)御影(19,7)ユリア(3771)

枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4650)岬(4978)潤(3296)雨音(3329)美嶺(13,6)

牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(220)サリー(1670)レミ(450)

他42名(平均2463)

元奴隷12名(平均160)

ノルン達7名(平均82)

天河(3730)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)

七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)

他23名平均(1971)

冒険者200名(平均88)

ハイエナ冒険者40名(平均7)

_精霊_風(29,4)水(36,0)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

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