表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第7日目 新ギルド完成!!さぁ、旧ギルドはどう対応して来るかな?
441/503

421元ギルド長と飯田諜報長官の間にあること

「これは何の真似だ!さっさと放さないと後悔する事になりますぞ!!」

両腕を、僕と忠継さんにがっちり固定された元ギルド長が、訳もわからない様子で叫ぶ。


「こんにちは。お会いするのは2度目ですね。僕は瑞木美孝…冒険者をやってます。今日は残念ながら、あなたを犯罪者として拘束するために来たんですよ。現行でね」


「現行犯?犯罪者?はははっ!!馬鹿なことを言うのは、止めるべきですぞ!」

まぁ、あの法律の改正を知らない元ギルド長には、ピンと来ないのも無理はない…


「今この馬車…」「はんっ!!馬車の中での情事に関しては、皆納得して参加していますぞ!!犯罪だなんて馬鹿馬鹿しい!!わかったら、サッサと放すんですぞ!!」

違うってのに…

言葉を途中で遮られた…

イラっとするんだけどな。

そういう事されるとさぁ…


「黙れ!!犯罪者が!罪状はそんなもんじゃないわ!!説明してやるからありがたく黙って聞け!!黙らないなら、よく動くその口から、舌を切り取ってやってもいいんだぞ?」

ちょっと…

簡単にキレ過ぎじゃないっすか?

忠継さんは諜報長官なんだから、もう少し威厳のある怒り方をしましょうよ。

でも、グッジョブ。

中々いい感じの切れ味でした。


「くっ!!黙ってやるが!冤罪が確定した瞬間に、訴えてやるから覚悟しとくが良いですぞ!!」

憎々しげに口をつぐんだね。

しかし…

その顔よりも倍は凶悪な顔をして、忠継さんが微笑んだ。

笑っているはずなのに、同時に底冷えするほどの殺気が放たれている。

それなのに、全く頓着しないこのおっさんには、ある意味で敬服するよ。


「罪状は、冒険者ギルドの長として、冒険者ギルドの経営を著しく悪化させておきながら、その責を放棄して、この馬車で国外へ逃亡しようとしたことですよ。因みに昨日ラード王によって、是正公告という形で通知され、法律化された決まりです」


「は?はぁ?はぁっ!?わたしは…そんな通知知らな…あっ!!今日は係が休みだ!!くっ!!そういう事か!!」

一瞬呆けた顔をしながら、思い当たることがあった様子だ…


「因みに、朝の看板の披露にお越しいただいたので、ご存知とは思いますが、うちも冒険者ギルドの経営をしていましてね。うちにきた文書の写しですが、見たいですか?」


「当然ですぞ!さっさと見せろ!!お前らの勝手な言い分で、捕まるなんて納得いくわけ無いですぞ!!」

……あのさ、親切心で言ってるんだからさ。

もう少し言い方があると思うんだ…


「…別に、僕らはあなたの部下でも何でもないのでね…別に見せなきゃいけない義務もないですから…その様な言われ方をするなら、お断りです!」


「なっ!わたしは冒険者ギルドのっ!ギッ…ギルド長ですぞっ!!」

元ギルド長だな…

今は違うね…


「それを辞めたのは、誰でしたか?別に見ても見なくても、結果は変わらないですから。まぁ…内容は留置所辺りで取り調べ官にゆっくり聞かせて貰えば良いでしょう。では、御機嫌よう!」


「まぁ…お前が辞めてなくても、俺達には関係ないがな。瑞木君は冒険者ギルドに勤めているわけでもないし、俺はラード王に忠誠を誓った身だ…2人とも、お前ごときに何と言われようと、何も感じん!!」

忠継さん…

本当に元ギルド長の事が大嫌いなんですね…


「う、え、あぁ?ぐっ…すまんかった。見せて貰えないだろうか。どうかお願いしますぞ…」

元ギルド長が面相をコロコロと変えた後に、絞り出すようなお願いを吐き出した。


「親しき仲にも礼儀ありって言う位なんですから…面識の無い僕に対する礼儀位は守ってくださいね」


「覚えておきますぞ…ふむ……こんな!馬鹿な!!何でこんなピンポイントに、わたしの行動を突いたような法改正が、このタイミングで行われるなんて!不可解ですぞ!!」

知らんがな!!

そんな行動をとる方が悪いだろ!


「まぁ、どうでもいいな…事実は確定してるんだ。お前が冒険者ギルドに赤字を出し、それを穴埋めせずに、国外へ逃亡した…これがどう言うことか、わかるか?」

忠継さんが、凄惨な笑みを浮かべながら聞いている。

さっきから何があったのさ?


「…は?この通知の通りですぞ?確かに、わたしは法の認識不足により、逃亡したと見なされても仕方の無い行動をとってしまったのですぞ。だから、犯罪者として断罪されるのは仕方ない。よって、資産没収の上、懲役2年は甘んじて受け入れますぞ…」

量刑まで、一目で把握するのは、さすがだなぁ。


「はっ!ははははははははっ!!はーっはっはっはっはっは!!」

止めろよ…

焦点の合わない瞳のまま、いきなり笑い出したら、怖いってば!!

まんま、ホラーじゃねえか!!


「忠継さん!なに笑ってるんですか!恐ろしいから止めてくださいよ!!」


「ん?失敬した。ここではない何処かにトリップしてましたよ…で、だ!!この馬鹿が!!お前の量刑を懲役2年で済ますわけ無いだろうが!」

待とうか…

何が言いたいのかな?

まさか…


「さて、到着しました。捕縛しますよーっ。はいはいーっ、もう放して大丈夫!!」

元ギルド長にとっては、多分突然に、忠継さんの嫁さんであるフルーレさんが現れて、例の予備の方の縄でぐるぐるに縛り上げた。


「しかし、なんだい!黙って聞いてりゃあ!飯田ぁ!あんた、自分の恨みを晴らそうなんて、考えてないだろうね」

同時にサリー師匠も来た。

単刀直入に、確認が入る!


「自分の恨みなんて、馬鹿馬鹿しいものの為に、こんなことをするわけないでしょう!諜報長官をなめないで頂きましょう。単なる恨みの代行ですよ。コイツに殺された数多くの民衆のね…」

死ぬべきだと…

言ってるわけですか。


「まだ、街道封鎖による特別警戒体制は解かれてませんからね…犯罪者に、問答無用で死を授けるのが普通ですね」

フルーレさんも、笑顔が怖いなぁ…

2人して相当に腹に据えかねたモノがあるということですか。


「わ、わたしの命をとるというのか?そ、そんな!!いやですぞ!!こんな嫌がらせなんぞで命をとられるなんて嫌ですぞ!!」

あぁん?

嫌がらせ?

聞き捨てならねぇな!!

そんな了見でギルドに赤字を残しやがるなんてよ!!

嫌がらせがギルド職員あてだったら、飯田夫妻に賛成してやる!!


「おい…誰に対するどんな嫌がらせだと?言ってみろよ」


「うっ…あぁ…」

殺気を叩きつけ、低い声で聞いてみたが、話せる状態ではなくなったか…


「ふん…どうせ、近視眼的にしか見てないんだろ?ギルド業務を、結局受け継ぐことになる私への嫌がらせのつもりなんじゃないかい?」

はぁ?

それ、全く嫌がらせにならないぞ?


「そうですぞ…国とサリー、あと英雄瑞木宛の嫌がらせのつもりだったんですぞ…」

うーん…

管轄外の事は本当に見えてないんだね…


「はぁ…無駄なことをしましたね…」


「え?無駄とは何なんですぞ?」

そのままさ。

嫌がらせになってないな。


「旧ギルドの業務を新冒険者ギルドが受け継ぐとして、その負債まで負う義務はありませんよ…」


「まぁ…別組織だからね。当たり前さね」

サリー師匠…

さらっと同意しましたけど。

本当に知ってましたか?


「は?」

名前しか同じじゃないってば…


「さらに、うちが受け継ぐ受け継がないに関わらず、20億ラードの負債は、ラード王国が補填するけどね。ただし、ラード王国にとっては…雀の涙位にしか認識されないね」


「へ?」

貿易立国を舐めてるわけですね…

軽ーく必要経費として認められる範囲に収まるはずだよ。


「まぁ、残念ながら、無意味だったね。次に生まれ変わったら、頑張ってください!」


「いっ…嫌だ!!ようやく、わたしを好きだと言ってくれる女が居たというのに!!一度しか抱けずに死ぬなんて!!死んでも死にきれないぞ!!お願いですぞ!!どうか、チャンスを!!」

そう言えば、元ギルド長も童貞でしたね…

うーむ…


「子供を含めた多数の人が、コイツに殺された…慈悲など!」

ちょっとだけ待とうか…

やっぱり、その言葉は聞き捨てならないよ。

飯田諜報長官。


瑞木美孝18才 Lv509(106)

体力値_126万(1320)=16億

魔力値_126万(1320)=16億

__力_126万(1320)=16億

_知力_126万(1320)=16億

俊敏さ_126万(1320)=16億

器用さ_126万(1320)=16億

幸運値_126万(1320)=16億

_魅力_1260万(1320)=160億

__風_10万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8300万

__土_9万(1320)=1億

__光_4万(1320)=6200万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続


蕩涎級_呪術、精霊魔法

信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮

_上級_召喚、回復魔法

_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在

_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法

武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4478)さやか(20,4)恵美(21,7)武司(1215)玲子(838)朱音(21,3)

メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)

流々(3126)里乃(3375)リーフ(40,6)奈美枝(1045)御影(19,7)ユリア(3771)

枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4650)岬(4978)潤(3296)雨音(3329)美嶺(13,6)

牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(220)サリー(1641)レミ(450)

他42名(平均2463)

元奴隷12名(平均160)

ノルン達7名(平均82)

天河(3730)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)

七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)

他23名平均(1971)

冒険者200名(平均88)

ハイエナ冒険者40名(平均7)

_精霊_風(29,4)水(36,0)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ