419飯田夫妻とともに転移した先は…
「で、うちの事務所に来たわけですか…法律を変更した次の日に、その件で逮捕者が出るとはね…まぁ、まだ捕まえられると、決まってませんけれどね。瑞木君なら楽勝かもしれませんが…残念ながら私達は普通の人間ですから…」
飯田さん…
諜報長官にしては、気弱な発言じゃないですか…
捕まえるに決まってます!!
そのために、この事務所まで来たんですからね!
「では、証拠品は私にお渡し下さいますね?」
フルーレさん…
渡すのは構わないけどさ。
旦那さんである忠継さんには悪いけど、ちょっと連れ回させて貰いますよ!
一応、警察機関立会いの下に動きたいからね。
「はい、コレですよ。それはそれとして、今から、現行犯逮捕に行きますよ?準備は良いですよね?フルーレさん!!」
「えっ?ええぇええ!!さっきの報告では、10分前に対象が門扉を抜けて、国外逃亡を開始したって言いましたよね?確かに、捕まえれれば現行犯ですが……ま、まさか…」
体験済みの飯田フルーレさんは…
思い当たったみたいですね。
「そうですよ!朝のあれで、リーフに送って貰います。別に、痛くも苦しくも何ともなかったでしょ?」
「……あれですか…ふぅ。わかりました!そうと決まれば、さっさと行きましょうか!!捕縛用の道具は肌身離さず持ってますから、今すぐでも大丈夫です!」
…それって…
肌身離さずって言うか…
肌に直接でしょうが。
使ったら…
下着代わりが、無くなったりしませんか?
いくら服の下でも、何もつけないのはどうかと…
まぁ、今現在の格好も、相当だと思います…
服の下だから普通の人ならば見えませんけどね!!
「フルーレさん、予備の捕縛用の道具を持ってきてください。使用中の道具を、元ギルド長に使ったら、服の下が裸になっちゃうでしょ?」
「っ!!何でバレてるんですか?……仕方ありませんね。10秒待ってください!!」
全く動じないなぁ…
もう痴態を見せるのは旦那の忠継さんだけですか…
そうですか…
「いや、待って!待って下さいよ!うちの嫁さんを連れて何処に行くって話ですか?」
聞いてましたか?
忠継さん…
諜報長官がそんなことでどうするんですか!
「今、元ギルド長を現行犯で逮捕しに行くって言いましたよね?忠継さんもご一緒します?」
「は?」
察してくださいよ!
今日は、なんでそんなに反応が悪いんですか!
「セーフに元ギルド長の近くで、見張って貰ってるので、少なくとも、取り逃がすことは無いと思います」
「いやいや…そっちでなく!私も一緒に行けるんですか?」
まぁ…
行きたきゃ、行けますけど…
諜報長官の仕事が忙しいんじゃないのかなぁ…
「行きたいんですか?高いですよ?」
「構いません!!是非ともご一緒させて貰います!」
ん?
飯田さんがいつになくやる気だね…
まぁ良いか…
おっ、フルーレさんも道具を持って戻ってきたね。
「なら、貸しという事で…じゃあ行こうか…リーフ、頼んだよ?」
「はい!!では、飯田夫妻を加えて、美孝さん達5人を先に送り出します。後で私が追いかけますので、よろしくお願いします!!」
気合が入ってるね…
満面の笑顔だ…
「おう!!向こうで抱き止めるのは任せておいてよ!」
「えへへっ!!やったぁ!じゃあいきます!!いってらっしゃーい!!」
リーフが転移魔法を、使った瞬間に僕、さやか、サリー師匠と飯田夫妻の姿が、ラード王国諜報長官の居室からかき消えた。
残ったリーフは、1分の時間経過の後に、転移魔法で追いかけてくる予定だ。
「おし、あの馬車だな!!中々のスピードだ…最高級のやつだね。セーフ!状況を教えてくれ!!」
「瑞木…やっと来たね。遅いじゃないか!」
我が女神がご立腹だ。
「ゴメンよ。フルーレさんが、縄の予備を取りに行ってたからさ…」
「全くもう…あいつらは見ての通り、馬車2台に元ギルド長と10人の女が乗ってるね。御者も含めて、13人で豪遊に出掛ける途中だ。馬車の中で既にお楽しみの最中だね!」
乗ってる女性は全員…
元ギルド職員ですか…
そうですか。
全員がさやかの元同僚なんだよね…
キツイものがあるなぁ!!
「金にものをいわせて、ギルド職員を自分のものにしたわけか…つまり、あの宣言と業績報告書は、金があるってアピールか…寂しい話だなぁ…」
「ついでに、御者もおこぼれに預かろうっていう元ギルド職員だね…」
狭いな…
物凄く狭い範囲で物事を完結させてるなぁ…
元ギルド長の性質の問題なのか?
「しかし、護衛を引き連れてるかと思ったら、全くいないね…」
「このご時世だ。断られたんだろ?」
でもさ。
「かもね。でも、あんだけ金があれば、なんとかなったんじゃないの?」
「バカだねぇ!商人専属は、長期の雇用契約を結ばれているから、そもそもほぼ無理だしね。冒険者はうちが囲っちまっただろ?だからと言って、ごろつきなんか雇ったら、逆に殺されちまうじゃないか!!」
そっか…
本当は、護衛が欲しかったけど、無理だったから妥協した結果なんだね…
「確かにそうですね。サリー師匠…ある意味で憐れですね」
「美孝君、そろそろ1分ね。リーフちゃんが来る頃なんじゃない?」
おっと…
ありがとうさやか。
準備しとこうか…
鎧は収納に仕舞って、と。
「美孝さーん!!」
空中にリーフが現れて、僕を呼びながら落下してくる。
そこへジャンプして空中で抱き止め、リーフをお姫様抱っこで抱えながら着地した。
「どうだった?リーフ」
「凄く幸せです!美孝さん大好きっ!!」
どうして、こんなことになってるかと言えば、リーフの希望だったりする。
そもそも、平地から平地へのそのまま転移が可能なので、さっきの僕らのように、普通に転移して来れる。
だけど、それじゃ寂しいとリーフが言うので、付き合ったわけですね…
バカップル臭が漂ったことは否定しない。
でも、コレくらい良いじゃないか!
新婚なんですから!!
「さて、馬車を止めに行きますか!!」
「そうね、美孝君。私が前の馬車の御者を押さえるわ!」
「美孝さん!!後ろの馬車の御者は任せてください!!」
え?
元ギルド長への声かけは僕の担当ってことですか?
仕方ないなぁ。
組織の長としての仕事ってことですかね…
頑張りますか。
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚、回復魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4478)さやか(20,2)恵美(21,7)武司(1215)玲子(838)朱音(21,3)
メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(40,6)奈美枝(1045)御影(19,7)ユリア(3771)
枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4650)岬(4978)潤(3296)雨音(3329)美嶺(13,6)
牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(220)サリー(1625)レミ(450)
他42名(平均2463)
元奴隷12名(平均160)
ノルン達7名(平均82)
天河(3730)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(206)ムーン(365)
他23名平均(1971)
冒険者200名(平均88)
ハイエナ冒険者40名(平均7)
_精霊_風(29,4)水(36,0)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。