411朱音とサリー
「ただいま!ダーリン!!」
開口一番で僕を呼びながら、朱音さんが帰ってきた。
走り寄り、抱き付いてくる。
鎧を着けていないので、ダイレクトに胸が押し付けられる…
「朱音さん…わざとですよね?それ…」
「え?何の事?わかんないな!」
それだよ、それ!!
わざわざ、胸をぐりぐり押し付けてる、その行動そのものだっつーの!!
「わざわざ狩りが終わった後に、鎧を脱いでから帰って来てますよね?なんでそこまで、めんどくさいことやってるんですか?」
「あぁ!そのこと?最近ダーリンとのスキンシップが足りてないから、補充してるだけだけど?本当は、さっさとベッドインが、一番面倒がないけど…ダーリンの方が納得なんてしないでしょ?」
何を当たり前の事を…
「あと3日経てば、1週間でしょう?結婚すれば、そういう関係になるって言いましたよね…」
「つまり、それまでは手を出すつもりは無いんだよね…」
無いね…
「そう、前から伝えてますよね?どうしたんです?今更…」
「ううん…何でもない。少し嬉しかった…ただ、それだけ」
顔を僕の胸に押し付けながら、幸せそうに朱音さんが微笑んだ。
可愛いなぁ…
でも、どういう心境の変化なんだろう?
「まぁ…いま位のスキンシップなら、別に吝かじゃないですけどね…何かありましたか?」
「ううん…何にも…毎日、何にもないことが…とっても嬉しいんだ!!」
何もない?
それは嘘でしょう?
「僕は結構、毎日、大変な目にあってる気がしますけど?ちょっと何もないって話には同意しかねますね」
「あぁ…仕事に限ってはそうだね…言ってるのは、女関係の話…美嶺は例外としても、その他の女の影はダーリンに無いんだもの!」
やっぱ、真面目だねぇ…
「僕は奥さん以外に、手出しはしないですよ?まぁ…少しのスキンシップ位はしちゃいますけどね…」
「まぁ、あそこにいる、サリーさんとは、少しばかり危なかったよね…」
…ごめんなさい。
サリー師匠は私情がそれなりに入ってました…
もちろん、一応わきまえてはいましたけど。
無意識に抱き締めちゃったからね…
「ドストライク過ぎて、あまりの可愛さに、無意識にギュってしちゃいましたね」
「取り繕わないねぇ…」
まぁ…
「相手に嫌がられたわけでもなく、親愛の情の延長でしかないですからね…あくまでも可愛い女性を愛でただけですよ。一線を越えるつもりはないです」
「だよね…あくまで親愛の情か。しかも、私が誘ってもなびかないし…他の子に目移りしたりせずに、お嫁さんだけを愛してる…」
何を当たり前の事を言ってるんだろ?
「普通の事でしょう?」
「私の事…愛してるよね?」
は?
「当たり前でしょう?僕は好きでもない女の子と結婚するほど酔狂じゃない…朱音さんを愛しているから結婚するに決まってます!!」
「そんな据え膳の女が、結婚前とはいえ、毎日しなだれかかっても、変わらないってことが…嬉しいんだ」
嬉しいのか?
「その割りには、積極的にベッドに誘われてましたが?」
「もちろん、それに応えてくれるなら、それはそれで嬉しいし、幸せだよね。でも、私は、私との約束が守られるところの方がより見てみたいかな…」
無意識なのかな…
まぁ、どっちでも関係ない。
僕は僕の考えを変えるつもりが無いからね。
「僕は、今までと対応を変えたりしませんよ。そこは安心して大丈夫です」
「ダーリンが請け負うなら、間違いなんて無いね!!」
信頼が重たいね。
まぁ、この件に関しては心地よい重さだ。
「ところで、朱音さん…何をしに行って、何をするために戻ってきましたか?」
「えっと…狩りに行って、その報告にきたよ…」
だよね…
「あちらで、さっきからお待ちかねの方々の視線が、そろそろ死んでしまいそうな憂いを帯びてきたので…とりあえず窓口に行きませんか?」
「あははっ!!そうだったね。行こうか!」
うん、良い笑顔だ。
「朱音…スタンバイさせてから、どれだけ甘い空気を垂れ流すんだい!!全く…砂を吐きそうになったよ!!」
サリー師匠…
「好きなだけ吐いて良いよ?まだ結婚前のダーリンとの一時は邪魔させない!どっかの誰かみたいに、人前で事に及んで無いんだから…ケチケチすんなよ!」
朱音さん…
それは、誰の事かなぁ…
「玲子と比べたらダメだろが!あれは、ダメなカップルの見本だからね?色々と残ってる伝説は、反面教師としてのみ、使用可能だと思いな!!」
直で名前を出すんですか…
師匠…
まぁ、知らないのは僕位だから、今更なんだろうな。
「私は、ダーリンの心を手に入れるためなら、何だってするの!!邪魔すんな!そんなことより、狩りの獲物の査定に来てるんだから、さっさと見てくれ」
うーむ…
「朱音さん…僕の好みとしては、さっきサリー師匠の言った通りにしてくれた方が嬉しいな!」
「え?ダーリンがそう言うなら、そうする!!」
見事な手のひら返しだ…
「全く…本当にのめり込んだら一直線だね。瑞木…アンタの嫁さんは、そういうタイプばっかりに見えるけど…大丈夫なのかい?」
壮大なブーメランだね…
「虎丸さんが幸せなら、僕も十分に幸せになれると思いますよ?」
「……覚えといで…絶対!この恥ずかしさを瑞木にも味わわせてやるからね!!」
真っ赤になってうつむくサリー師匠…
ご馳走さまです!!
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚、回復魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4478)さやか(19,6)恵美(21,3)武司(1215)玲子(838)朱音(21,1)
メルー(7802)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(40,0)奈美枝(1045)御影(19,4)ユリア(3771)
枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4650)岬(4978)潤(3296)雨音(3329)美嶺(13,6)
牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(220)サリー(1593)レミ(450)
他42名(平均2463)
元奴隷12名(平均160)
ノルン達7名(平均81)
天河(3730)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3515)朋久(2094)レイン(199)ムーン(350)
他23名平均(1971)
冒険者200名(平均82)
ハイエナ冒険者40名(平均5)
_精霊_風(29,4)水(36,0)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
_設定_細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。