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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第7日目 新ギルド完成!!さぁ、旧ギルドはどう対応して来るかな?
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407リーフの作った地獄絵図と小鳥遊君の両腕の行方

「ぎゃあああ…」

「私の右手!!どこ!?」

「俺の足が!?ないっ!何処だ?痛みが!うわぁあああ!!」

「あぁああ!!痛い、痛いっ!」

なんだこれ?

修練場が血で真っ赤に染まり、地獄絵図だった…

その中心で佇むのは、返り血すら全く浴びていないリーフだ。

一応、致命傷を負っている人はいないけど、このままだと出血多量で死んじゃうね。

サリー師匠と戻ってきた途端に、こんな状態なんて…

気を抜いて、範囲観測を解いちゃダメってことですか…

そうですか…


「大体予想はつくけどね…何があったか。説明できる?僕は取り敢えず、このお馬鹿さん達にヒーリングをかけてくから、これ以上は、誰も手を出さないようにね」


「はいっ!」

リーフ…

笑顔だけど、地獄絵図を作り出したのは貴女だよね?

まぁ、リーフにとっては、後ろ暗いところが、全く無いからなんだろうけどさ。

間違いなく、僕がらみ以外あり得ない!


「水の精霊よ。それぞれの持ち主のパーツを拾い集めて、元通りに並べ直しておくれ。傷口の浄化殺菌もついでにお願い!」


「んー。わかったー。簡単簡単!!」

そう呟くと、水の精霊が40人のハイエナ冒険者を運んで来た。

正確にパーツを並べて、切り刻まれる前の状態で、水にたゆたわせている…

はぁ、見事にバラバラになってるなぁ…

でも、これなら、逆に綺麗な切り口過ぎて、ヒーリングを使わなくても、元に戻るかもしれない。


「ありがとな。水の精霊よ。まぁ…ちゃんとヒーリングを使うんだけどさ…ヒーリング!×40」


「じゃあね!」

ヒーリングで、傷が回復したのを、見届けた水の精霊が帰るのと入れ替わりに、リーフが話し出す。


「この馬鹿者達は、私の美孝さんを蔑みました。万死に値します!!」

そんなとこだろうと思ったけどね…


「だからといって、リーフがいきなり斬りつけたりはしないって知ってるけど…その続きは?」


「犯罪者に人権などという上等なものは、勿体無いと思いました。私の美孝さんを蔑みましたし!!でも、一応、仕方ないので、優しく謝罪を促したところ、襲いかかってきました」

あぁ…

それで、反撃したわけね…


「でも、手足を寸刻みでサイコロ状に切り落とすのは、やりすぎじゃないかな…精霊に頼まなかったら、誰の手足か判別がつかなかったと思うよ?」


「命があっただけ、感謝して欲しいくらいです。私の美孝さんを蔑んだんですから!!」

…拘るねぇ。

僕としては、自分自身が何か言われても、仲間や家族に危害が加わらない限り、どうでも良いんだけどな…


「蔑んだってなんて言ったのさ?」


「…雷神の陰で震えている腰巾着で、実力もないくせに、偉そうに!始末してやる!!なんて言ったんですよ!!」

…心底どうでもいいけど…

まぁ、舐めきられてるのはわかるね。

しかも、始末してやる、か…

さっき、サリー師匠を抱えて飛び去った時に、暴れるサリー師匠を凌駕しているところを見ているのにねぇ。

逆に手加減されたと思ったのかな。

はぁ……


「えっと…一番我慢できなかった言葉は?」


「始末してやるという言葉です!反省が欠片も見られません!!クズは死すべしだと思います!!」

確かにその通りだね…

今ここで、始末するべきかもしれない勢いだ…


「リーフの言い分はわかった…まぁ…こういう対応も致し方なしと、判断せざるをえないね」


「こうして、美孝さんの力を思い知らせる事も出来ましたし…私は満足です!ただし、再度同じことをしでかしたクズに、手加減をする慈悲は持ち合わせていませんけれど…」

完全に僕ではなくて、ハイエナ冒険者に向けての言葉だね…

殺気自在で、威圧しまくりだ!

美しいリーフの顔そのままに、恐ろしいほどの殺気がハイエナ冒険者達を襲っている。

リーフを怒らせたら、こうなるっていう良い見本だね…


「はいはい、リーフ…それ位にして…僕もこの犯罪者諸君に、したくもない話をしに来たんだから!」


「あぁ…嬉しいっ!直接、その勇姿を拝見できるんですね!!サリーさんには悪いんですが、やはり美孝さんと較べてしまって…」

…悪いけど、依存具合がヤバいから!

もうダメな侵食率だね…

僕が死んじゃったら、なんかヤバそうな魔神とか発生しそうな予感がする。

名前は美リーブかな…

切実に困る!


「で…ここにいる42人の諸君に、大事なお話があります。聞きたくないなんて言う奴は…もう居ませんよね?万が一に居た場合、僕の隣に居る温和な奥さんが、肉を切り刻むミキサーに再度変化するんだけど……居ないようですね。良かった良かった」


「発言しても良いかい?」

あぁ…

黒犬探訪隊の坂口レミ副隊長ではないですか…

さっきの血の宴に、隊長のレイン君共々巻き込まれなかったから、二人して逆に股間の辺りが、酷いことになってますね!


「簡潔にどうぞ?」


「ありがたい…私達に何をさせたいのか…教えて貰えるだろうか?」

うん、サリー師匠にしても、リーフにしても、説明なんてしてないもんね。

聞かなかったコイツらも悪いんだけど。


「良いでしょう。そういう建設的な質問なら、大歓迎ですから……殺人を目論んだ諸君は、本来死刑ってのはわかりますよね?」


「…わかります」

しおらしいね。

演技でないといいんだけど…


「死んで貰うべきなのかもしれません。というか、僕の奥さんは少なくとも死ぬべきだと思ってることは…実感出来たんじゃないですか?」


「…お、おぅ」

「え、ええ」

ついさっきの地獄絵図で、何も感じなかったら、頭がおかしいとしか言えないからね。


「ですがね…今日、明野サリー師匠をギルド長として、新しく発足した冒険者ギルドは…あえて、君達を生かす道、人として活かす道を模索する事にしました。どういう事かわかりますね?」


「た…助かるってことか?」

「バカだな…ただ単に助かるわけないだろ!」

「首に…縄をくくった状態で生活を強いられるってことですよね?」

さすが、レイン君…

なんでレミ副隊長の暴走を止められなかったかなぁ。


「黒犬探訪隊の隊長が正解ですね…今から君達が生きていくにあたって、ペナルティを負って貰います。そして、再犯をした場合には、生きていられるとは思わないで下さいね」


「具体的には?」

簡単だけどね…

口にするだけなら…


「5つの約束をしましょう。1つ、利き腕を頂きます。2つ、ギルド長のサリー師匠には絶対服従。3つ、ギルドの仕事を割り当てます。4つ、ちゃんと働けば、給料はキチンと払います。5つ、解放して貰えるかは、その人次第ですね」


「…利き腕を差し出せば…ギルドに就職出来るって聞こえましたけど…間違いないですか?」

ん?

レイン君?

取りようによっては確かにそうだけど…


「まぁ…更正の確認をする都合上、そうなりますね。勝手な行動を制限する為でもあります」


「わかりました。喜んでこの右腕を差し出しましょう!ただし、僕は字も読めないバカですからね!雇ってから嘆かないで下さいよ?」

そういう反応をするとは、想定外だった…


「お、おぅ…ちゃんと、文字を書くための学校にも強制参加だから、心配しなくて良いですよ?冒険者に成らざるを得なかった人が多かったと聞いていますから」


「「な…なんだってーっ!?」」

まさか…

同じ考えの奴が他にも居た?


「ただし、他の冒険者は、もっと良い条件で雇ったり、学校にも通えます。バカなことをした報いは真摯に受け止めてくださいね!!」


「「そっかー。真面目にやってても良いことあったのか…失敗したなぁ。でも、これからは頑張れば、どん底から這い上がれるかもしれないぞ!!」」

何なんだよ?

気持ち悪いから双子で、ハモらないで欲しい…

女の子なら、別だけどさ…


「はぁ…では、一応聞きます。そんな条件は飲めないから、死にたいって方は挙手をしてください」


「すまねえが、死にたくないが、そんな条件は飲めねえな…」

マッチョな意見ですな…


「日向のつるぎの小鳥遊剣君か…つまり、腕っぷしで抗いたいと言うわけかな?」


「おっ!話がわかるねぇ!!元騎士団長や雷神には敵わなくても、アンタに負けるとは思えなくてね。両腕もぎ取られたって文句は言わねえ!!良いだろ?」

いると思ったよ。

こういう奴…

…わかった。

後悔すらさせてやらない。

ドラゴンを軽く凌駕する僕のスピードを舐めてるからだよ?

文字通り、風すら凌駕するスピードで、小鳥遊君の肩から先を切り落とし、小脇に抱えてから元の位置に戻る。

修練場に、強い風が巻き起こった。


「わかりました。小鳥遊君の両腕は、この通り頂きました。これで文句は無いですね…では、再確認です。その他の方は宜しいですね?」


「えっ!?」

という声を発した小鳥遊君の肩から、血が吹き出した。

このままだと、出血多量で死んじゃうかな…


「リーフ、止血だけしてあげてくれる?」


「はいっ!!美孝さんのためなら喜んで!!」

いそいそと、満面の笑顔で、ヒーリングをかけに行くリーフに、視線が集まる。

その視線は、この旦那あっての嫁なのか!

とありありと語っていた。

まぁ…

その通りですが、何か?


瑞木美孝18才 Lv509(106)

体力値_126万(1320)=16億

魔力値_126万(1320)=16億

__力_126万(1320)=16億

_知力_126万(1320)=16億

俊敏さ_126万(1320)=16億

器用さ_126万(1320)=16億

幸運値_126万(1320)=16億

_魅力_1260万(1320)=160億

__風_10万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8300万

__土_9万(1320)=1億

__光_4万(1320)=6200万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続


蕩涎級_呪術、精霊魔法

信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮

_上級_召喚、回復魔法

_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在

_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法

武装Lv_槍232、剣590、投擲495、打撃205、短剣731

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4456)さやか(19,6)恵美(21,1)武司(1215)玲子(838)朱音(20,9)

メルー(7790)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)

流々(3126)里乃(3375)リーフ(39,8)奈美枝(1045)御影(19,1)ユリア(3771)

枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4650)岬(4972)潤(3283)雨音(3315)美嶺(13,4)

牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(217)サリー(1540)レミ(406)

他42名(平均2462)

元奴隷12名(平均158)

ノルン達7名(平均78)

天河(3725)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)

七海(513)エース(3502)朋久(2094)レイン(139)ムーン(311)

他23名平均(1970)

冒険者200名(平均75)

_精霊_風(29,4)水(36,0)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

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