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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第7日目 新ギルド完成!!さぁ、旧ギルドはどう対応して来るかな?
426/503

406犯罪者を生かすことの責任

「ちょっと!!サリー師匠!いい加減、暴れないで話を聞いてくださいよ!もう、上空100mなんですから、僕からは逃げられませんよ?覚悟を決めてください」


「くそぅ!くっそぅ…やっぱり瑞木には、全く敵わないのかい!!悔しいねぇ…」

涙?

サリー師匠が?


「ちょっ…なんで泣いてるんですか?そんなに悔しかった訳じゃないですよね?だって、既に僕の実力は知ってますし…」


「ちっ!!涙まで見られちゃどうしようもないね…」

あぁ…

不謹慎だってわかってるけど、鼻を鳴らしながら、目に涙を溜めたサリー師匠が可愛い…

抱き締めたい。

抱き潰して涙を止めてあげたい!


「イタッ!痛いよ!!そんなにきつく抱き締めたら、中身が出ちゃうよ!全部出ちゃうじゃないか!!」

あれ?


「無意識に、抱き締めてましたか?ごめんなさい!!」


「全く、無意識って言うなら、不謹慎な物言いも纏めて反省しな!!馬鹿馬鹿し過ぎて、深刻に考えるのを止めたくなっちまったじゃないか!!」

久しぶりに心の声を垂れ流してたらしい…

この辺りは色々と不義理に発展しかねないから、気を付けないとね。


「そりゃ失礼しました。でも、1人で思い悩むより、相談してください、ギルド長様!」


「ちっ!!やっぱり、お見通しか…」

さっきの対応、どう考えてもいつもと違いすぎますよね?

何を考えて、その対応にたどり着いたのか気になります。


「いえ…残念ながら、さっきまでサリー師匠が、ギルド長として思い悩んだ結果、凄く苦しんでいたという事しかわかりません」


「それだけバレてるなら、十分に私の演技が失敗してるって事さ…もしかしたら、42人の内の誰かにも既にバレてるかもしれないね」

演技がバレたらまずいって事ですね?


「でも、あんな風に悪役みたいに、みんなをいじめる事に何の意味があると言うんです?」


「意味ならある。瑞木は、奴等を助けるために、何が必要だと思う?」

ん?


「仕事、ですかね…」


「そういう表面的な事じゃないのさ…本当に必要なのは、奴等の意識の変革だよ!」

あぁ!

そういう意味ですか!!


「つまり、犯罪を繰り返さないようにする事こそが、必要ってことですか…」


「いや、少し違うね。目的の為に人の命なんざ、奪ってもどうでもいいという意識をこそ変える必要があるだろ?」

あぁ、確かに、そこが変わらないと意味が無いですね。


「つまり、今回の事は悪いことだと自覚させる為の行動だったわけですか…」


「あぁ…しかも、あいつらはその考え方に基づいて、行動を既に起こした犯罪者だ…通常なら死ぬことで、他の住人に迷惑がかからないはずのあいつらを生かすんだ…こいつは重たい意味を持つ!再度同じ事を起こしたら、それは私の責任だし、ギルドの責任だ!!」

顔色が悪い…

思い詰めている事が、見てとれる…


「だから、徹底的に蔑んで、それを自覚させ、体に刻み込もうとしたんですね…でも、雷神サリー師匠の本質は、そんなこと大嫌いでしょ?」


「そうさ!!まだ一思いに殺してやった方がマシさ…」

でも…


「それじゃあ、目的の為に命を奪うという話になっちゃいますよね。本末転倒だ」


「だからこそ、やりたくもない悪役なんかをやってるんじゃないか!あいつらだけじゃない!これからの冒険者!これからのギルド職員!!これから生まれてくる子供たち!!みんなに大きな影響を与えるんだ!!失敗するわけにいくもんか!!!」

僕は…

サリー師匠に…

じつは一番相応しくないお願いをしてしまってたのかな…


「わかりました。確かに仰る通りです。犯罪者を何もなく許せば、それは増長を生むだけですものね…だからこそ、サリー師匠が許すまで、奴隷だという宣言でしょう…」


「あぁ…それが私の責任だし!覚悟だよ!!」

奴隷の正式登録も、それにかかわる税金も安くはない…

大きなお金が必要な事だ…


「話はわかりましたが、今のやり方では、反発が強すぎます。そして、奴隷化なんてギルド長個人の負担でやる事でもない…だからといって、あいつらを何もなく許せないし、殺すのは思考停止でしかない…今回の事は今後の抑止力にしなくてはいけませんからね…」


「だが、どうするっていうんだい?何か良い手があるとでも言うつもりかい?」

良い手かどうかはわかりませんが…


「1つ考えがあります。基本的に奴隷ではなく人間扱いする。衣食住にペナルティは与えないが、1つだけ、あるものを貰おうと思います。冒険者として、決して許容できないものをね」


「それを強制的に奪うってのかい?どうやってだい?」

それは…


「もちろん、僕が力で強引に奪いますよ。同時に保管する事も重要ですからね…」


「何を奪う気だい?」

食人鬼達とは違うもの…

冒険者として、なくてはならないもの…


「利き腕を貰います…反省できるまでですね…返す許可はサリー師匠が出してください」


「は?そんなもん…もらったからって簡単に返すことが出来るもんでも無いだろう?腕だよ?腕!!」

いえ…


「僕の収納ポケットなら、可能です。ただ、反省を促すためにも最低でも半年は、返さない方が良いでしょうけどね。もちろん、その間はギルドの仕事をさせて、給料もちゃんと払うべきです!!ちゃんと働けたならですが!」


「そっか…今の対応よりは良いかもしれないね…やってみとくれ。責任は私が持つ…」

違いますね。


「もちろん、ギルド長に責任はありますが、お願いをした僕にも同じだけの責任があると思ってますよ?1人で抱え込まないで下さい…何も起こらない様に僕もがんばりますから」


「はっ…ガキの癖に……すまないね…」

女の子にそんな顔は似合いませんね!


「行きましょう!!」


瑞木美孝18才 Lv509(106)

体力値_126万(1320)=16億

魔力値_126万(1320)=16億

__力_126万(1320)=16億

_知力_126万(1320)=16億

俊敏さ_126万(1320)=16億

器用さ_126万(1320)=16億

幸運値_126万(1320)=16億

_魅力_1260万(1320)=160億

__風_10万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8300万

__土_9万(1320)=1億

__光_4万(1320)=6200万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続


蕩涎級_呪術、精霊魔法

信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮

_上級_召喚魔法

_中級_解体、身体強化、風、催眠、回復魔法、殺気自在

_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法

武装Lv_槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4454)さやか(19,6)恵美(21,0)武司(1215)玲子(838)朱音(20,9)

メルー(7788)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)

流々(3126)里乃(3375)リーフ(39,6)奈美枝(1045)御影(19,0)ユリア(3771)

枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4650)岬(4972)潤(3283)雨音(3315)美嶺(13,2)

牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(215)サリー(1532)レミ(401)

他42名(平均2460)

元奴隷12名(平均152)

ノルン達7名(平均75)

天河(3720)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)

七海(513)エース(3502)朋久(2094)レイン(135)ムーン(301)

他23名平均(1968)

冒険者200名(平均73)

_精霊_風(29,4)水(35,7)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂けたならば幸いです。

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