405ギルド長としてのサリーと雷神としてのサリーのはざま
サリー師匠のイメージが壊れるかもしれません。
不可解な行動の理由は次回描く予定です。
「黒犬探訪隊、10名揃いました」
「蒼猿ワークス、3名います」
「紫雉遠征隊、4名集まった」
「群雲隊、4名だ」
「雲竜の誓い、5名揃った」
「雷雲の群、3名いますよ」
「陽光の庭、2名です」
「灼熱の槍、3名集めた」
「日向のつるぎ、元から1名しかいねえよ」
「採光愚連隊、4名集めました」
「蛍光の塔、3名揃ったぞ」
合計11グループがサリー師匠の一喝で整列した。
まぁ、ムーン君が言うだけのことはある実力かな…
とは言っても、当然一部の人達だけだけどね。
「さて、お前達はなんでここに居るか…わかってる馬鹿はいるかい?」
サリー師匠…
ガラが凄く悪いです!
人の悪い笑いを浮かべながら、各リーダーの顎をわざわざあげて、目と目をあわせつつの威圧のせいで、各リーダーさんの顔色が既に凄く悪いから!
もう、止めたげて!!
「サリー師匠、虐めてないでさっさと楽にしてあげたらどうですか?無意味に怖がらせても仕方ないでしょう?」
「おい…アイツ雷神に…」
「殺されるぞ…」
「バカじゃねぇのか?」
やっぱり、冒険者にとっても、サリー師匠は伝説級の存在らしい…
でも、あんた達、その言葉はサリー師匠にも聞こえてると思うぞ?
「そこの馬鹿3人…前に出な…」
あぁ…
御愁傷様です。
「雷神!!そんな殺生な!!」
「勘弁してやってください!!」
パーティーのメンバーを呼ばれた雷雲の群と陽光の庭のリーダーが、慌てて制止をかけたけど…
先にさっきの返答をしないと、被害が増えるだけだと思うんだが?
「そこの馬鹿5人の巻き添えが嫌なら、周りの奴は離れな!!巻き添えになっても知らないからね!3、2、1!!電撃!!」
予想通りの展開か…
宣言した途端に、サリー師匠が攻撃体制に入った!
カウント直後に、右手から5本の鞭のような光が、雷雲の群と陽光の庭の5人を貫き、逃げ遅れた群雲隊の1人に、側撃を食らわせた。
可哀想に…
痛みに6人がうずくまっている。
「はいっ!!発言して良いですか?」
黒犬探訪隊のリーダー、レイン君が挙手している。
前に接続した時も思ったけど、彼は礼儀正しいんだよね…
こんな事態になったのは、もしかして副隊長のせいかな…
「馬鹿丁寧だね…さっさと話しな!」
わざとぞんざいに扱ってる感じだけど…
サリー師匠は、丁寧な話し方が好きだから、レイン君の対応は正解だろうね。
「我々黒犬探訪隊は、そこにいる瑞木美孝氏の後をつけ、オークの狩りをするであろう彼のおこぼれを狙っていました……また、襲ってあわよくば殺す算段をしていました。しかし、森に入った途端に隊の皆がバラバラになり、長らく、さ迷っていたはずです。そこで、記憶がぷっつり切れていますが…従って、何らかの力でそこの英雄に捕まって連れてこられたと考えます!!」
淡々と真実のみを話すか…
この期に及んでは、悪くない対応じゃないかな?
「ふむ…わかってるじ…」「馬鹿レイン!何言ってるんだい!!そんなことペラペラ言ってるんじゃないよ!!」
あーあ…
サリー師匠の言葉を遮って、レミ副隊長が喚いちゃった…
一番ダメなパターンだね…
まず間違いなくお仕置き確定ですよ?
黒犬探訪隊副隊長、坂口レミさん…
「アンタが黙んな!!」
サリー師匠が、副隊長の頬を鷲掴みにして、電撃を放った。
「ぎゃん!!」
レミ副隊長は、その場で一声叫ぶと崩れ落ちる。
「な、ん、だ、い!さっ、さ、と、お、き、な!!」
言葉を区切りながら、その都度電撃を胸の一番敏感な部分に落としているらしい。
一撃毎に、副隊長の体が跳ねて、最後の一撃で、失禁した…
あの…
やり過ぎ感がハンパないんですが?
どうしちゃったんですか?
「お願いです!それ以上は勘弁して頂けませんか?」
レイン君がすがり付いた。
レミ副隊長へのあまりの仕打ちを見ての放心から、やっと戻ったらしい…
「ダメに、決まってる、だろ!」
更に3回の電撃で、レミ副隊長の体が追加で3回跳ねた。
すがり付いているレイン君も、同時に電撃を受けている。
「理由を…せめて理由を教えて貰えませんか?」
レイン君は、理由がわかっていて聞いてるね…
サリー師匠に話させて、少しでも攻撃を分散させようという手か…
悪くはないね。
「あんた達が未だに生きている。その理由は、ひとえに瑞木がアマちゃんだからに他ならない!!他人の命を狙ったんだ!!当然殺されて文句は言えないって知っていただろう!?」
犯罪者には死をってお国柄ですからね…
僕以外は知らない方がおかしいよね。
「…はい…」
答えたのは副隊長だ。
「じゃあ…何で瑞木の命を狙ったんだ!!言ってみな!」
レミ副隊長の股間を踏みつけ、その勢いで胸と同様に薄い腰を、砂地に叩き付けながら聞いている…
えっと…
卑猥に過ぎませんか?
そして、サリー師匠ってそんなキャラクターしてましたっけ?
「ちょ…調子に乗ってました!」
レミ副隊長はそうだろうね。
さっき、接続した時もそんな呟きが聞こえてたからね。
「クズが!!」
バリッと音が辺りに響くと、足からの電撃がレミ副隊長の股間に走り、泡を噴いて完全に気を失った。
「ね、姉さん!!」
同時に感電したレイン君が、無理やり意識を繋ぎ止めながら叫んだ。
あぁ、雷神が戦鬼と積み上げた伝説は、伊達じゃないんですね…
「黒犬の隊長!そのバカを早く起こしな!!」
無茶振りですよ…
ヒーリングでも使えなきゃ無理じゃないかなぁ…
冒険者で使える人はあまり居ないはずだよね?
「はいっ!!」
レイン君がペチペチとレミ副隊長の頬を叩いている。
まぁ、それ位しか方法が無いよね…
「他の馬鹿どもにも告ぐ、お前らは、既に一度殺されるに足る罪を犯した。だから、生殺与奪は冒険者ギルドの長である私の手の中に委ねられた!!よって、今から更生するまで、お前らは私の奴隷だ!!何か質問は!?」
お、おぅ…
確かに、更生プランの内容は一任したけどさ…
締め付けすぎても、よかない気がするけどな。
一任した僕にそんな事を言う権利はないだろうけど…
「ざけんな!!」
1人が叫んだ…
「ぶっ…」「なんだって?」
同調して次の1人が叫ぶ間もなく、2人とも既に感電して沈んでいる。
その後も、質問ではなく罵倒にたいしては、容赦のない電撃が飛んだ。
正しく、足元にも及ばない圧倒的な力で蹂躙されていくとしか、表現できない状態となった。
「サリー師匠…コイツらになにさせる気なんですか?」
「ん?ギルドの雑用全般だね…深夜の店番とかさ…」
それは良いけど…
「あんまり痛め付けると、装備品から取れなくなった臭いで、ギルド内にアンモニア臭が漂いそうなので、ほどほどにしませんか?」
「だから、ほどほどで抑えてやってるじゃないか…本気でやれば、今すぐに、こいつ等をこの世から消せるけど?そっちの方が好みかい?」
嫌ですよ!
「お断りします。折角の人材を無意味に死なせることの無いように、今、矯正してるんですから!死んだら元も子もないじゃないですか!!」
「あぁん?お前ら…そんなこと考えてるのか?じゃあ…俺らは死ぬ心配は要らねえのか…ハハハッ!!こりゃいいぜ!」
採光愚連隊の一番下っぱが、勘違いしてる…
リーダー以下他の3人は、この後の光景を予想したらしく顔を背けた。
いや…
ちゃんと教えてやれよ!!
「馬鹿が…そんな甘いことを考えているのは、この瑞木ただ一人さ!だから、この私が死にたくても死ねない地獄に叩き落とすと言ってるんだよ!!連帯責任で全員苦しんどきな!」
そんな発言をサリー師匠が見逃す訳がないよね…
バリバリと電撃が4人を貫き、汚い水溜まりがまた4つ増えた…
「折角の新品の修練場が、どんどん汚れてくんですけど?」
「そんなもんは、後でコイツらに片付けさせりゃいいのさ!」
えーっ!
まさか、濡れたままのパンツでですか?
「願い下げですね。そんな汚い格好の奴等にうろつかれたくない。着替えと洗濯をさせましょうよ」
「仕方ないね。全員の服を取り上げるとしよう!!裸で過ごせば、水で丸洗い可能だよ!」
ちょっと!!
それには同意できないです!
女の子も居るんだから、消えない傷が残ったらどうするんですか?
サリー師匠…
さっきから、ずっと無理してませんか?
「リーフ…任せていいか?少し、サリー師匠と話がしたい!」
「お気を付けて!ここは引き受けました!」
リーフの言葉を聞きながら、サリー師匠をお姫様抱っこで抱えあげて連れ去る。
サリー師匠が、僕に最大限の電撃を放っているけど、残念ながら能力値の差が開き過ぎてます。
大暴れも完封した。
ハイエナ達がそれを見て、驚愕の表情を浮かべる。
後でオ・ハ・ナ・シがあるから、ちょっと待っててよ。
さて、だれにも聞かれたくないっぽいから、空にでも行くか。
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠、回復魔法、殺気自在
_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4454)さやか(19,6)恵美(21,0)武司(1215)玲子(838)朱音(20,9)
メルー(7788)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(39,6)奈美枝(1045)御影(19,0)ユリア(3771)
枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4650)岬(4972)潤(3283)雨音(3315)美嶺(13,2)
牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(215)サリー(1432)レミ(401)
他42名(平均2460)
元奴隷12名(平均152)
ノルン達7名(平均75)
天河(3720)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3502)朋久(2094)レイン(135)ムーン(301)
他23名平均(1968)
冒険者200名(平均73)
_精霊_風(29,4)水(35,7)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
_設定_細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。