402冒険者の遺児達の保護と親子教室の開校決定
「まとめますが、皆さんにはギルドで働く働かないに関わらず、全員に冒険者ギルド主催の学校に入って貰います」
「そこで、勉強して各種の一般常識を身につけて、その間に今後の身の振り方を考えるってことですね。そして、その間の生活費が支給される、と…」
まぁ、そうなんだけど。
ムーン君には、それに加えてして貰う事があるんだよね。
「そうですよ。ただし、これは強制じゃありませんけど…子供さんや奥さん、旦那さんがいる人達は、その人達と一緒に通うことをお勧めします」
「あぁ…御影ちゃんと瑞木さんのラブラブ振りを、少しでも薄める為の策ですね?もしくは、爛れた学園生活への第一歩を、御影ちゃんと踏み出すための布石っ!!これは御影ちゃん、燃えざるを得ません!」
燃えるんじゃねえよ、このバカ妹がっ!!
そんな気は欠片もないわ!!
「黙りなさい。御影、寝言を垂れ流すな。みんなが混乱するだろうが!すいません。このアホは僕の妹分で教師をする予定の御影って言いますが、今言った事は、記憶から削除してください。子供さんと一緒に受ける理由は簡単です。子供さん達は皆さんの支えなんです。きっと、辛くて投げ出したくなる事もあるでしょうが、一緒に学ぶ事で集中して続ける事が出来るでしょう」
「それに、一緒に勉強をするということは、互いに教えあう事が出来ます。そして教えるためには、しっかり理解する必要があるんです。つまり、一緒に勉強することで互いに高め合えるって事ですね!!」
御影…
そういう話なら歓迎できる!
最初からそういうマトモな話をしてくれれば、扱いも変わるかもしれないのに…
残念な方にどうしても流れるんだな。
「そうだな…その通りだ!御影はなんで、毎回そのクオリティが保てないんだろうな…本当に残念だよ」
「うぉう。素で淡々と残念がられた!?まさか、先程のたしなめは、恥ずかしがっての照れ隠しではなく…本気だというのか!?」
はぁ…
「本気だわ!このバカたれが!!反省しろ!てりゃっ!」
「でっ…デコピンだとぉ!初デコピンは御影ちゃんが貰ったあああぁぁぁ!!」
軽く、デコピンをしてみたんだけど…
御影が少し浮いて、10㎝ほど飛んでるし!
更に、痛みに踞りながら、その宣言て…
オマエは一体何を求めてるんだよ!
うん、まぁ放っておく事に決定という事で!!
「更に言うなら、子供さんの方が皆さんより、簡単に勉強が出来てしまうかもしれません…でも、皆さんは負けられないですよね?それって燃えませんか?」
「確かにな!負けられるかよって思いそうだ!!」
「えぇーっ!それって娘に負けるって事だろ?それは落ち込んで帰ってこれねぇよぉお!!」
「でもさ。学校に行ってる間、自分の子供と一緒に過ごせるのよ?それだけでも…凄く嬉しくない?」
「あぁ…確かにな。今までは、ローテーションで当たった時しか、面倒を見てやれなかったからな…ここに一緒に通うなら、半年間はいつも一緒だ…」
「私なんて…回復役なんだから、ローテーション自体が回ってこないのよ?うちの娘の悲しそうな顔を思ったら…連れてくるに決まってるわよ!!」
冒険者の人達が話し合っている。
やはり、それぞれの思いがあるみたいだ…
「まぁ…その辺りは強制ではありません。ただ、折角の機会を活かした方が良いと思いますよ?あと、同じ方向の話で赤ちゃんを連れてくる人もいるはずです。その人達を邪険にしたらお仕置きすると宣言しておきます!」
「瑞木さん…それなら心配要らないですよ。俺達も烏合の集じゃないんです。赤子もちゃんと受け持ちを作ってましたからね…変な文句を言う奴は、ここには居ません!!」
ここには…
なんだね。
逆に、他にいう奴らがいいる訳だ。
きっと黒犬探訪隊も含まれるんだよな…
「ムーンさん…黒犬探訪隊という名前に聞き覚えは?」
「……その名前を聞くってことは…やはり、そういうことですね!わかりました。私達が責任をもって、遺児達を育てます!!他の帰ってきていない奴等の遺児達もね!!」
遺児達!?
おーい!
ムーン君、ちょっと察しが良すぎるよ!!
「ストップッ!!まだ死んでないから!!先走り過ぎだよ!質問にまず答えてくれますか?」
「ん?えぇ、そいつらは、ガラが悪い冒険者の連中が集まって、最大規模のパーティーを組んでた奴らです。あれ?瑞木さん、襲われたんじゃないんですか?もちろん、全員返り討ちですよね?」
それに近いけど…
少し違うよ!
「さっきの言葉はありがたいし、その様子だと、彼らの子供達を保護してくれてるんですよね?凄くありがたいです!!でも、僕は殺してないですからね!!」
「子供達に罪はありませんから、保護は普通にしてますよ!こんな商売ですからね!!それに、現ラード国王は、子供好きですからね。保護したと申し出れば、手厚い助成金を貰えますから!負担なんてありません。冒険者仲間の中では、残った子供たちと仲良く家族になるのが当たり前なんですよ…適当なことやってるバカは、極たまに死刑になりますけどね」
あぁ…
保護制度を把握してる誰かがいたんですね!
良かった!!
ミサさんと岬ちゃんは、そこに引っかからなかったんだね。
旦那さんが一匹狼っぽかったから仕方ないか…
一応、小声でセーフに確認を頼もうか。
「セーフ、居ないと思うけど、漏れてる人や子を確認しておいて」
「一匹狼っぽい奴の身内だね?……うん。今のところ極端に体調が悪化していたり、空腹に苦しんでる奴は居ないはずだよ」
まぁ、そういう人なら、普通に手を打つはずだしね。
既に亡くなってる可能性は、否定できないんだけどさ…
まぁ、収納に入っている銅像たちにもさっさと結論をつけてやらないといけないね。
「ありがとう、セーフ。引き続き一時間に一回くらい見てあげてよ」
「了解だよ!任せな!」
小声でのやり取りを繰り返すと、視線が集まってきた。
まぁ、まだセーフを紹介してないしね。
「ホッとしました。実は、森で襲われかけたんで、あるところに監禁中でしてね。そいつらもギルドの責任において更正させて、学校にも入れたいんですよ!」
「ふむ…そりゃすごい話ですね。でも、アイツ等は冒険者仲間の中でも個性が強過ぎて、はみ出してしまった奴等なんですが…はぁ…」
ムーン君が、タメ息をつく位かぁ…
「どう思います?無理でしょうか?」
「え?いえ!簡単でしょう!!瑞木さんならっていう、ただし書きは必要ですけどね!!」
ムーン君、笑いながら、安請け合いしてるけど…
なんで僕なら簡単なのさ?
さっき、タメ息ついてたよね?
なんで!?
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者、英雄、救世主
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠、回復魔法、殺気自在
_初級_火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4444)さやか(19,6)恵美(21,0)武司(1215)玲子(838)朱音(20,9)
メルー(7777)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(39,5)奈美枝(1045)御影(19,0)ユリア(3771)
枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4650)岬(4972)潤(3283)雨音(3315)美嶺(13,2)
牛江(618)お熊(85)スラー(795)熊江(215)サリー(1770)レミ(401)
他42名(平均2460)
元奴隷12名(平均150)
ノルン達7名(平均72)
天河(3720)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3502)朋久(2094)レイン(135)ムーン(150)
他23名平均(1968)
冒険者200名(平均25)
_精霊_風(29,4)水(35,7)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。