397突っかかってきた月影の剣のムーン・ライトニングという男
「どういうわけか教えて頂けると考えて問題ないでしょうな!!」
ラードで最高のパーティー「月影の剣」のリーダー、ムーン・ライトニング君39才が苛立ってるね。
ただ、さすがなのは、セレモニーが終わって、お歴々が去ってから聞きに来たところか…
空気の読める男ですな。
なんか、200人からいる冒険者達の事も抑えての登場っぽい。
それだけ皆からの信頼も厚いという事か…
「あなたのパーティー月影の剣が、うちの傘下に入りたいと言う話は、御影から聞いています。その話をするために集まって貰ったのも、別に嘘じゃないですよ?」
「では、指定時間の5分前から、新ギルドのオープンセレモニーが始まって、待たされたのは偶然だと?」
いやぁ…
すぐ終わると思ってたんでね…
「あんなに質問責めにあうとは思っていなかったんですよ。それについては本当に申し訳ない…」
「確かにセレモニーそのものは、漫才がなければ、5分もかからなかったでしょうな…」
まぁ…
漫才含めて実際には30分以上かかったんだけどさ。
「で?我々を騙していたんですか?その部分ですよ!!我々が真に聞きたいのは!!」
は?
何いってんの?
「騙す?何をですか?今までの流れで、騙すような話は一切無いでしょう!」
「あぁ…今日の呼び出しの話ではないよ!君が売り出し中の新人で、ラードを仲良く救う会の会長にして、会の中で最強だという話の事だ!!我々はそれを聞いて傘下になろうとしたんだからな!!」
コイツ、何いってんだ?
それの何処に嘘が入り込む余地がある!!
「はぁ…それは紛れもない事実ですよ、まだ、ギルドカードを貰って7日目ですし、うちの会の会長です。さらに会の中でも僕が最強で間違いないので…丸ごと真実ですよ?」
「おいおい…ラード国王と直接交渉を、この短期間で何度も重ねられる新人が何処にいる?しかも、ギルドのスポンサーだと!?そんな金持ちな奴が強いわけ無いだろうが!!バカな嘘もいい加減にしてくれ!嘘で俺たちを傘下に加えて何を企むつもりなんだ?」
あぁ…
なるほどね。
「つまり、一般的な常識では考えられないスピードで、力を手にいれた僕が信用出来ないと言うわけですね?」
「は?違う違う!あんたはどうせ、どっかの金持ちのボンボンで、確かに金は持っていて。国王との交渉が出きるくらい凄い奴なんだろ?入念に下調べと根回しをしたんだろ!そりゃ凄え!その力を否定するつもりなんざねぇよ!!その力をこれからも発揮してくれりゃいいさ!!だがな、俺たちは冒険者だ!俺たちが下につきたいのは、正真正銘黒いゴブリンを殺った奴なんだよ!ソイツと話をさせてくれ!!」
気になってたのは、そっちかよ!
つまり、頭でっかちな貧弱な坊やについていく気は無いから、実務担当を出せって話か…
この人…
確かにラード最高のパーティーのリーダーだけのことはあるんだね。
さっきのセレモニーで話した情報と現状と一般常識から推理出来る予想を導き出したとすれば、そう考えるのが自然だろうな。
まぁ…
的外れなんだけどな!!
奴隷について知らないって事がでかいねぇ…
「あのな…僕が冒険者を始めて1週間なのも、最強なのも真実だ!!だから、頭脳担当も実務担当も僕さ!だけど、口で言い合ってもわからないんだろ?来いよ…相手をしてやる!その身で僕の力を実感するが良いさ!!」
「あぁん?まだ言いやがるのか…いい加減にイラついてきたぜ!茶番劇はあんた自慢のハーレム相手にやってくれ!!俺たちも忙しいんだ!ガキのお遊びに付き合うのも限界なんだよ!!」
だから、そのストレスを発散させてやるって言ってるんだよ!!
ムーン君を黙らせれば、冒険者全員ににらみを利かせる事が出来そうだしね。
「出来立ての訓練場で君をコテンパンにしてやるって意味で言ってるんだが……聞こえなかったか?ムーン君?」
「……ふっ!ふふっ!!わかったぜ…お前は俺を怒らせた!!骨の1本や2本は覚悟しろよ!!」
そっか…
じゃあ、折ってやらないと納得しないか…
いいぞ…
仕方ないから折ってやるよ!
「おし!訓練場はこっちだ!!ムーン君は装備はそれでいいのか?激しい訓練になるぞ?」
「怖じ気づきもしないのか…肝だけは座ってるみたいだな!!あとムーン君は止めろ!ムーン君は!!せめて呼び捨てやがれ!」
はぁ?
違う違う…
怖気づく理由が無いんだよ。
悪いけど、ムーン君の力じゃ、傷ひとつつかないからね!
「わかったから、始めるぞ?いいな?」
「おま…鎧は何処にやった?武器は?」
うるせえな…
素手でも負けるわけがないんだよ…
圧倒的な実力差が現にあるんだから、鎧や武器なんぞなくても負けないんだから!
わかり易く実力差を知らしめてあげるだけだよ。
訓練場に冒険者達が詰めかけてる。
まぁ、ムーン君を見せしめにすれば、僕の実力を疑う奴はいなくなるはずだよね…
「これでいいんだ…」
「は?」
キョトンとすんなよ!
悪いけど、挑発させてもらうぞ!
「これで良いと言っている!ムーン君に鎧や武器なんぞ使うのは勿体ないレベルでしかないんだよ、ムーン君程度の実力の人間を相手にするんならね!!」
「バカにするのも大概にしろよ!!わかったぜ!!もう、お前が死んでも知らん!!俺を怒らせたお前の責任だ!!死ねぇ!!」
そう言うとムーン君が猛然と駆けてくる。
激昂してるね。
「弱いものいじめは嫌いなんだけど…仕方ないな」
「実戦の厳しさを知って死んでいけ!!」
訓練だ、ってーの!
突っ込んで切りつけてきた片刃の大剣を指先で摘まむ。
へぇ、一応は峰打ちにしてくれたのか…
摘んだ瞬間に、鋼鉄に剣を打ち付けた様な音が響いて、ムーン君が自らの剣を手放した。
剣を、急激に止められた衝撃で痺れたらしい。
摘んだ指先に片刃の大剣が残る。
さて、しつけの時間だな…
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_回復、火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4382)さやか(19,6)恵美(20,5)武司(1215)玲子(838)朱音(20,8)
メルー(7530)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(39,1)奈美枝(1045)御影(18,6)ユリア(3771)
枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4611)岬(4944)潤(3258)雨音(3286)美嶺(12,8)
牛江(618)お熊(82)スラー(795)熊江(191)サリー(1682)レミ(401)
他42名(平均2445)
元奴隷12名(平均137)
ノルン達7名(平均65)
天河(3689)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3502)朋久(2094)レイン(135)
他23名平均(1960)
_精霊_風(29,4)水(35,7)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。




