394看板設置と正装に早着替え
「よし!と、これで3階建てに増築予定の部分以外の骨材の変更は、全て完了だ!!」
「はい!直接骨材を触るために、削ってまわった部分を直せば、一段落出来ますね!!」
そうだけどな…
「そのあとに、看板を固定すれば…だけどね。まだ、看板を出してないでしょ?」
「あぁ…そうでした。思考圧縮を使って仕事をすると、どうも集中していること以外の内容を記憶しにくい気がしますね」
そうかな…
僕も忘れてることがあるかもしれないなぁ…
そういうのを自覚するのって難しいし。
「そっか…僕も忘れちゃってるかもしれないから、気付いたら教えてくれると嬉しいな!」
「はいっ!!えっと…では言うんですが、スキンシップを忘れてらっしゃる気がします!」
うん…
それは、忘れてる訳じゃないな…
忘れてるわけじゃないぞ!
「リーフ…今は仕事中な。そういう事ばっか言ってると、僕からの信用が無くなるぞ?…さて、我が友、大地の精霊よ…漆喰を頼む!」
「瑞木、それはいいが…全面的に白でいいか?色にある程度バリエーションを持たせることが可能だが…どうしたい?」
さすが大地の精霊さん!
細かいところまでよく手が届くなぁ。
リーフが、さっきの言葉で恥ずかしそうに顔を染めたけど、そっちは考慮しないからね…
「なら、ギルド施設は清潔感を強調したいから白で、食堂とバーは暖色系のオレンジを混ぜて…私室や浴室、入浴施設は、心が休まるように緑色を混ぜて貰うよ」
「ふむ、食堂とバーは淡いオレンジで、私室や浴室及び入浴施設は淡い緑だな…承知した!!」
大地の精霊が、ボロボロになった壁一面の古い壁を回収しながら、新しい漆喰を厚く塗り直していく。
新ギルドの壁は、お願いした通りに綺麗な白で染まり、食堂とバーは、淡いオレンジで色分けされている。
「うん、わかりやすくて良い感じだね。色分けされてると案内もしやすそうだね!ありがとう、大地の精霊!!引き続き看板設置に行くよ!!」
「合点承知だ!!しかし、あの看板にはボルト留め用のネジ穴が切ってあるから…さっき壁内に設置した骨材に直接ネジ留めする予定だろう。俺の手助けが必要か?」
その通りなんだけど…
「ボルトそのものも精霊陶器で作ってあるから、強度的には問題ないんだけど。作業用に看板まで届くように土の柱を作って欲しいんだ…あと、ネジ留め後に水が入り込まないように、封もして欲しいしね」
「あぁ…確かに、いくら力があっても作業が必要だったら、その高さには居ないとやり難いか…」
その通り。
「殴ってぶっ壊すなら簡単だけど…設置作業を手でするなら、安定した足場が欲しいんだよ」
「把握した…使いやすい足場を作ろう!!」
新ギルドの前に、大きな土山が出来、登りやすいように、しっかりした足場が設置されていく。
そこをリーフと2人で踏みしめながら、看板を取り付ける位置まで上がり、収納から看板を取り出した。
「よっ…と、リーフ、ボルトの留め方と取り付け位置は良いよね?」
「はい、こちらでも支えました。このネジ穴に通して、教えていただいた方法で留め始めています!」
仕事が早いね…
範囲観測で確認した限りでは問題ないな!
「ん…そのまま、リーフの作業が終わったら、僕の方も留めてくね」
「はいっ!!終わりましたよ!!」
元気な声が聞こえてくる。
まぁ、強度的には1つでも取り付ければ、十分支えられるけどね。
オリハルコン並みの強度があるからさ…
でも、作業は安全に行うのが当たり前なのですよ…
「よし、こちら側の20本も留め終わったよ!大地の精霊、ネジが弛まないように封を頼むよ!!」
「おう、いくぞ!ついでに、足場も片付けるからな!瑞木は屋根に上がれ、リーフはそのまま乗っていて良いぞ。ゆっくり下に染み込ませるから危険はない!」
言うが早いか、ボルトを綺麗な黒い土が硬く包んでいく。
看板に併せたのかな…
屋根の上から、大地の精霊の仕事を確認しよう。
「ほいせっ…と、うん。ちゃんと水が入り込むようなところにも封がされたね。ありがとう!!」
「瑞木の役に立てて嬉しいぞ!またな!!」
いつも悪いなぁ…
「さて…あとは、この白い布を看板にかけて、下から引けるようにしたら、終了ですね。はい、こちらの端は美孝さんがかけてくださいね」
リーフが収納から、白い布の端を僕に渡しながら、看板の向こうへと跳んでいく。
「足場と一緒に下に行ったんじゃなかったんだね!」
「私が片時でも美孝さんの側にいるチャンスを、手放すわけが無いではないですか」
にっこり笑ってるけど…
それってある意味ストーカー宣言に近いんだけどね。
まぁ、僕も嫌じゃないから良いけどさ。
「良い笑顔だね。ちゃっちゃと終わらせて行こうか。セレモニーの準備も必要だからね!」
「ええ。あと5分ですが、まだ私たちは寝ていた時のラフな格好ですものね…ぴっとりくっつくにはいいですが、御披露目にはかなり挑戦的な格好ですもの。いつもの鎧を着なければいけませんね」
常識的に考えて、正装をするのが、まぁ当然だね。
「よし、白布も設置完了だから、部屋に行こう」
「ご一緒しても?」
ん?
「別になる意味もないよね?夫婦なんだし…」
「な!あ、嬉しいっ!うっれしっいな!!」
踊り出したし…
屋根の上は止めなさいよ…
危ないし…
胸の動きがえらいことになってるからさ!
「はいはい、さっさと行くよ?少なくとも踊ってるほどの暇はないからさ…」
リーフをお姫様抱っこで抱えて部屋まで移動する。
着ている衣類を剥ぎ取って、2人分の衣類を全部収納に突っ込んで、暖かい濡れタオルでリーフの全身を拭っていく。
「えっ?えぇっ?」
一瞬の出来事に、目を白黒させ、状況に脳みそが追い付いていないらしい。
「はい、後は鎧を着けてね!」
「待ってください。私も拭います!美孝さんを拭いますからね!!」
そう言うと、僕の顔から拭い始めた。
……えっと…
その辺りは、サッとで良いんじゃないかな…
ある部分でずっと拭い続けられると…
その…
……困る。
「リーフ…その部分だけ、やけに拭いすぎだ…それに、よだれを垂らしすぎだよ?急いでいますよ?我々は!」
「はっ!!恍惚として意識がトンでいました!!」
おいっ!
「…もう着るよ?」
「ごめんなさい。最後まで拭かせてください!!すぐに終わらせます」
全く…
言葉通りに、すぐ終わらせたので、鎧を着ていく。
よし終わり!!
っていうか、さっきからセーフが僕らの姿を見ながら、笑い転げているのが気になる。
ゲス姐さんもリーフを指導してくれないかな…
最年長者の威厳的なもので!!
「はいっ!終わりました!」
ベタベタになったリーフの口許を拭っておく。
「うっし、間に合ったね。行こうか!セーフも来るよな?」
「当たり前だろ?」
その割りに、こんなとこにいるのはなんでだよ?
会場で待ってても良いじゃねぇか!
「向こうで待っててくれても良かったんじゃないの?」
「私が片時でも瑞木の側にいるチャンスを手放すわけが無いだろう?」
対抗してるわけね…
「はいはい…じゃあ、両手に花の状態で降りていきましょうかね…」
「「喜んでっ!!」」
まぁ僕の嫁さん2人の笑顔に比べれば、花ですら霞んじゃうけどね…
おっと、会場でサリーさんが焦れてきてるね。
サッサと行きましょう!!
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_回復、火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4382)さやか(19,6)恵美(20,4)武司(1215)玲子(838)朱音(20,7)
メルー(7530)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(39,0)奈美枝(1045)御影(18,5)ユリア(3771)
枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4611)岬(4944)潤(3258)雨音(3286)美嶺(12,8)
牛江(618)お熊(82)スラー(795)熊江(191)サリー(1504)レミ(401)
他42名(平均2445)
元奴隷12名(平均137)
ノルン達7名(平均65)
天河(3689)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3502)朋久(2094)レイン(135)
他23名平均(1960)
_精霊_風(29,4)水(35,7)火(23,5)土(42,7)光(16,3)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
_設定_細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。