393登録上の新ギルド本部の改築と迫り来るタイムリミット
「そうそう…言い忘れてましたが、お乳を卒業する年になった子供たちを、うちの学校に通わせるのは了承して貰いますよ?」
「何の話じゃ、坊らをわざわざ、わらわの庇護下から出せと言うのか?何のためにじゃ?」
至極簡単な話ですね…
「この子達にも、常識を学ぶ場所が必要だからですよ…確かに、先ほどの受け答えを見ても、ノルン達は同じ年頃の子供とは一線を画する程に礼儀正しく賢い。でも、人の社会に出る時…それだけでは済まないのを、リンクルさんはご存じでしょう」
「う…しかし、わらわが坊らと過ごす時間が減ってしまう…」
確かにそうだけど…
「朝の七時から夕方五時まではご飯を食べる都合上、うちの食堂兼ギルドに居て貰いますよ?その合間に他の子供たちと交流したり、勉強するだけですよ。一日の半分以上はここに居ます」
「食料を貰えれば、わらわが料理位するのじゃ…」
今までしたこともないのに?
「食べ盛りの子供たちに、試作品を食べさせ続けるんですか?最低でも、ちゃんと作れるようになってからにした方が良いと思いますよ。料理を覚えたいならお力添えはしますから…それでも、学校は絶対に必要です」
「絶対なのか?」
絶対なの!
「妖精と人は違うでしょう?この優しい空間を出た後、この子達は外の世界で生きていかなければいけないんです…それとも、大人になったこの子達には興味が無いとでも仰るんですか?大人になるまでの準備を考えるのも親の務めじゃないですか?」
「社会勉強…か…確かに人は、人との繋がりの中で人に成るのじゃ!そう…遥か彼方昔にわらわが手に入れ損ねた技能じゃな。承知した…だが、わらわはここから出れん。移動の時はわらわの坊らを守ってやってくれ」
ふむ…
常時で人を置くのは難しいな…
人を置いて警戒なんかして、捨て子が出来なくなったら!
無人のここに捨てられている赤ちゃん達の受け皿自体が無くなっちゃう。
保護されない場所に放置されて命を落とさせるより、リンクルさんに保護して貰うべきだ!
よし、送り迎えは友達になってクリストファー達にやって貰おう。
「時間を決めて、迎えを寄越すことにしましょう。朝は7時少し前に、帰りは晩御飯の後に送ってきます」
「先ほどの話通り、1日の大半は…そちらに行くのか…だが、確かに閉じ込めるだけが愛ではない。それも承知しておるよ…」
そこまで暗くならなくても…
そうだ!
「多分、仲良くなったら、うちの子達もリンクルさんのところに遊びにお邪魔すると思いますけど…良いですよね?」
「待て…そっちにも子供がおるのか?」
居ますよ?
「もちろん、送り迎えはクリストファーって奴を中心にしてもらうけど…その子たちはまだ成人前ですよ」
「そうか…遊び仲間になってくれそうな子達がおるのじゃな…ひとまず安心じゃのぅ」
良い笑顔だ…
「悪い子ではないですよ。さて、準備が済んだので改築を始めますよ?」
「承知したのじゃ」
リンクルさんが、子供達10人を部屋の中に連れてきた。
いきます!
「リーフ、僕が表層を指先で一直線に割り砕いていくから、骨材である木材の収納の準備は任せたよ!」
「はい!必要な場所を割り砕かれれば、骨材に直接触れられますから収納出来ますものね!割り砕かれて覗いている骨材の位置を確認しながらお待ちしていますね!」
よし、理解してくれてるな。
一気に行こう!
指で表層に穴を穿ち、その穴に指をひっかけたまま縦横無尽に、部屋の中を走る。
とは言っても、小さな部屋の事なので一瞬だ…
部屋に、指で書いた溝が何周もする。
「よし、次はリーフが骨材を収納すると同時に、僕が精霊陶器を埋める作業だ!息を会わせていくよ!!」
「はいっ!!思考圧縮を使用します!!」
僕も同時に思考圧縮を使用して、念話でのリーフの合図に備える。
木で出来た骨材が収納された瞬間にリーフから合図が来た。
その瞬間に僕が新たな骨材を入れていく。
入れ替えをするたびに、部屋全体がほんの少し軋む。
でも、1つ作業をするたびに、どんどん誤差が消えていく。
最後の1つを終えた際には、軋みの音を感じることなく終了した。
「我が友、大地の精霊よ、頼んだよ!」
「おう!合点承知!」
表層全体を引き剥がすようにして、漆喰を大地の精霊が塗っていく。
部屋全体が、真っ白な壁に早変わりした。
「ありがとう、流石だね!」
「ふふっ朝飯前だ!!」
そう言いながら、大地の精霊が消えていく。
「完了だ…さて、ノルン達は、一緒に朝御飯に行くよ。その後は、向こうで晩御飯までの1日を過ごしてみような?」
「……お母さんから聞いたよ。わかってる…お母さん、行ってきます!」
すぐ近くだから、慣れればノルン達だけで、来させられるけどな…
でも、治安的には最終手段だけどさ…
こんな距離とはいえ、誘拐とかが恐ろしいからね。
「おう!みんな、お腹一杯たべてくるのじゃぞ!!いってくるのじゃ!!」
寂しさを感じさせない見送りは、さすがだね…
食堂について、恵美にノルン達のご飯を頼む。
ついでに僕らの分のご飯も渡されたので、思考圧縮を駆使して、一瞬で平らげた。
「御影…悪いけど、ノルン達の面倒も見てやってくれるか?」
「…7人ですか。生徒が21人になるわけですね?わかりました。瑞木さんは予定通り進んでいますか?」
うっ!!
「まだ、新ギルドの看板設置が終わってないんだよ…」
「あの…あと30分で、開業予定時間ですが…大丈夫ですか?」
わかってるって!
「イレギュラーがあってな!このあとリーフと2人で頑張る予定なんだよ!」
「この子達に関係することですか…仕方ないですね。2人とも頑張って来てください!!後で経緯を教えて下さいね。お布団の中で…」
布団の中はダメだね。
「おう!!食堂で飯でも食いながらならいいぞ!」
「はい!!」
さぁ!!
突貫作業だ!!
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_回復、火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4382)さやか(19,6)恵美(20,4)武司(1215)玲子(838)朱音(20,7)
メルー(7530)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(38,7)奈美枝(1045)御影(18,5)ユリア(3771)
枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4611)岬(4944)潤(3258)雨音(3286)美嶺(12,8)
牛江(618)お熊(82)スラー(795)熊江(191)サリー(1504)レミ(401)
他42名(平均2445)
元奴隷12名(平均137)
ノルン達7名(平均65)
天河(3689)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3502)朋久(2094)レイン(135)
他23名平均(1960)
_精霊_風(29,4)水(35,7)火(23,5)土(41,8)光(16,3)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。