391妖精の聖域と500年ものの初めて
「よし、後7組だ。とりあえず朝出発の子達は全員見送れたね」
かなりのラッシュだったけどね…
「後は、今日の午後出発の子達だから、やっと時間が出来たな。でも、もうすぐ7時だね。8時までに食事とギルドの看板設置や、改築を終わらせなきゃいけないから、結局カツカツだな!」
「そうですね…かなり余裕がない日程です…早く移動して、看板設置をしなければいけないですね…」
そうだね…
でも、リーフ。
「まぁ、レストに来てから、余裕があったことなんて、あんまり無い気もするけどね」
「そうだねぇ…瑞木が嫁さん達と仲良くする時以外は、大抵急いで準備して、ワタワタと時間に追われて何とかする日々が続いてるねぇ」
え?
それは…
そうなのか?
むぅ…
「確かにそのとおりだ!!僕は嫁さん達と仲良くする時間に重きをおいている!でも、僕の主目的はそっちだからね。ある意味では仕方ないとすら言えるね…」
「童貞が好きな人と初めてを迎えたいっていう夢を叶えたんだ…誇って良いよ!私が許す!!もっともっと仲良くして良いよ!!」
あぁ……
女神様の許可が出ました。
まぁ、元女神様だけどね。
「つまり、セーフももっと仲良くしたいっていう、アピールだったりするのかな?女神様?」
「バ!バカだねぇ!!そ、そんなことはアピールするまでもなく、瑞木にはわかっているとおもってたよ!!」
まぁ、口に出す必要も無いくらい、触れたいと思っているのは知ってる…
その…
触れられない悲しみも。
「僕もその日を楽しみにしてるよ!」
「まぁ…あんまり生殺しを続けないでおくれ…」
急いではいるけど、その辺りは、如何ともし難いからね。
実際、焦っても仕方ないほど途方もないからなぁ…
「その為にも…さて、新ギルド予定地の前に、新ギルドの本部を改築しなきゃな」
「美孝さん、このちっちゃいのが、新しいギルドの本部なんですよね…」
そうだね…
誰が何のために建てたのかわからない位小さいよね…
「そうだね。ラード王国が昔決めた、変わった法律のせいで、同一ギルドは、同一区画には置けないからね…隣の区画に小さい建物があったから、渡りに船とばかりに、ここを本部に設定したんだ…」
「瑞木!待ちな…ここは!」
何を驚いてるのかな?
「セーフ、何かあったの?」
「瑞木、ここは…聖域だ!!」
は?
「意味がわからないよ?レストに神様なんて居ないんだったよね?なんでそんな話になる!!」
「聖域なんて、神以外のもある。精霊にだってあったろう…こいつは、子供を守る妖精の聖域になってるよ」
待ってよ…
「妖精って使役には対価が必要だったよね?」
「そうだね。使役には対価が必要になるよ。でも、妖精の自発的な行動に対価は要らない」
つまり…
「ここに聖域を作ったのは、妖精の自発的な行動ってことか…」
「正解だよ。そして、面倒な話になったね…」
もしかして…
「この物件を好き勝手にいじると何か起きるってこと?」
「ご名答!多分、時空に歪みが生じて、中で保護されている子供が二度と出てこられなくなるだろうね!!」
待て!!
聞き捨てならねぇよ!!
「保護されてるの?何から?何で?いつからさ?」
「うるさいのぅ!一体何事なのじゃ!せっかく寝かし付けた坊達が起きるのじゃ!!静かにせい!」
煩わし気に、何もない白い壁から現れた小柄な貧乳お姐さんが叫んだ。
アンタが一番うるさいよ!!
「初めまして、瑞木美孝と言います」
「ふん、人間か…わらわはここに住まう妖精じゃ、名はリンクル。趣味は子供を匿うことじゃの」
「何人位匿ってるんだろう?」
「私に聞かれても、別空間の中身まではわからないねぇ」
セーフでも無理か…
「そこな人間、瑞木美孝とか言ったか。対価を気にしておるのなら、要らん心配なのじゃ。直接質問に答えてやろう。こっちを向いて話せ!」
意図を見透かされたらしい。
「何人の子供を匿っているんですか?」
「今までのトータルでは23169人じゃな…ここにはもう500年ほどおるのじゃ」
期間が人間とは桁が違うね。
「物凄く若くて美しいですね。僕より少し上の二十歳位だと思ってました!今は何人の…」「ばっ…ばかを言うな!わらわを美しいなどと言う奴はおらんかったぞ!?何を言っとるのじゃ!!」
慌てられた…
「そりゃ、子供にはそういう思考は無いんじゃないですか?」
「巣立っていく時も、優しいお母さんと呼んでくれはしても、美しいなどと言われんのじゃ!!」
その子に近親相姦の気がなければ、言わないだろうなぁ…
「それはそれで、教育に成功しているので、素晴らしい事だと思いますよ…」
「そんなもんかのぅ…」
美しいって言われたいのね…
「それで、現在の人数は?」
「ん?今は赤子を含めて10人じゃ。1才未満が3人。5才未満が7人。10歳未満が10人という内訳じゃな…」
ふむ。
「赤子が3人に幼児が4人で、小さい子が3人ということですね…巣立ちは何歳ですか?」
「そうじゃな。巣立ちは15才じゃ…して、瑞木美孝よ。わらわを抱くつもりは無いか?わらわは人であった頃から、他人に好かれたことが無くてな…」
また…
貧乳で処女をこじらせてるパターンですか?
なんで、僕以外の男に見る目がねぇんだよ!!
こんな美しいお姐さんを放っておくなんて、罪なことをするものだな!!
だが…
断る!!
「リンクルさんの事は、魅力溢れる女性だと思いますが、僕も嫁を持つ身です。残念ながらお気持ちに応える事は出来ません」
「わらわは気にしないのじゃ。一夜の関係で構わぬのじゃ!先ほどの言葉が嘘では無いのなら、わらわを抱くのじゃ!!」
…必死さが溢れてこぼれてますね…
魅力溢れる感じで、心を揺さぶられるけど…
「嘘ではありませんが、僕が不義理をしたくないのですよ。体だけの関係もお断りです。伊達に、神様とその事で口喧嘩までしていません!!」
「あぁ…わらわは、また思いを遂げられぬのじゃな…」
そうですねぇ…
「お友達から始める分には良いですよ?」
「は?」
きょとんとされた。
この表情は可愛いね。
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_回復、火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4382)さやか(19,6)恵美(20,3)武司(1215)玲子(838)朱音(20,7)
メルー(7530)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(38,5)奈美枝(1045)御影(18,3)ユリア(3771)
枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4611)岬(4944)潤(3258)雨音(3286)美嶺(12,8)
牛江(618)お熊(82)スラー(795)熊江(191)サリー(1504)レミ(401)
他42名(平均2445)
元奴隷12名(平均137)
天河(3689)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3502)朋久(2094)レイン(135)
他23名平均(1960)
_精霊_風(29,4)水(35,7)火(23,5)土(41,5)光(16,3)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
_設定_細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。