390護衛の出発と光の精霊の分身
「メアリーさん、燕さん、おはようございます」
「おはようございます」
「瑞木さん?リーフ団長も…どうしたんですか?」
「おはようございます。もしかして、見送りに?」
昨日の時点で、見送りに行くって伝えてなかったので、護衛班の皆にこの反応をされてる。
失敗失敗。
そして、失敗がもうひとつ。
「2人の見送りに来たんですよ。はい、朝ご飯を持ってきたので食べてから出発してください。2人とも、朝御飯を食べてないですよね?あと、昼御飯位は、保存食じゃなくて良いでしょう?これも、持っていって下さい」
「えっと朝ご飯は…ハンバーグ?」
「紙で包んであるのは…サンドイッチですね?」
両方とも恵美に頼んで、突貫作業をして貰ったから挟んであるだけだけどね。
因みに、作った料理を収納にしまってもらい、それを取り出すことによって、瞬間移動を可能にしている。
僕と嫁さん達の収納ポケットは繋がっているからね。
「朝ご飯の方はハンバーガーって言います。前に食べたハンバーグをパンに挟んであるんですよ。サンドイッチの方は、一つがオークのベーコンとトマトとレタス、もう一つはオーク肉のそぼろと卵焼きが具になっていますね」
「美味しそうですね。頂きます。んーあったかくておいしい!」
「ありがとうございます。これこれ!前に食べた時も美味しかったけど、パンに挟んであると更に美味しいですね!」
ごめんなさいね。
「ホントなら、朝御飯を食堂で食べてから出発できるように手配しておくべきだったのに、失念してました。ごめんなさい」
「え?そんな…」
「大丈夫ですよ?」
昨日の宴の料理を取り置いてあるから問題ないって話だよね…
前の集合場所でも同じようなリアクションを貰いました。
見送りも3つ目になれば、予想もつきますわ…
「ありがとう、煩わせないように気を使ってくれたんですよね。でも、次回からは相談して欲しいです。僕は気がつかないことが多いから…足りない部分は教えてくれるとありがたいです」
「何をおっしゃいます」
「こうして対処しているじゃないですか!」
最初に出発した6時15分集合の子達の時にようやく気付いたからね。
めちゃくちゃ焦ったよ!
その後、恵美に念話を飛ばして、ハンバーガーとサンドイッチを用意してもらって、収納に入れて貰ったんだ。
まぁ……
「君達の前に出発した子達は、まだ、恵美に作って貰うのが間に合わなかったから、ハンバーグや非常食として保管していた食事を渡してるんだよ…準備不足で後手後手だね。申し訳ない…」
「ふふっ…でもねぇ」
「リーフ団長が騎士団長をしてた頃に比べたら…ねぇ」
「そうよ、ふふふっ」
「そうそう、立派にリーダーしてると思いますよ?」
へ?
リーフ?
「あぁーっ!そういう言い方は私でも傷付きますよ?いくら、私が騎士団のお飾りだったからって!」
あれ?
リーフって騎士団最強の騎士団長だったよね?
「リーフ団長はお飾りじゃありません!」
「実力はぴか一の最強騎士だったんですから…」
「えぇ!そっちじゃなくて、燈佳副団長と朱音ちゃんにね…」
「そうそう、日常に関する事は何から何まで補助されて、助けられまくりだったんじゃないですか」
あぁ…
なんとなく予想がつくね。
リーフは日常の人ではなくて、非日常の時に輝く才能の持ち主だからね。
具体的には、戦闘中とそれ以外の落差が激しいよね!
「生暖かい目で見られてたわけね…」
「えっ?えぇっ!?なんで、美孝さんまでそんな反応なのですか?見たことは無いですよね?」
何で驚いているのかな?
リーフは、自覚が足りないね。
「朱音さんとの関係性を見るだけで十分予想はつくよ…まぁ、そこが残念可愛いから、別に良いんだけどさ!」
「そうそう!」
「リーフ団長は、たまに無意識に踊り出しちゃうくらい残念だし!!」
あぁ…
そうだよね。
「うん、なんとなく騎士団でのリーフの立ち位置がわかった気がしますよ…」
「わかりますよね」
「そう…血塗れのマスコットです」
やっぱり…
やる時はやっちゃうからね…
「随分背が高くて、男装の麗人とか言われてたのに、その扱いってどうなんですか?」
だから良いんじゃない?
「そんな凛々しいリーフ団長が抜けてるから良いんじゃないですか!」
「そうよね!!」
なんとなく、ファンクラブに近い気がしてしかたないんだけど…
「良かったね、リーフ。皆に愛されてたってことだよ…」
「美孝さん…そういう言い方は、気分が複雑です。嬉しい反面、自分自身が見えてなかったんですから…みんなに迷惑をかけてたって事ですし!」
何いってんのさ。
「自分の事を、把握するのは難しいんだよ?それに、もし嫌々だったらそんなに何度もフォローしないと思うよ?喜んでおけば良いんじゃないかな…」
「そうですね」
そうですよ。
「瑞木さんもあんまり気にしないで大丈夫ですよ」
「私たち、瑞木さんも好きですから!」
あざーす!
「さて、最後にお守りを渡しておくよ。光の精霊!!よろしく!!」
「おうよ。こっちの姉ちゃんの肩に乗ってくぜ。俺様の昼寝センサーにビシバシ反応してるからな!」
なんで、チンピラ風なんだろうな…
メアリーさんの肩を指差して言うが…
昼寝センサーってなんだよ!
僕の肩と同じで寝やすいってことか!?
「これは?」
「光の精霊が分裂した?」
そうだね。
「旅の間の仲間たちの状況を見守るって言ってくれたんだ。灯りとしても、優秀みたいだよ?この光の精霊をお守り代わりに連れてって!」
「ありがたいですが、お守りってどういう意味です?」
「私たちではこの子と会話も出来ませんけど?」
会話は出来なくても大丈夫…
「うん、そのままの意味かな。ピンチになったら、この子に助けを求めて。そしたら、僕がすぐに助けに行くからさ!あと、こっちの言葉は理解してるから、話せば色々いうことをきいてくれるよ」
「えっ?暗くなってとかでも普通に聞いてくれるんでしたか?」
大丈夫じゃないかなぁ?
光の精霊がメアリーさんの肩に飛び乗りなから光量を少なくする。
「わぁ!暗くなった!」
光を弱めるのは簡単だろうしね…
「というわけで、仲良く出掛けてくださいな」
「「はぁい!ありがとうございます!」」
まぁ…
「ミーティングが始まるみたいだ。僕らは次の子達のところに行ってくるよ。じゃあ、気をつけて」
「「行ってきます!!」」
「じゃあな…」
うむ、元気で帰ってきてね…
光の精霊は眠そうだ。
ブレない奴だなぁ。
「さぁ…次の子達のところに行くよ!!」
そうだね、セーフ。
あと、16組だ。
瑞木美孝18才 Lv509(106)
体力値_126万(1320)=16億
魔力値_126万(1320)=16億
__力_126万(1320)=16億
_知力_126万(1320)=16億
俊敏さ_126万(1320)=16億
器用さ_126万(1320)=16億
幸運値_126万(1320)=16億
_魅力_1260万(1320)=160億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8300万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6200万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_回復、火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4382)さやか(19,6)恵美(20,3)武司(1215)玲子(838)朱音(20,7)
メルー(7530)道緒(3213)直(3405)メアリー(3723)燕(3721)レモン(3411)
流々(3126)里乃(3375)リーフ(38,4)奈美枝(1045)御影(18,3)ユリア(3771)
枩李花(3261)霞(3261)ミサ(4611)岬(4944)潤(3258)雨音(3286)美嶺(12,8)
牛江(618)お熊(82)スラー(795)熊江(191)サリー(1504)レミ(401)
他42名(平均2445)
元奴隷12名(平均137)
天河(3689)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(638)太陽(668)
七海(513)エース(3502)朋久(2094)レイン(135)
他23名平均(1960)
_精霊_風(29,4)水(35,7)火(23,5)土(41,5)光(16,3)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。