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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第2日目 初デートは頑張って楽しかったけれど…
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34チョロい瑞木と戦略変更会議

「ビックリしたなぁ。相性もそんなに高くなかったのに告白されるなんて…」


「瑞木…本気で言ってんのかい?鈍いねぇ」

そんなん言われても。


「童貞に何を求めてるのさ。付き合ったことも無かったんだから仕方ないでしょうが」


「交渉や戦闘では鋭い観察眼を発揮するくせに、どうしてこうなんだろうねぇ」


「童貞だからって言ってるでしょうが、言わせんなよ恥ずかしい」


「あのね、いい加減にしないと、僻みって言われるからね」


「事実をありのままに述べて何が僻みなんだよ」


「事実だからって僻んでないことにはならないだろ!?」


「だって…最初のセーフでしょ?さやかさんも好きだって言ってくれたし、恵美さんからも告白された。僕モテてると言って良いよね?」


「一般的にはモテモテの部類じゃないのかい?」


「でしょ?なのに実際にはエッチはおろかキスもまだなんだよ?僻むなって言われても無理だよ」


「僻んでるんじゃないかい」

あっ。


「そうさ。上手く立ち回りたいんだよ。出来ないけどさ」


「まぁ、前提に恋愛したいなんて言ってる奴が、モテたいとか、前提自体が辛すぎる気がするけどね」

違う。


「別に僕はモテたい訳じゃなくて、普通にお付き合いしてエッチしたいだけなんだけど?」


「それにしたって性奴隷になってもらわないといけないって。どんだけ無茶振りなんだよ。しかも性奴隷みたいなことするつもりがないときてる。もう笑うしかないね。はははっ」

酔ってんの?


「その無茶振りしたのは誰だと思ってるのさ」


「100%瑞木じゃないか。私はイバラの道だと言ったはずだよ」

そうでした。


「誓いを新たにします」


「なんだい改まって、キリっとしてカッコいいじゃないか」

デレデレだ。


「可愛いなぁ」


「また、そういうこと言うのかい。何にも出ないよ」

そだね。

可愛い照れ顔は出ましたが。


「触れないしね」


「そういうこった。そう言えば二つほど伝える事があるよ」


「なに?」


「まず、恵美のことだ。相性が低かったと言ってたが、あれは瑞木の方が低かったんだよ。あくまで相性だからね。双方の数値の低い方が相性の値になるから気を付けな」


「じゃあ一気に300も上がったのは僕の方だと言うのか!?」


「ご名答」


「うわっ僕チョロい。めっちゃチョロいよ」


「まぁあくまで相性だからね。気にしなくていいんじゃないかい」

双方の数値だものね。


「あと、騎士団の一度に狩ってた数だ。五百だね。一人二頭の計算になるよ」


「今日狩った数が四百位で昨日が四十位だから、明日六十も狩れば追い付くかな?」


「そう単純な話じゃないよ。六ヶ月狩ってなかったんだからね。その分を勘案すると残数は一万千五百って所か」

は?


「一万?…週に五百で月に二千。六ヶ月だったら…そうなるか。気が遠くなりそうだ」


「まぁ普通なら食いもんが足りなくなるから、千も居れば飽和状態のはずだがね。多分違うと言ったのは瑞木だよ」

考察しました。


「どうしようかなってレベルの話じゃないよね」


「毎日今日と同じように狩ったとして、ザッと1ヶ月かかるよ」


「コボルトみたいに寄ってくる奴ばかりじゃないだろうしね」


「あぁ忘れてた。獲物の内訳を言ってなかったね。三種類しかいないよ。数は均等に三分の一ずつ」


「それって、オークやゴブリンはまだ四千近く狩らなきゃいけないよね?」


「もちろんだよ。そしてそれは、戦略を変えなきゃいけないってことさ」

そうさ。


「というより根本的に戦略を練り直さなきゃ時間かかるよね」


「どうするってんだい?」


「要するに人を増やしたいね。具体的には輸送人員」


「そうだねぇ。このままだと綱芳が過労で死んじまいそうだよ」


「まぁねぇ。でも僕よりステータス高いし、やってるのも積込だけだよ?途中からは血抜きも手伝ってくれたけどさ」


「違うんだよ。作業中の綱芳は別に普通だけどね。問題は待ってる時さ。大汗かいて槍を握り締めちまってさ。見てるだけで肩が凝りそうになっちまう」

そうなの?


「戦闘中は戦闘に集中してるから気付かなかったよ。だから、疲れきってるんだね」


「そりゃ待ってる間、ずっと力が入ってりゃあ疲れもするさ」


「あれ。でも、今日は大半を魔法で狩らなかった?作業中は固くならないんでしょ?」


「追加で現れるだろ?それでガチガチさ」


「難儀な話だ」


「まぁ慣れてくれば変わるかもしれないしね。現状、奴しか馬番は現実的じゃないね」

なぜ?


「馬を武司さんに借りるから?」


「違うよ。瑞木は一人じゃないか。狩人を増やすのは難しいだろ」

狩人はね。


「いや、方向性が違うよ。収納を上手く使えば、明日にでもコボルトは根絶やしに出来るはずなんだ」


「えっどうやって?」


「それには荷馬車があと三台くらいあるといいんだけどな」


「どういう意味さ?」


「当然御者兼馬番もいるな」


「そりゃそうだけど」


「とすれば、まともな戦力の補充が急務か」


「瑞木っ!!人を無視して話を進めるのは止めとくれ。いい加減にしないとあたしゃ泣くよ!?」


「ごめんごめん、頭の中で整理してたら口に出てたよ。とりあえず、風呂に入ってさっぱりしてから説明していい?」


「あぁ、そうだった!!戦略会議なんかしてないでゆっくり体を休めるつもりだったんじゃないか。さぁ風呂にいってゆっくりしよう!!」

そうだね。


 下に降りて恵美さんに風呂の使用許可を貰うために部屋を後にした。


瑞木美孝18才

レベル28(1)

体力値215(1)=215

魔力値219(1)=219

力339(1)=339

知力231(1)=231

俊敏さ214(1)=214

器用さ220(1)=220

幸運値250(1)=250

魅力437(1)=437

風10(1)=10

称号

貧乳好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵

スキル

鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、レベルリセット、緊急避難、スキルリセット、収納ポケット、レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正、範囲観測初級、叱咤激励、大声、槍レベル13、剣レベル8、投擲レベル19、打撃レベル1、短剣レベル20、解体・交渉・召喚中級、精霊魔法信頼級、回復・催眠・風魔法・馬術・身体強化初級、降霊術

相性

綱芳(340)さやか(653)恵美(455)風の精霊(5,8)武司(70)

奴隷

なし

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