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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第6日目 学校編?いえいえ、資格を取ってギルドという名の学校建設からです。
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379護衛業務と契約までのみちのり

「こんにちは。冒険者パーティーのラードを仲良く救う会の瑞木です。初めまして」


「はい、こんにちは。今日はどんなご用事ですか?残念ながら、街道が使えないので、大した品物は無いのですが?」

ふむ…

店主自ら対応か…

真面目な店ではあるようだな。

まぁ、ハイエナを放つのも情報収集には必要な手段ではあるからな。

被害を受けたこっちには迷惑千万だけどね!

しかし、ここは、一番の大だななんだけど…

店主自ら対応されるとはおもわなかったな…

まぁ、フル装備の人間が40人以上急に訪ねてきたら、警戒するのが当たり前か…

僕らの鎧は特に目立つしね。


「僕の嫁さんが、昨日お邪魔したんですけど…ご記憶にありますか?」


「奥様が?それはいったいどういう用件でしたか?」

朱音さんは、まだ婚約者だけどね。

しかし、キーワードになる言葉を、いくつか言ってるから、気付いてないはずはないんだけどな。

すっ惚けてるだけだろう。

化かし合いって事か…


「私の顔を忘れたとは、言わさないよ?」

朱音さんが、僕の背からひょっこり顔を出して、店主に告げると、店主の顔色が明らかに土気色に変化した。

さすがにポーカーフェイスが崩れたね。

昨日の事は、さすがに嫌な記憶みたいだ。


「もちろん、そんなこと言わないですよね?少し奥に行って話しませんか?街道が使えなくて減っているとはいえ、お客さんの前でする話じゃないでしょ?」


「前に来た時の用件ですか…わかりました。奥へお越しいただきましょう。ただ、その人数は入りきりませんから、代表の人だけでどうぞ」

店番は店のスタッフにかわって、店主の案内で、応接室に通された。

こちらは、僕と朱音さん、セーフと御影、メアリーさんと燕さんの6人だ。

セーフは見えないけどね。

残りの面子はウィンドウショッピングを始めている。


「単刀直入に言いましょう。街道を通る商隊の護衛業務を、僕らに依頼してもらいます」


「何の事でしたか?何故あなた方を雇う必要が…」「いい度胸だね…」

朱音さんがキレ始めた…

一瞬、姿が消えて、ある人物とともに戻ってきた。

もちろん、ここに届けたハイエナさんだ。


「旦那様、これは何事ですか?」

両手両足を縛られて事態を把握できていない様子で、店主に聞くハイエナさんの姿は寂しげだ。

2回目ですものね。


「お前は減俸な?」

にっこりと微笑みながら、店主が告げる。


「いや、待って貰えます?勘違いしているようですが、彼女の実力は相当高いですよ?単に私達の実力が、規格外なだけです。それに、今回の責任の所在は貴方でしょう…不適当な八つ当たりは感心しませんね」


「あなた方にこいつの給料は関係ないでしょう?なぜかばうような事を言うのですか?」

そりゃね…


「一緒に長旅をする仲間になるんですから、理不尽な仕打ちをされるのを見たくありませんよ…」


「まだ、頼むと決定してるわけじゃないんですけどね…」

いや、決定事項だね。


「ほぅ…前に来た時も話したはずですが、僕らは命を狙われた事を水に流す事を条件にしています。つまり、その約束を反故にするつもりですか?」


「ふぅーっ!!約束か…そうですね。口約束とはいえ、結んだ約束を反故にするのは、信用を投げ捨てるも同じですからね。それは最後の手段にしたいですね」

ん…

一応、商売人としての矜持は、持ってるのかな…


「では、約束通りに依頼をされるという話で良いですよね?」


「待って貰おう。確かにその方向で考えるが、それは君の奥方の実力は確認しているからだ…だがまさか、今日連れてきている娘達を、うちの護衛業務に割り当てるなんて冗談は言わないな?」

もちろん割り当てるさ。


「ここにいる2名が、護衛業務を行う予定ですよ?」


「は?このお嬢さん方2人で?うちの商隊を護衛?寝言は寝て言って貰おう!冗談には金は払えんよ!!笑えない冗談にはな!」

まぁ、普通から考えたら、そっちが言ってることがまともな話ではあるよね。

メアリーと燕は、美人だし華奢だからね。


「要するに、彼女たちの実力を示せば納得頂けるんですよね?」


「元騎士団第4席鍵軒朱音さんと、同等の実力があるお嬢さん方が、2人も護衛について貰えると言うのなら、相場の5倍出しても惜しくないが!そんなことは無理だろう?」

そこまで調べてるのか…

でも、墓穴を掘るんですか…

そうですか。

既にいつもの契約書を頂きましたからね。

もう逃がさねぇよ?


「約束ですからね。ただ…先に、行き先と予定日数、出発日と商隊の規模を教えてください」


「あぁ、構わんが何故だね?因みに行く先はレイルクラフト鉱山事業団だ、出発は明日朝7時、100人体制で14日の移動日程を予定し、向こうでの売買を考えると正味16日になる」

後で行き先と日程を変えられたら、たまらんからな。

要は日程を短くしたりすれば、額が少なくなるって話だ。


「わかりました。じゃあ2人とも、邸宅内で待機している護衛の人達を無力化して捕まえてきてくれる?とりあえず、10人でいいかな」


「ハイッ」

そうして、駆けていった2人が、帰ってくる度に縛られた護衛の人達は増えていき、10人ずつの山を5分もかからずに作りおわる。


「さて、まだ続けますか?貴方の精鋭達が、更に醜態をさらす結果にしかならないと思いますよ?」


「20人が…5分もかからずに捕まったと言うのか?そんなバカな…」

うちの子は優秀なんでね。

当たり前ですな。


「返答は?」


「ま、まだだ…こんな小娘たちに、隊の安全を任せられるか!第一非力だろう!?」

さっき、男を2人抱えて軽々と運んできたのを見てなかったのか?

心が事実を受け止めるのを拒否しているだけだろうけどね。

袋から皮鎧を出すか…


「仕方ないですね、これを確かめて貰って良いですよ。どこにでもあるゴブリンの皮鎧…後から仕掛けがあったとか言われたら面倒臭いから、気の済むまで調べてください」


「確かに何の仕掛けもない…普通の鎧だ…だが、これがどうしたと言うんだ?」

見てればわかるよ…


「メアリーさん、これを千切って丸めてくれる?」


「任せてください!」

そう宣言すると、皮鎧を素手でバラバラにし始める。

破片にし終わると、1つずつ握り込んで小さく球形に丸めた。

元皮鎧がコロコロと転がる。

店主の青い顔が、再度土気色に染まった。


「こんな事が出来る人が、貴方の護衛の中にいるとは思えませんが?」


「わかった…私の負けだ。護衛業務を頼もう」


「じゃあこれで決まりですね。代金は1日2千ラードとして、16日だから、3万2千ラード。それを2名分だから、6万4千ラードが相場の額でしたね?」


「あぁ…リサーチ済みとは…英雄殿は噂通りに商売に聡いようだね」

どうでしょうね…

というか、今ほくそ笑んだよね。


「ただし、これは半年前の相場ですからね。物価指数で計算すると60倍のものもあるんですよ。更に5倍ですか…300倍として1920万ラードとなりますね」


「え?いや、その金額は違うだろう?確かに一部の嗜好品はそれくらい上がってる物もあるが…」

なら、ちゃんと訂正して欲しいな…


「ですよね。護衛代金は大体3倍で落ち着きましたからね。6万4千ラードの15倍で許して差し上げますよ?」


「くっ!!ワカリマシタ…」

別に喧嘩を売りたかった訳じゃないけど、下に見る気満々なのは頂けないよね…


「わかって頂いたところで、明日が出発でしたね。集合場所と時間は?必要なものがあれば提示してください。あと、報酬の支払いは、どうされますか?」


「集合場所はここだ。この店に午前6時半集合、食事はスタッフの分しか用意していないから、自前で用意が必要だな。道具関係も同様だ。馬車には休憩スペースを設けているから、夜営の時は好きに使え、報酬は半額前渡し、失敗した場合は半金の支払いは無しだ!!」

まぁ、自己責任って事だな。


「2つ確認です。昼にも馬車スペースを使っても良いですよね?あと、失敗の定義を明確にしてください…」


「一応昼も使えるが…その間1人で全体をカバーすることになる。現実的ではないな。失敗の定義は、スタッフに死人を出した場合だ。護衛は死ぬのが当たり前だからその数には含めない。あと、そこの2人に責のない日程の増加には支払い額を日割りで増額する予定だ」

悪くない条件だな。

決して楽でもないけどね。


「メアリーさんと燕さん、納得できますか?」


「えぇ」

「いいわ」

ありがたいね。


「では、契約成立ということで、よろしくお願いいたします」


「さぁ、契約書にしておくか。用意させるから、待ってくれるか?」

おぉ…

その辺はきっちりしてるんですね。

場合によっては他の交渉にも使えるから嬉しい話だ。

ま、いつもの契約書は既にできてるから反故にはできないけどね…


「待ってください。契約書なら僕が作りましょう」


「は?」

ビックリしてる間に、思考圧縮を使って作り終わったよ…


「内容を確認して、サインしてくださいね?」


「あぁ…こんな特技まであるのか…君は代書屋でも食っていけそうだな…」

そうかもしれないけど…

僕には他にもやることがあるんだよね。

例えば次の商家で交渉とかさ。

僕たちの交渉はこれからだ!!


瑞木美孝18才 Lv497(106)

体力値_119万(1320)=15億

魔力値_119万(1320)=15億

__力_120万(1320)=15億

_知力_119万(1320)=15億

俊敏さ_119万(1320)=15億

器用さ_119万(1320)=15億

幸運値_119万(1320)=15億

_魅力_1190万(1320)=150億

__風_10万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8100万

__土_9万(1320)=1億

__光_4万(1320)=6100万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続


蕩涎級_呪術、精霊魔法

信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮

_上級_召喚魔法

_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在

_初級_回復、火、転移魔法、馬術、勇者魔法

武装Lv_槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4216)さやか(17,7)恵美(19,2)武司(1180)玲子(816)朱音(20,3)

メルー(7482)道緒(3163)直(3375)メアリー(3357)燕(3284)レモン(3370)

流々(3068)里乃(3325)リーフ(36,2)奈美枝(961)御影(16,8)ユリア(3731)

枩李花(3228)霞(3206)ミサ(4577)岬(4904)潤(3208)雨音(3246)美嶺(12,5)

牛江(605)お熊(75)スラー(781)熊江(185)サリー(1464)レミ(401)

他42名(平均2420)

元奴隷12名(平均133)

天河(3641)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)

七海(498)エース(3398)朋久(2094)レイン(135)

他23名平均(1940)

_精霊_風(29,1)水(32,8)火(21,1)土(39,3)光(15,0)闇(19,2)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

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