372御影とミサと美嶺の気持ち
「ただいま」
「お帰りなさい、瑞木さん!!是非とも今すぐに、御影ちゃんに接続してください!!」
御影ぇ…
速攻過ぎるだろう!
「まだ早えよ!ガッつき過ぎだろ?みんなから野営とかに関する情報収集してから、その情報をまとめるのを待て!!」
「えぇーっ!!折角、一番に思考圧縮を覚えたのにぃ!さやか様や朱音ちゃんや恵美にメルーに先を越されちゃうと言うのですか?」
全く…
なんでさやかさんだけ様付けなんだよ…
「知りもしない情報をどうやって伝えるってんだよ…僕には基礎情報すらないんだぞ?」
「何を仰るバニーさん!!さっき、リーフちゃんに、しっかり接続したのを確認しておりますよ?嘘ついちゃ、ダ・メ・だ・ぞ!」
あっ…
「素で、その情報を貰うの忘れてた…っていうか、バニーさんとか言うな!朝の思い出したくないもない映像が脳裏をよぎるじゃねえか!!」
「…じゃあ、リーフちゃんと乳繰りあっただけだと?…そう言われるのですか?」
バニーの件は無視かよ!!
「端的に言うとそうなるな…リビドーを制御するアレがカッとしてやった。今は反省はしている。でも後悔はしない!!」
「なんって羨ましい!!それをっ!!ぜひ御影ちゃんにも!!是非カッときてください!!」
無いな…
無い!
「妹に欲情する趣味は持ち合わせていません…」
「はぁっ!!至極淡々と返答されました!!淡白すぎて心の底からの言葉にしか聞こえないのは、御影ちゃんだけなんでしょうか?」
正解だ…
「まごう事なき本心だ。諦めろ!!」
「くっ!!すげないお言葉!心にダメージを負いすぎて、御影ちゃん二の句が継げません!しかし、そんなことごときで、私の進撃を止められるとお思いか!!ふははははっ!!」
思ってないけどさ…
「継いでるじゃねえか!二の句も三の句も!!」
「おぉ…これはビックリ!御影ちゃんの愛の力は、心へのダメージごときでは、瑞木さんへの愛を告げる力を枯らしませんでした!!これこそ奇跡!!瑞木さん!!愛しています!!今こそ、御影ちゃんの愛に応える時が来ましたよ!!」
来てねぇよ…
「全っ然来てねえから…言葉遊びで遊んでるんじゃねぇよ!」
「あれ?こういうの瑞木さん好きでしたよね?」
あぁ…
「好きだけどな…御影…周りの痛い視線を掻い潜ってまでやりたくないぞ?僕は!」
「周りの?」
特に、一番の殺気混じりの視線を向けている人物…
つまり、さやかさんの登場だった…
「御影ちゃん?」
絶対零度の視線とともに、さやかさんが笑顔を御影に向ける。
「さ…さやか様…」
だから、なんで様なんだよ…
「さやかさん!だと言ったでしょう?」
人差し指を立てて、さやかさんが、御影に指摘を伝えた。
「さやかさ…ん」
蛇に睨まれたネズミの様に、小刻みに震えながら、御影が復唱する。
前に、どんな恐ろしい事があったんでしょうねぇ…
「そう!さん付けで良いと言ったでしょう?さやか様とか…止めて頂戴。この事で瑞木君に嫌われたら、息の根止めるわよ?」
ごめんなさい。
嫌ったりしませんけど、少し怖いです…
戦鬼の幻影が見え隠れしてますよ?
「はいっ!!」
御影…
敬礼は止めとこうよ…
「ん…気を付けなさい。次は無いわよ…さてと、お帰りなさい。瑞木君。凄すぎるスキルを開発しちゃったみたいね…」
さやかさんが、怖い位凛々しいです。
さすが、戦鬼の血を受け継ぎしものですね…
「えぇ…多分サリーさんを除く全員が知っていると思いますが、念話の上位互換と思われるスキルを手に入れちゃいました」
「手に入れたのは、もう仕方ないから、封印するのよね?」
話が早いですね…
「その通りです!!僕の魅力値並にぶっ壊れ性能でしたから…さやかさんと恵美と朱音さんの接続を封印する事にしたいです。了承して貰えますよね?」
「ん?朱音さんは、まだ持ってないわよね?」
まだ…
ですよ?
「近い将来に持つことになりますからね。と言うか、うちの仲間達は能力が高過ぎますから、下手すると自力で手に入れちゃいそうなんですよ。だから、一応、仲間内の全員に同じ封印を施したいんですけどね…」
「あら、瑞木君は平気で使うのに?みんなの能力は封印するのかしら?」
さやかさん、ありがとう…
自分で切り出すより、説得力がある話になる。
「いいえ。僕自身も基本的には、今回の勉強に使い終わったら、接続は使うのを封印しようと思います」
「あら、何故かしら?バンバン使えば良いじゃない…」
嫌ですよ…
「自らで制限を設けておかないと、誰かの心を壊してしまいそうだからですよ。僕は、そんなに自制心の強い方じゃないんで…簡単に心を弄べるこんな力使うべきじゃありませんね」
「そう…瑞木君にそこまで言わせるほどの力なの…因みに本気で言っていると困るから言うけど…瑞木君以上に自制心がある人間なんて、この世に存在しないわ!!瑞木君に無理なら、誰にも制御なんて不可能よ!!」
いつ、そんな信頼を勝ち得たんだろう?
解せぬ…
「まぁ…そこまでの絶対的信頼はちょっと重すぎますが…納得頂けますか?」
「いいわよ…」
「もちろんです。あなた…」
「ダーリンの頼みを、私が断るわけないよ」
さやかさんと恵美と朱音さんには、了承して貰えたか…
「ありがとう。仲間の皆にも、同じ様にお願いしたいんだけど…嫌だよっていう人は手をあげてくれるかな?」
「はーい!」
「私も!!」
「俺もだ!!」
予想通りの3人か…
「ミサさん、御影に美嶺…一応、理由を聞いても良いかな?」
「「「嫁になるため!!」」」
綺麗にハモった。
「誰のっていうのは、聞くまでもなく僕なんですよね?」
「だって私は、妹扱いですから!」
「俺も、娘扱いだもんな!」
「私は、来るものは拒まずに、瑞木を変貌させたいの!!」
あ、頭が痛い…
この人達、予測の通りの返答過ぎる!!
「言っておきますが、接続を取得しても、その改変は既に出来ませんよ?」
「あら、何故かしら?」
さやかさんが聞くんですかい…
「魔物が接続のスキルを持っている危険を考えて、僕には接続をするための制限を設けましたから!!」
「なっ!!」
そうさ、御影…
「ミサさん達にとっては、接続を手に入れる意味が無くなったんじゃないかな?」
「くっ!!」
「なんて…」
「用意周到過ぎるだろう!!」
いや、予想通り過ぎるあなた達の方が怖いってば!!
「了承して貰えますか?」
「仕方ないです…御影ちゃんの完敗です」
御影が折れると、ミサさんと美嶺も折れた。
ふぅ…
危ない危ない…
「じゃあ…3人には、封印のために、接続を味わって貰いましょうか…」
「あぁ…こんなに…こんなに、心地良い瑞木さんを、体に感じることが出来ないなんて…天が許しても、御影ちゃんが許しません!絶対に諦めませんからね!!」
3人に封印を施したら、普通に腰が砕けていた。
そして、御影だけが、その状態で立ち上がって、叫んだわけですが…
予想以上に、バイタリティーの塊かよ…
いつか、押し切られる日が来そうな気がして怖いなぁ!
「とりあえず、その口から垂れたよだれは拭いとけ…」
「はぅっ…」
リーフ1人の分だけで、よだれには既に溺れそうなんだよ…
瑞木美孝18才 Lv497(106)
体力値_119万(1320)=15億
魔力値_119万(1320)=15億
__力_120万(1320)=15億
_知力_119万(1320)=15億
俊敏さ_119万(1320)=15億
器用さ_119万(1320)=15億
幸運値_119万(1320)=15億
_魅力_1190万(1320)=150億
__風_10万(1320)=1億
__水_9万(1320)=1億
__火_6万(1320)=8100万
__土_9万(1320)=1億
__光_4万(1320)=6100万
_称号_
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵
難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル_
超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット
収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術、接続
蕩涎級_呪術、精霊魔法
信頼級_交渉、範囲観測、思考圧縮
_上級_召喚魔法
_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在
_初級_回復、火、転移魔法、馬術、勇者魔法
武装Lv_槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか
_相性_
綱芳(4185)さやか(17,5)恵美(19,2)武司(1180)玲子(816)朱音(19,4)
メルー(7352)道緒(3163)直(3375)メアリー(3296)燕(3181)レモン(3370)
流々(3068)里乃(3325)リーフ(36,1)奈美枝(961)御影(16,2)ユリア(3731)
枩李花(3228)霞(3206)ミサ(4551)岬(4904)潤(3208)雨音(3246)美嶺(12,5)
牛江(605)お熊(75)スラー(781)熊江(185)サリー(1400)他42名(平均2420)
元奴隷12名(平均133)
天河(3641)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)
七海(498)エース(3398)朋久(2094)他23名平均(1940)
_精霊_風(29,1)水(32,8)火(21,1)土(39,3)光(15,0)闇(19,2)
愛奴隷_リーフ、恵美、さやか
_奴隷_
朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア
枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人
天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。