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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第6日目 学校編?いえいえ、資格を取ってギルドという名の学校建設からです。
386/503

366瑞木と朱音の温もりで安心するアベルとルカ

1/9 最後の部分に追記

「瑞木!!待ちな!!」

サリー師匠に呼び止められた…

地味にタイムロスしたから、出来れば早めに出発したいんだけどな…


「はい。何ですか?」


「この子達を抱き締めてから行きな!!」

は?


「その子達って…さっき並んでたけど断った男の子達ですよね?僕にはそういう趣味はないんですが…あれ?なんで君達泣いてるの?」


「この子らは、瑞木が考えてるような趣味はないよ…そういう奴は、ホレ、あっちにまとめてある。だから、抱き締めてやりな…」

あっ…

そうか!

この子達は、孤児だった…

寄る辺なくここにいる。

当然、人との触れあいに飢えているに決まってるじゃないか!


「ゴメンな…クリストファーが、一番最初にいたから、勘違いしたんだ。単に引っ付きたいだけなんだよな…まだ、ちっちゃいもんなぁ。いいよ、おいで」


「やったぁ!」

「にいちゃん」

「父さん!」

「お母さん!!」

次々に、子供たちがぶつかってくる。

口々に伝えられる言葉が痛々しい。

お母さんって…

僕に、母親の姿を重ねる程の飢えを感じているんだろうか…


「おぅ…そうだな。僕は君達の支えになってあげたいな。だから、僕に気軽に甘えてもいいよ…ただ、僕もすることが多くてね。待って貰う時もある…それは我慢してね」


「うん!」

抱き締めて、抱き上げたアベルが、元気に答える。

1人ずつ、抱き締めては抱き上げると、顔に笑顔が戻っていった。


「ダーリンが、無理なときは私が引き受けるよ。どうせ、私は戦闘の時以外は役立たずだからね」

朱音さんが、カインを抱き上げながら言ってくれる…


「え?いいの?ごめんなさい。朱音さんは燈佳さんとリーフと僕以外には、興味がないと思ってたよ。でも、朱音さんが役立たずと思ったことは無いけどね」


「おいおい、ダーリン。私を何だと思ってんのさ。元々この子達を含めた皆をまとめてたんだから、興味がないなんて言わないさ。私も忙しくて、こうして抱き上げてやることはできなかったけど…今なら、そういう時間が取り放題だしな」

だよね…

実質の運営は、朱音さんを中心にしてたんだから、忙しすぎてこの前までは無理だったよね。


「朱音さんがそう言ってくれると嬉しいな。やっぱり、温もりを感じられる家族は多い方が嬉しいしね…そうだよなぁ、アベル?」


「え?うん。父さんと母さんみたいだ…」

そりゃ言い過ぎだね。


「残念ながら、そんなに立派な称号は貰えないな。代わりには…なれないからね。君達の兄さんと姉さん位に思っておいておくれ」


「そっか…でも、こうして抱きついていいんでしょ?」

そうだね。


「もちろんいいさ。でも、僕には、すぐに子供が生まれると思う。だから、その時に分け隔てなく接することなんて出来ないとおもうから…」


「なんだい…そんなことか!僕なんて、親に捨てられたんだから、そんなこと気にしないさ。しかも、瑞木兄ちゃんなら子供が生まれたって邪険にしたりはしないでしょ?」

当たり前じゃん!


「邪険になんてするわけない!!仲間なんだから!!」


「でしょ?ルカやぺテロのとこなんて、親が再婚して、新しい子供が出来たって追い出されたんだ。ちゃんと距離をとってくれる瑞木兄ちゃんの方が暖かいに決まってるさ!!」

そう言っていっそう抱きついてきた。

苦労してんなぁ…

孤児なんて、まぁ苦労の塊か。


「ん、そうか…納得してくれるならそれでいい」


「瑞木…寂しいんだけど?」

クリストファーか…


「だから、僕を肉食獣のような目で見るな。そういう方向は嫌だって言ったろ?でも、クリストファーにも、肩を寄せあえるような奴が見つかるといいと思ってるよ?」


「なら!瑞木がなってよ!!」

だから、それは無理。

男色の趣味はないんだよ!!


「却下する!!」


「朱音姉ちゃんってこんなに優しかったんだね…知らなかったよ…」

ルカ…


「ゴメンな…この間までは生きるために、精一杯だったからね」

精神的にもボロボロになってたからね…


「これからは、たまには甘えて良いんだよね?」

ルカが僕と朱音さんを、交互に見ながら問い掛ける。


「あぁ…寂しかったら来な。私なら、狩りの時以外は、大体暇だろうからね」

「僕のとこもいいよ。でも、忙しいことが多いからなぁ…無理なときはそう言うよ」


「うん!ありがとう…」

そう言うと、ルカは朱音さんの胸に抱かれて、眠そうになっている。

安心したのかな…


「朱音さん、女の子達の中にも、こういう寂しさを抱えてる子がいるかもしれないので…対応をお願いして良いかな?あと、この子達もケアしてあげてほしいんだよ…」


「ん?ダーリン…もしかして、私1人じゃなくて、何人か面子をみいだして、チームみたいに動いて欲しいと思ってる?」

朱音さんなら出来そうだからね。


「えぇ…こういうことは、向き不向きがあると思う…僕が適当にお願いすると、いい結果にならないから…朱音さんの様に、子供が好きな人にお願い出来ると良いなぁと思ってるよ?」


「んー、元々狩りには引率が必要なんだから…まぁ良いだろうけどね。多分、人選は偏るよ?」

偏る?


「どういう偏りがうまれるのかな?」


「簡単さ、メリハリがくっきりしている奴だね。狩りの時は睨みを効かせなきゃいけないから!」

あぁ…

ただ甘いだけでは、危険を招いちゃうからね。

あと、そういう人に引率人員としてこの町に残って貰うんだから当たり前か。


「うん…当然だね。その方向でよろしくお願いします」


「任されたよ!」

元気に身をひるがえす朱音さん、すぐさま調整に入ってくれるんだな…


「アベルを寄越しな…そろそろ出かけるんだろ?」

そうだなぁ…


「はい、結構時間がかかっちゃいましたね…」


「後悔してるのかい?」

眠ってしまったアベルをサリー師匠に渡す。


「全然してませんよ!こういうのも含めての仲良くラードを救う会なんですからね!!それよりも、ありがとうございます。アベル達の真意に気付いてあげられないままになるところでした!」


「良く言った!!その気持ちを忘れずに、気張って行ってきな!!」

寝ていない子達を一通り撫でる。


「今度こそ行ってきます!」


 念話の開発は、周りに人がいない森の中を選んだ。

 町中だと、耳が勝手に人の声を拾ってきちゃうからね。


「私を薄情だと思いますか?」

リーフとセーフとの3人で、森に着いた途端にリーフが言った。

ぶっちゃけて言えば…


「薄情だとは思わないよ。逆に結構子供が好きなんだと思った」


「何故です?」

まぁ…


「リーフが、2人きりなのに抱きついて来ないから…」


「えっと…私…そんなキャラクターでした?」

自覚無しかい!!

大抵、セーフ以外に人がいなければ引っ付いてきたと思うけど?


「冗談は、さて置いて、薄情なんて思うわけないよ。人には向き不向きがあるからね。人との会話経験がすくなくて、それをわからないリーフが、朱音さんと同じように出来るわけがない。僕もそういう傾向が強いからよくわかる」


「嫌われるのが怖かったんだろ?」

セーフ…

そんな決めつけなくても。


「えぇ…うまく出来なくて美孝さんに嫌われるのが怖かったんです…」

うん…

でもまぁ…


「確かに気持ちはわかるし否定する気もないけど、そういう思考をされると、あの子達を任せるのは難しいね」


「なぜかを教えて頂けますか?」

僕もそういう思考に陥りやすいけど…


「好きな人に嫌われないように、子供たちに優しくするという思考は、本当の意味で優しいとは言えないと思わないかい?僕は子供たちそのものを好きだと思って触れ合ってくれる朋久さんの様な人が望ましいと思うんだ」


瑞木美孝18才 Lv497(106)

体力値_119万(1320)=15億

魔力値_119万(1320)=15億

__力_120万(1320)=15億

_知力_119万(1320)=15億

俊敏さ_119万(1320)=15億

器用さ_119万(1320)=15億

幸運値_119万(1320)=15億

_魅力_1190万(1320)=150億

__風_10万(1320)=1億

__水_9万(1320)=1億

__火_6万(1320)=8100万

__土_9万(1320)=1億

__光_4万(1320)=6100万

_称号_

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵

難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル_

超鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、緊急避難、Lv&スキルリセット

収納ポケット、Lvアップ時の魅力値上昇10倍補正、叱咤激励、大声、降霊術


蕩涎級_呪術、精霊魔法

信頼級_交渉、範囲観測

_上級_召喚魔法、思考圧縮

_中級_解体、身体強化、風、催眠魔法、殺気自在

_初級_回復、火、転移魔法、馬術、勇者魔法

武装Lv_槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731

__妻_リーフ、恵美、セーフ、さやか

_相性_

綱芳(4165)さやか(17,3)恵美(19,1)武司(1180)玲子(816)朱音(19,3)

メルー(7301)道緒(3151)直(3358)メアリー(3273)燕(3158)レモン(3346)

流々(3052)里乃(3308)リーフ(34,6)奈美枝(961)御影(15,8)ユリア(3712)

枩李花(3215)霞(3194)ミサ(4496)岬(4856)潤(3172)雨音(3234)美嶺(12,4)

牛江(605)お熊(75)スラー(781)熊江(181)サリー(1392)他42名(平均2412)

元奴隷12名(平均132)

天河(3635)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)

七海(498)エース(3398)朋久(2094)他23名平均(1938)

_精霊_風(29,1)水(32,8)火(21,1)土(39,3)光(15,0)闇(19,2)

愛奴隷_リーフ、恵美、さやか

_奴隷_

朱音、メルー、道緒、直、メアリー、燕、レモン、流々、里乃、御影、ユリア

枩李花、霞、潤、雨音、美嶺他57人

天河、春臣、君里、秋虎、エース他23人

_設定_細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

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