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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第6日目 学校編?いえいえ、資格を取ってギルドという名の学校建設からです。
379/503

359飯田さんの恨みとギガント種の報酬

「ようこそ、いらっしゃいました。では、予定のものを頂く前に、渡すべき物を渡しておきましょうか」

サリーさんをおろして飯田さんの事務所に入ると、フルーレさんが声をかけてくる。


「うん、資格証の事だよね?ありがとう。でも、わざわざなんで飯田さんの部屋の前で渡そうとするの?どう考えても中で良いでしょう?」


「えっ…それは…」

何で目が泳いでんのさ…


「後ろ暗そうですが、何を隠してるんですか?」


「どさくさ紛れに、これを一緒に渡せと言われてるんです…」

カード?


「もしかして…ギガント種の報酬ですか?」


「…はい。お察しの通りなんですよ…」

は?

それこそ、こんなとこで渡すんじゃねぇよ…

確認して貰ってからに決まってるじゃねぇか!


「今日、それの納品にきてるんだから、受け取ってくれた時に、普通に払ってくれりゃ良いでしょうが?しかも、なんで無意味に怯えてんですか!」


「報酬が2億2千8百万ラードでもですか?私はこんな大金を支払うのが怖くて…挙動不審になってるんですよ!?」

あぁ…

そういう意味。

そして、何も知らないフルーレさんに、うやむやなうちに支払いをさせる訳ですかい…


「悪いですけど…僕の今までの実績的には、普通に貰ってる額に近いんで、特に感慨は無いですが…飯田夫には別の方向からしないといけない、お話があります…ねぇ…そこにいることはバレてんだから。僕が笑ってる内に出てこいや」


「いやぁ…はははっ、バレてるのか…さすが英雄。気配察知はお手のものですか…」

僕らが通り過ぎて、入ってきた入り口側から、飯田忠継諜報長官が現れた。

問題が起きたら逃げる気満々だったろ!


「まずは、中に入りましょうか…そして、僕が怒ってる理由が、諜報長官にはわかってますよね?だからこそうやむやにしたかったんでしょうから…」


「なんの事でしょう?わかりませんね」

ささっと、先陣を切って部屋の中に入っていくけど…

すっ惚けて済むと思ってるなら、後悔させるぞ?

とりあえず、入るか…


「行くよ…」


「はい、でも、何にそんなに怒ってるんですか?残念ながらわからないんですけど…」

リーフはわからないか。

一緒に報酬額は聞いてるはずだけどね。


「中で話そう。単純な話だからね…」


「報酬かい?でも…減額されてたかい?」

セーフ、違うんだよ。

そういうことじゃないんだ…


「では、始めますか。瑞木美孝さんと瑞木リーフさんの、資格証の発行が終わりましたので、授与します。内容を確認の上、受け取ってください」

まずは、そっちから片付けるのか…

まぁいい。


「建物の建築全般に関する許可証か、名前と年齢と発行日ね…特におかしい点は、見受けられませんね。リーフは、何か問題なかったかい?」


「はい、続柄も書いたのに、瑞木美孝さんの妻という、記載がないだけでは、残念ながら問題にはなりませんよね」

元々記載欄自体がないから、仕方ないよなあ…

意味があるとも思えないし。


「見た目は大丈夫ですね。これって、ギルド証と同じように別の機能がついてたりしますか?」


「いいえ。本人確認のための機能以外は何もついていません。ここを押すと…」

うわ!!

角の一部分が凹んだと思ったら、カードが、僕の顔写真を画面に写し出した。

なんだ、この無駄技術…

これをカードよみこませるために時間がかかったのなら、ちょっと殴りたい。

まぁ、それでも2枚で1時間なら早い方だよね。


「リーフもやってみな」


「はいっ!!」

リーフが元気よく押してみると、満面の笑みのリーフが表示される。

いつ撮ったんだろうな…


「さて、問題なく確認も終わったので、さっきの話に移行しようか?何で、獲物の納品前に報酬を渡そうとしたのか…さっさと話せ!!」


「怒りがずいぶんと溜まってらっしゃる様子ですね。何をそんなに怒ってるんですか?」

ほほう…


「いい加減にしないとぶっ飛ばすぞ?なんで、ギガントオークの報酬が、満額出す形になってるのかを、さっさと説明しろと言っている。しかも、何故説明無く、フルーレさんに渡させようとしやがった?」


「なんの事かわかりません…」

もう、最後までは言わせる気が失せた。

ガッと喉に右手を食い込ませて、持ち上げる。


「このまま喉を潰されても構わない覚悟なのか?」


「仕方ないですね…話します。ラード王に、満額払えと指示されたからです」

はぁ…


「なんで、それを説明しない?そうしてくれれば多分受け取りますよ?」


「なぜなら、その説明をして、尚且つ断られたら、非常に困るんですよ?」

は?

知らんがな…


「理不尽な話じゃなければ、話は聞くし、納得できれば、ちゃんと受け入れますよ…そもそも、騙し討ちみたいにすれば、反発するに決まってるし!」


「でも、それで受け取って貰えれば、一番すっきりしたのに…私が(・・)

あんた…

本気か?

僕にぶっ飛ばされた件ですかね…

とりあえず降ろすか。


「恨んでいるのは、ランバー公爵のところにぶっ飛ばした件か?」


「いいえ、私の可愛いフルーレの可愛い痴態を観察したことですよ…」

そっちかよぉおおおお!!!

知・る・か!!!


「それはお前の自業自得だろうが!!僕らにとばっちりを食らわせるんじゃねぇよ!そして、フルーレさんも嬉しそうにしないでくれ!!アンタはこのバカ夫を止めろや!」


「仕方ありませんね。反省するふりをします」

いや、そこは反省しやがれ!


「もういい!!まず説明を開始しろよ…」


「はい、いきますか。まず、ギガント3種の排除が成功していることは確定してます。だから、後は素材の運搬に関するものですが、確か、ゴブリンとコボルトに関しては、すぐにでも渡して貰えますよね?」

素直にそうしてくれれば、怒らないで済んだのに…


「ん?話した通りに、受け入れ体勢さえ整っていれば、問題ないですよ?」


「はい、では、こちらへお越しください」

そうして、案内された隣の部屋は、天井と広さが随分と広がっていて、足元には、1面に吸収性の高いマット状のものが敷かれていた。


「へぇ…流れ出た血を、吸収させて焼却処分するつもりですよね?」


「ご名答です。一瞬で理解されるとは…凄いですね!」

でもさ…


「形状を見ればわかりますよ。しかし、ちょっと一枚辺りの面積が大きすぎるかな…僕が狩った個体だから、問題ないだろうけど、血抜きをしていない場合だと、この大きさのマットがどっぷり血だらけになったら焼却は厳しい。改善の余地ありですね」


「小憎らしい位に的確ですね…万が一再発生ということがありますから、用意するとしましょう」

考え方は悪くないけどね…


「もっと言うなら…僕以外の場合は、この部屋に引っ張ってくるという芸当を求めても無駄でしょう?だから、倒したその場で解体して細かく切り分ける方が良いのでは?」


「ふむ…確かに、やることは変わらないし、小分けして運べますね…」


「さらに、マットも小さければ、運搬に有利でしょう?」


「確かに…そこまで考えると、小さいマットを隙間無く並べれば、血を気にして戦う必要もなくなりますね…」

そういうこと…


「改善案も固まったところで、じゃあ、ここに2体転がしますよ?」


「はい、傷口は一応上に向けてください」

ふむ…

収納ポケットから、2体をにゅるんと取り出した。


「これでいいですよね?前面に傷が集中しているから、仰向けにしておきました。これが、ギガントコボルトと、ギガントゴブリンです。確かめてください…」


「はい、確かに。あと、言ってましたよね?ギガントオークの足でも良いかと?そして、特別能力は超再生…」

あぁ…

なるほど…


「要するに、素材の分ギガントオークの足を出せと言いたいわけだ…それで、満額報酬を払うって話ですね!」


「受け入れがたいですか?」

美嶺次第だね…


「美嶺、前に切り取った君の足を素材として、提出しろと言われているんだけど…嫌かな?」


「元、俺の足の事か…何本だ?本数によるよな!はっきり言え。飯田!」

そうだったね…


「全長40メートルのギガントオークの分ですから、10本でどうですか?」

吹っ掛けましたという顔だな…

美嶺もコクりと頷いた。


「わかった…その本数で手を打とう」


「ありがとうございます」

飯田さんには嘘がバレるから、言葉選びが難しいね…

まぁ、まだ一杯収納に保管してあるんだけど。

具体的には190本位。


瑞木美孝18才

レベル497(106)

体力値119万(1320)=15億

魔力値119万(1320)=15億

力120万(1320)=15億

知力119万(1320)=15億

俊敏さ119万(1320)=15億

器用さ119万(1320)=15億

幸運値119万(1320)=15億

魅力1190万(1320)=150億

風10万(1320)=1億

水9万(1320)=1億

火6万(1320)=8100万

土9万(1320)=1億

光4万(1320)=6100万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

交渉・範囲観測信頼級

召喚魔法・思考圧縮上級

解体・身体強化・風・催眠魔法・殺気自在中級

回復・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731

リーフ、恵美、セーフ、さやか

相性

綱芳(4161)さやか(16,6)恵美(18,9)武司(1180)玲子(816)朱音(18,6)メルー(7271)道緒(3122)直(3328)メアリー(3226)燕(3135)レモン(3320)流々(3025)里乃(3276)リーフ(34,1)奈美枝(961)御影(15,6)ユリア(3682)枩李花(3182)霞(3162)ミサ(4462)岬(4828)潤(3140)雨音(3201)美嶺(11,9)牛江(605)お熊(75)スラー(781)熊江(176)サリー(1378)他42名(平均2391)元奴隷12名(平均128)

天河(3635)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(2094)他23名平均(1928)

精霊:風(28,8)水(32,5)火(21,1)土(39,3)光(15,0)闇(19,2)

愛奴隷

リーフ・恵美・さやか

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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楽しんで頂ければ幸いです。

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