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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第6日目 学校編?いえいえ、資格を取ってギルドという名の学校建設からです。
364/503

344王弟が厄介者となって死ぬまでの軌跡

「ちょ…ちょっと待ってくださいよ。朋久さん。死ぬって?ランバー公爵がですか?それはまた何故?巡回の計画表を作るんですよね?なんで、そんなに危険な旅をする事になるんですか?」


「おぅ!驚かせてしまったようだな。だが違うのだ。そうならないための方策を精一杯とったのだよ」

さっき色々な指示を出してた奴ですか…


「つまり1ヶ月のところを1ヶ年にしたりした事ですね?」


「そうだ。考えてみてくれ、今回の計画では、ラード王国の13の領地を、1ヶ年かけて移動し、各々の領地に、約3週間弱滞在出来る計算になるのだ。それを1ヶ月、4週間でまわろうと思ったらどうなるか」

え?

1回の移動で2日位と考えて…


「平均が2日だったとしても、月のうち26日は移動しないといけないですね…予備日を考えようとしても、2日間しかない…」


「そうだな…1ヶ月は28日だから、今後の緋久の生涯は、ほぼ移動に費やされるわけだ。実際には、雨天などの荒天を考えれば、さらに定住からは程遠い旅暮らしを強いられる」

強いられるということは…


「つまり、血縁者の領地を順番に回るのは隠居した公爵の義務ということですか!」


「もちろんだ…しかも、日程が遅れて、基本スパンの1ヶ月で回れなかった時は…その責を負って自害せねばならん…」

殺す気満々かい!!

少し気を抜いたら死ぬじゃないですか!


「子供が多いと行程的に不可能な気が、物凄くしますが?」


「うむ、さすがに子供が多くて、10名以上の場合は、基本スパンの延長が認められている。まぁ、通常なら2ヶ月となるわけだがな…だがこれは基本スパンを1ヶ月とした場合は……だ。今回は先に説明した範に習い、1ヶ年を基本スパンとしたのだ」

12倍か…

つまり、殺す気は無いということだね。


「馬車などの手配についても同様に…理由があるわけですね」


「あぁ…通常は、大抵公爵家の人物を迎えるに、不足ない形で計画が整えられる…何せ、つい今しがたまで、公爵家の当主だった人間に、失礼を働きたい奴は居ないからな」

ふむ…

それって、厳しい話ですなぁ…


「計画書の通りに…する義務を血縁者たちも負うんですよね?厳しすぎませんか?そんな計画では、確実に経済的に潰れますよね?」


「だろうな…美孝なら…どうすると思う?」

意地悪ですね…


「僕個人で言うなら、別口で収入の方法がありますから、多分何とでもなりますけど…普通に考えれば方法は2つですよね?」


「あぁ…殺すか、死んで貰うか…その2択を何処かの領地で、選択する事になるのだよ。実際に表に出てくる形はどちらを選んでも自決だろうがな」

はぁ…


「暗殺、または自決をせまる訳ですか…だから、今回は無理な計画を作らないように、あえて釘を刺したんですね」


「年に1回の移動で、家格に合わせた対応なら…経済的な圧迫は、そんなにないはずだからな…これで問題になるのは、ひとえに緋久の人柄だけだ!」

まぁ。

当たり前だよね!


「朋久さんとしては…丸くなって欲しいんですよね?」


「あぁ、だが…丸くなりそうに無いと踏んでいるから、気が重いのだ…我にはせめて、死ににくくしてやることしか出来んのでな。今回の決断も、元々、各貴族から散々早くしろと言われていた事でもある。そもそもからして、我の言葉を聞いて、おとなしくしてくれさえすれば…こんなことにはなっとりゃせんのだ!!」

やっぱり、公爵の人が隠居させられるのは、僕への対応だけでは無いですよね…

朋久さんの苦悩が、胸を締め付ける。


「ランバー公爵は、許容範囲を超えて多方面に迷惑をかけ続けていたわけですね?」


「正に…本人としては、我のあら探しをしているつもりらしいのだが。そもそも、問題ないと万人に認められる様な事を、問題にしようと画策し、他の貴族に協力を要請して、失敗するという事を繰り返している。もう20年の長きに渡ってな」

即位してからずっとですか…


「和解は出来る性質の人では無いのですね…」


「あぁ…残念ながらな…サウザンド伯爵の嫁が、我と面識があるのだが…あの娘が上手く諌めてくれることを、心から願っておるところだ…」

ん…


「わざわざ、会いに行かれるんですよね?」


「良く覚えているな…あの一瞬で…」

まぁ、朋久さんが言い澱んだ瞬間だったからですけどね…


「あぁ…幼馴染みでな…四方山話に花を咲かせてこようと思う。多分、怒られてしまうがな…」

きっと、敢えて経済状態を悪くして、巡回のコースから自分の領地を、外して貰うように画策していたんじゃないかな…


「才媛なんですね…」


「あぁ…アイツには勿体無いほどの頭の切れる才女だったよ。特に、過去の事例を紐解いて、現状に応用する事と、情報分析によって現状を予測して、最大の利益をあげる能力は随一だ。男なら、飯田を凌いで幕僚に加えたい人材ナンバーワンで間違いない」

まるで、帝国の宇宙要塞を手にいれて、奇跡の魔術師と呼ばれたあの男の姿がダブってくるんですけど…


「ふぅ、適材適所に幕僚に引き入れられそうですか?」


「残念ながら望み薄だ…あの娘は愛に生きるのを望んで、伯爵殿の嫁になった…その言葉を覆すのは、容易ではない。だが、逆の意味で緋久の馬鹿の命を救うに当たっては、首を横には降るまいよ…あれは、父の事も好いておったからな…」

朋久さんの顔に笑顔が戻ってきた。

きっと、サウザンド伯爵夫人への信頼を心の中で、固められたんだな…


「良い結果になると良いですね…」


「あぁ…緋久には…苦しんで欲しくないんだ。身内だからとか…昔遊んで貰ったからとかではなく。……いや、それもあるのだが、父と母と我と緋久の4人で笑いあった記憶が、我には未だに昨日の事のように思い出せるのだ…その我の元風景を消すことは…」

耐えがたい苦痛だよね…


「僕にも出来ることがあれば言ってください。できるだけ協力します」


「ありがとう、美孝」

止めてください。


「お父さんの力になるのは、僕の中では当たり前だと思います」


瑞木美孝18才

レベル497(106)

体力値119万(1320)=15億

魔力値119万(1320)=15億

力120万(1320)=15億

知力119万(1320)=15億

俊敏さ119万(1320)=15億

器用さ119万(1320)=15億

幸運値119万(1320)=15億

魅力1190万(1320)=150億

風10万(1320)=1億

水9万(1320)=1億

火6万(1320)=8100万

土9万(1320)=1億

光4万(1320)=6100万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

交渉・範囲観測信頼級

召喚魔法・思考圧縮上級

解体・身体強化・風・催眠魔法・殺気自在中級

回復・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731

リーフ、恵美、セーフ、さやか

相性

綱芳(4084)さやか(16,0)恵美(18,4)武司(1180)玲子(816)朱音(18,0)メルー(6998)道緒(3005)直(3239)メアリー(3100)燕(3021)レモン(3176)流々(2869)里乃(3108)リーフ(33,0)奈美枝(961)御影(15,3)ユリア(3572)枩李花(3012)霞(3066)ミサ(4221)岬(4666)潤(3001)雨音(3063)美嶺(11,3)牛江(605)お熊(75)スラー(781)熊江(165)サリー(905)他42名(平均2319)元奴隷12名(平均102)

天河(3591)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1392)他23名平均(1892)

精霊:風(28,8)水(30,5)火(21,1)土(39,3)光(15,0)闇(18,8)

愛奴隷

リーフ・恵美・さやか

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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楽しんで頂ければ幸いです。

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