３４０貴族と騎士団との奴隷契約
「さて、美孝よ。つまり、騎士団の再生が現段階では、正しい選択ではないと言うのは何故なんだ？」
とりあえず、騎士団の取り扱いについて話してみたんですけど…
朋久さんは、納得できなかったみたい。
でも、理由は簡単です。
「何故なら、ラードを仲良く救う会と燈佳親衛隊がいるからですよ！」
「待て待て…その２つがラードに居ようが、居まいが、国として、騎士団が居なくて良いものではないだろう？」
もちろん!!
「そうですね。確かにそのとおりです。しかし、だからこそ今までの騎士団と同じ趣旨で人を揃えるのは反対です」
「ん？と言うと…肉の調達と、街道の治安維持はわけて考えろと言うことか？」
正に！
「ええ、要は再生ではなく新生ですね。と言うか、朋久さんも、元々そう考えていましたよね？」
「そうだ!!肉の調達と、治安維持を兼ねる騎士団は、確かに客観的に素晴らしい趣旨で活動しているのだ。だが、緊急時でない限り、公的機関である騎士団ではなく、ギルドを中心とした冒険者が主体になるべきなのだよ。社会の基本的な構造としてな…」
資本主義の考え方ですよね。
民間で出来る経済活動は積極的に民間が担う事で、社会が健全に発達するという。
「僕もそう思います。だからこそ、今までとは違う趣旨で騎士団を構成するべきなんですよ」
「ふむ、具体的な策を提示してみないか？」
まぁ…
当たり前ですよね。
「はい。しかし、その前に２つ約束して契約して頂きたい件があるんです。下手にこの情報が広まると、死の世界になるものですから!!」
「死の世界？また、随分と脅すものだな…しかし、美孝に限って嘘はあり得ないからな。そのままの意味なのか…して、約束の内容を話せ!!」
はいっ!!
「今から聞く情報に関して、他国への侵略行為に使わないと約束して頂きたい!!そして、もう１つは、この約定を明文化して代々のラード王が引き継いでいくシステムを作ってください!!」
「そこまで、強大な力を手に入れる方法だと言うのか？」
最強に至る力だからね。
「はい！王の力をもってすれば…僕の今の力すら超えることが可能なんです…あぁ、情報の秘匿は約束の前提条件なので、漏れないようにお願いしますよ？」
「まぁ、最重要国家機密を吹聴する馬鹿ではない。しかし、それほどか…そして、我が世界を手に入れたいと自惚れるほどの力を、美孝は制御しているのだな…」
ん？
「ははっ！僕は生来のぐうたら者ですからね。制御というよりも、使うつもりもない力をもて余しているっていうのが、真実かもしれません」
「よく言う…飯田から報告が入っているぞ？英雄と呼ばれてから随分とストレスがかかっていたと聞く。でも、結局人死にを出さずに解決しているそうではないか…」
いいえ…
「いえ…罪人とはいえ、更生叶わず…奪わざるを得ない命もありましたよ？」
「ふむ…我が息子で、我が国の英雄は、優しすぎるようだな…気にするなとは言わん。悩むのは仕方ないことだ…しかし、覚えておくがいい…罪人を放置すれば、必ず、力なき者達が泣いたり死んだりする。美孝よ、その被害を未然に防いだのだぞ。お前は誇って良い事をしたのだ」
ありがとうございます。
「悩むのは止めときますね。さて、約束は…して頂けますか？」
「う…わかった。約束しよう…だが…法整備はするが…次代の王が、了承するかは確約は出来んぞ？法は変えることが出来てしまうのだから！」
確かにそのとおりです。
「わかりますけどね。その場合は、僕は力を貸さないですから、まず間違いなく、その力を次代の王が失うんで、武力を維持できなくなりますけどね…」
「つまり、契約に基づく何かだということか…わかった…」
「内容は奴隷契約です。そして、契約者は朋久さんと騎士及び貴族の間で結ぶわけです!!」
「はぁ？奴隷契約とはまた…無茶な事をいう。そんなことは不可能だ…受け入れられる内容ではない…」
常識からすれば、確かに…
「しかし、自己の奴隷化の２倍の効果を持ち、朋久さんの命が尽きるまで、効力が切れず、自己の奴隷化の様な暴走も、思考への汚染もないと言われても、心が動きませんか？」
「なんだ？その夢のような力は？さっきの自己の奴隷化と比べたら、天と地ほどの差があるではないか？何故だ？」
簡単です。
「そもそも、レストは奴隷に相互依存するという世界的な特徴を持っています。自己の奴隷化はあくまで、そのシステムの中で、人が生きるために編み出した紛い物。命を守るための緊急措置です。模倣が本来の正規な手続きに敵うはず無いんですよ！」
「そんな事情が…しかし、奴隷になるということは、その者の全てを自由にするということと同義だ。皆が受け入れるだろうか？」
「だからこその騎士と貴族なんですよ…」
「どういう意味だ？」
まぁ…
「話を聞かなければ、クビにするしかないと話すんです。奴隷契約の条件設定も人道的な範疇にすれば、普通の雇用契約と変わりませんよ？」
「何で、実体験の様にそんなに事も無げに話しておるんだ？」
そりゃ…
「僕も全く同じように、仲間達と奴隷契約を結んでますからね」
「何だと!!ガフッ!!ごほっ!!」
あまりにビックリしすぎたのか、朋久さんの口と鼻から色んな体液が、飛び散った。
ちょっと…
汚いので止めて欲しいな…
拭って貰うために暖かい濡れタオルを手渡した。
瑞木美孝18才
レベル497(106)
体力値119万(1320)=15億
魔力値119万(1320)=15億
力120万(1320)=15億
知力119万(1320)=15億
俊敏さ119万(1320)=15億
器用さ119万(1320)=15億
幸運値119万(1320)=15億
魅力1190万(1320)=150億
風10万(1320)=1億
水9万(1320)=1億
火6万(1320)=8100万
土9万(1320)=1億
光4万(1320)=6100万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
交渉・範囲観測信頼級
召喚魔法・思考圧縮上級
解体・身体強化・風・催眠魔法・殺気自在中級
回復・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル：槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ、さやか
相性
綱芳(4084)さやか(16,0)恵美(18,4)武司(1180)玲子(816)朱音(18,0)メルー(6998)道緒(3005)直(3239)メアリー(3100)燕(3021)レモン(3176)流々(2869)里乃(3108)リーフ(32,9)奈美枝(961)御影(15,3)ユリア(3572)枩李花(3012)霞(3066)ミサ(4221)岬(4666)潤(3001)雨音(3063)美嶺(11,3)牛江(605)お熊(75)スラー(781)熊江(165)サリー(863)他42名(平均2319)元奴隷12名(平均102)
天河(3591)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1181)他23名平均(1892)
精霊:風(28,8)水(30,5)火(21,1)土(39,3)光(15,0)闇(18,8）
愛奴隷
リーフ・恵美・さやか
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他５７人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他２３人
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