339ギルド長と副ギルド長の任命
「じゃあ、まず、私から行こうかね…私はサリー、明野サリーだ。虎丸って旦那がいる既婚者だよ。まぁ、雷神サリーって通り名の方が聞こえが良いかもしれないね。あと、丁寧語は話し難すぎるから、止めさせて貰うよ。私はこれが地なんだ」
紹介は、ギルド長になる人からの方が良いかもね。
って言うか、フランクすぎないかな?
まぁ…
セーフも美嶺も使う気無い感じだけどさ…
「話し方は別に気にせんから好きにすればいいぞ。明野サリーか…過去にも報告書で読んでいるな…確か、ギルド長として、こちらから打診したことも、過去幾度かあったはずだ…」
飯田さんも似たようなこと言ってたよな…
「あぁ…その話は聞かなかったことにさせて貰ってたよ。子供が手を離れてなかったからね。あと、王城から、高々元ギルド職員宛に、超エリートっぽい奴が訪ねてくれば警戒するに決まってるだろ!」
それを無視するのも、中々の高等テクニックだとおもうんだけどな…
「我としては、一番信頼をおける飯田を向かわせるのが、良いと思っていたのだが…仕方あるまい」
かなりの重要案件だったわけか…
当たり前だよな…
「過ぎたことを話しても始まらないからね。背景は瑞木が説明した通り、自己の奴隷化が、社会に蔓延ってるんだが、冒険者ギルドもご多分に漏れないんだよ。そこで、新しいギルドを立ち上げて、今のギルドをぶっ潰して再生を図ろうって話だ」
ありのままだね。
「新規ギルド設立の許可と、現ギルドと同等程度の補助を寄越せと言う話か…」
察しが良くて助かります。
「その通りさ。ギルド設立の申請は、飯田の奴に済ませてるし、ギルドの建物も瑞木が建てる予定だ。人員も、ラードを仲良く救う会で手配すると聞いている。許可さえ貰えば、すぐ立ち上げる予定さ!」
まだ、僕が建築の資格をとってないけどね。
「ふむ…話はわかったし、元々こちらでも、調査していたからな…ギルドの動きが悪いのも、その原因がギルド長にあることも知っている。サリーが職員であった時に戦鬼と組んで大活躍だったこともな。自己の奴隷化がどう関わっているかは、わからないがな…だからこそ問おう。何故、新規ギルド設立なんだ?首のすげ替えではいかんのか?その方向なら、今この瞬間に辞令を作ってやってもいいぞ?」
違うんだよな…
「それについては、自己の奴隷化が深く関わってるからね。瑞木から説明して貰うとするよ!」
サリーさん…
潔いね。
「はい、では、説明を受け継ぎましょう。簡単に言うと、ギルド全員が自己の奴隷化で自身を強化していて、ギルド長だけが変わっても、改革することが出来ないからです」
「ん?ほれ、さっき言ってた自己の奴隷化を解く方法でなんとかならんのか?」
簡単に言ってくれますね…
「不可能です」
「何故かな?」
そこを掘り下げていくのかよ!
「自己の奴隷化を強制的に解くには、規範となっている人間を幻滅させなければならないからです!普通の交代では無理なんですよ!!」
「ふむ…そういうことか…確かに、今のギルド長を規範に自己の奴隷化した人員が残ったままの組織では、改革など無理だな!!」
朋久さん!
「実感として知ってますよね?」
「もちろんだ。つまり…騎士団も再生のためには、ほぼ自己の奴隷化が解けている今、なんとかするしかないということだな?」
あぁ…
それですか!
「それについては、別途対応策をお話しできますよ?」
「具体的な提示が出来ると?」
勿論です!
「ラード全体に渡る具体的な手法について、案内できますから…まずは、ギルドに関する許可を下さい!!」
「良かろう。申請内容の通り許可する。運営に必要となる操作盤などは、ラード王国として用意しよう。あと、通常はギルドの建物の建築費用の半額を、ラード王国として負担するのだが…美孝が建てるのだよな?どうして欲しい?」
ありがたい申し出だ。
「可能ならば、その分を運転資金として、ギルドに渡して頂けませんか?」
「ん?可能だ。しかし、その分を美孝個人に支払うことも可能だと思って聞いたのだが?」
あぁ…
「結構です。僕や嫁さん達が生活していくためのお金は、十分すぎるだけありますから…ギルド長の心労を少しでも軽減させてあげてください」
「欲の無い話だな…では、その様に。あと、固定資産税も利益が出たら支払い対象なんだが…免除しといてやろう。ただし、これは申請当初の固定資産に限らせてもらうぞ?」
他の事を手広くやるなら金を貰うってことですね。
当たり前ですな…
「わかりました。実は潰した後の現ギルドを買い取ろうとしてるんですが?」
「ふぅ。もうすでに、美孝の勝ちは揺るがんのか…わかった…現ギルドの家屋及び機器に関しても免除対象と認める!!」
やるからには、勝たないと意味がないからね!
「では、ギルド長には、明野サリーを、副ギルド長には瑞木セーフを就任させて良いですか?」
「うむ、ギルド長は確かに我に任命権があるが…副ギルド長の任命権は、ギルド長にあるぞ?何故、わざわざここで問うのだ?」
それは…
「現状の規約ではそうなっていますが、今後は、そこまで王国に入っていただく規約に変えたいと思いますので…ただし、セーフに寿命は無いので、永遠にこの地位に止まりますけどね」
「ほう?何故あえてその地位の任命権を我に渡すんだ?」
そう。
「考えて貰うためです。任命権を持つということは、組織に関わりを持つということです。現在までのギルドは、王にギルド長の承認のみを求めて来ました。しかし、ギルド長も副ギルド長も、ラード王国として任命権を持ち、審査することにより、ワンマン経営からの脱却を図っていただきたい!それが出来れば組織としての公正さを保つことが出来るはずです!」
「ははっ!つまり、ラード王国に人物審査の面倒を押し付けると言っているように聞こえるな…」
まぁ…
そうですね。
「そうですよ?僕は永遠を生きられるような特殊性は持っていませんから!でも、ギルドは少なくともラード王国と寿命を共にする位の、組織でなければならないでしょう?ちゃんと普段は協力して組織運営出来て、しめるべき部分はお互いに指定出来るマトモな人間を選出してください」
「そうだな…確かにその通りだ。任命にあたって、法を整備するとしよう。細かい試験内容は、美孝も入って詰めると言うことで良いか?」
ありがとうございます。
「はい、僕と共にサリーさんとセーフとを入れて頂きたい!!」
「ギルドの2役に入って貰うのは当然か!以上で良いか?」
「はい、ありがとうございます!!」
「うむ、では、今この時より、明野サリーはギルド長、瑞木セーフは副ギルド長だ!心して励め!!」
「「合点承知!」」
うん…
2人して、返答はそれで良いのかい…
まぁ、好きにしてよ。
瑞木美孝18才
レベル497(106)
体力値119万(1320)=15億
魔力値119万(1320)=15億
力120万(1320)=15億
知力119万(1320)=15億
俊敏さ119万(1320)=15億
器用さ119万(1320)=15億
幸運値119万(1320)=15億
魅力1190万(1320)=150億
風10万(1320)=1億
水9万(1320)=1億
火6万(1320)=8100万
土9万(1320)=1億
光4万(1320)=6100万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
交渉・範囲観測信頼級
召喚魔法・思考圧縮上級
解体・身体強化・風・催眠魔法・殺気自在中級
回復・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ、さやか
相性
綱芳(4084)さやか(16,0)恵美(18,4)武司(1180)玲子(816)朱音(18,0)メルー(6998)道緒(3005)直(3239)メアリー(3100)燕(3021)レモン(3176)流々(2869)里乃(3108)リーフ(32,9)奈美枝(961)御影(15,3)ユリア(3572)枩李花(3012)霞(3066)ミサ(4221)岬(4666)潤(3001)雨音(3063)美嶺(11,3)牛江(605)お熊(75)スラー(781)熊江(165)サリー(863)他42名(平均2319)元奴隷12名(平均102)
天河(3591)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1215)他23名平均(1892)
精霊:風(28,8)水(30,5)火(21,1)土(39,3)光(15,0)闇(18,8)
愛奴隷
リーフ・恵美・さやか
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。