表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第6日目 学校編?いえいえ、資格を取ってギルドという名の学校建設からです。
358/503

338王と騎士との当たり前ではなかった関係

「騎士たちが、王である我の言うことに耳を貸さないとして…その具体的な内容としては…一体何を指すつもりなんだ?」

わかっていて、なお、それを話すために、自らの傷口を抉るんですか…

わかりました!


「言っておきますが、さっきの話と被る部分も多く、朋久さんにとって厳しい内容になるので、そのあたりは覚悟してくださいね?騎士団の面子は、王の命を受けて行動していました…表面上は、ですけどね。どういう意味かといいますと…」


「大多数の騎士が、リーフを規範にしているという部分に集約されるわけだな?」

そのとおりですね。


「はい!リーフが朋久さんを尊敬し、忠誠を誓っているわけですから…リーフが忠誠を示す人には、従うべきという無意識が、組織を運営していたわけですよ…」


「それだけ取り出して聞くと、今回の飢饉に対して影響があるとは思えないがな…我が王として不甲斐ないと言うだけで」

まぁ…

不甲斐なくもないですけどね。

この世界では当たり前なんだし…


「問題なのは、リーフを規範としない層に厄介な問題があったんです…」


「朱音や3席の事だな?」

そうですね。


「ええ。一番厄介な3席は、自分を規範にしていますから、タガが外れればどんどん増長しますからね…ただ、その時期はタガが外れておらず、損得勘定で王の命を遂行していたでしょう…命を受けている範疇では!」


「ふむ…とすると?何が問題になっていたと言うんだ?」

騎士団は何も狩りのみをしていた訳じゃないからね…


「それ以外の部分でしょうね…聞いたところによると3席は、何かしら力のある御仁による後押しで、その地位を得たとか?」


「ぐっ…何処の諜報機関を飼っているのだ?」

その答えは…


「リーフたちから漏れ聞こえた情報で予想しただけです。その言葉は肯定と判断して良い訳ですね?そして、断罪済みということですか…」


「まぁな…して、それが?」

つまり…


「高潔な、それこそ、リーフの様な規範を、元にして自己の奴隷化を行えば、高潔な騎士が、そして、高潔な貴族が生まれますが…」


「事実上、そうではない、ということか…」

人間だもの…

仕方ないよね。


「えぇ…規範に選んだ人間が高潔とは限らないですし、そして、やはり一番の問題となるのが、バカ王や3席の様に、実在しない自らの心の中の人物を、規範にしてしまう場合ですね」


「人の心は脆く移ろいやすいと言うことか…実在の燈佳を規範にした朱音は、シスコンを拗らせた程度で済んだしな」

まぁ、そう言われるだけの状態でしたからね。

更に…


「実在しない人物を選んだ場合は自身の心の闇とも言える部分を抱え込んでしまうんですよ…通常肯定できないような闇の部分を、自己の奴隷化によって肯定されてしまうんです」


「闇の部分を…嫌ですね。私にもそんな部分があるんでしょうか?」

何言ってるのさ?


「リーフ?闇の部分を心に抱えていない人なんて居ないさ!絶対に抱えているけど、常識や良心の呵責とかによって表には出てこないことが多いけどね…それが普通なんだ」


「むぅ…私がこうして美孝さんに引っ付いて、恍惚としているのも…ある意味では心の闇のせいなんでしょうか…」

どうかなぁ…


「別に僕の頭に、涎の池が作られるだけだからなぁ…例えそうだとしても、今のところは別に良いんじゃないの?もしダメな感じになったら言うから…」


「はいっ!その時は叱ってくださいね?」

何故嬉しそうにするのか…

解せぬ。


「つまりですね…騎士団の忠誠や貴族の忠誠は、本来国王である朋久さんに集まるべきですけど…自己の奴隷化によって、二重構造になってるんですよ。そして、規範となってる人物の忠誠が朋久さんに向いていなければ、好き勝手に動かれてしまう…これが自己の奴隷化の怖さです」


「確かに当時はまずい状態だったろう。だかな…人の心はさっきも話した通りに、脆く移ろいやすいものだろう?自己の奴隷化を使わなくなったからといって、我に忠誠が集まるものかな?」

またまたぁ。


「自己の奴隷化による強制力は、さっきリーフの例で言ったように覆すことそれ事態が、不可能に近いですが、まっさらな人の尊敬を集めるのは、朋久さん本人の魅力を考えれば、容易だと思いますよ?伊達や酔狂で、公正で民を第一に考える王をやってる訳ではないんですもの!!リーフに忠誠を誓わせるその素晴らしさが、注目されていない今の状況こそが本来は異常なんですよ」


「ん、んん。ごほっ!美孝よ…誉めすぎじゃないか?息子にそこまでストレートに誉められたら、我も照れるしかないぞ!」

えっ?


「真実しか言ってませんので…単に今までが異常だっただけなんですよ」


「本気100%か!!わかった…ラード国の運営が困難だった理由も、自己の奴隷化が原因だったというわけだ…しかし、全く気づいていなかった我が言うのも微妙だが。全部の責任を自己の奴隷化に押し付けすぎではないのか?」

ふふっ…

鵜呑みにしないその態度はやっぱり好きですよ。


「ええ、少しだけそういう面があります!!でもお話したように今回の件の責任は述べたとおりです。だからといって、人間の全ての悪い面が、自己の奴隷化のせいだと言ったように聞こえたかもしれませんが…あくまで、例にあげた内容のみだと思って頂きたい!!何故なら、冒険者達の頑張りや、商人達の尽力を否定するものでは無いですから!!」


「えーっと…瑞木?商人の奴等は、あんたが会長に喧嘩を売ってるし、ギルドについても…」

あ…


「そうだったね…今日はギルドに巣食うギルド長以下ギルド職員さんの質の低下が著しいから、別のギルドを立ち上げて、冒険者達の質の向上を図るために来たんだったね…まぁ大丈夫。僕たちはきっとそこまで自己の奴隷化に振り回されていないはずさ。根拠はないけどね!」


「根拠なしじゃないかい!!」

だって考えても仕方ないもの…


「あぁ?美孝よ。商人や冒険者まで?一体何をやらかしてるんだ?」

降りかかった火の粉です。


「ラードを救い、ひいてはレストを救うためなんで、仕方がないですね。ついでではありますが、商人達の自己の奴隷化を一部解除できましたよ?」


「解除など…出来るのか?職種を変えた時のための上書き方法しか、教本にはのっていなかったがな…」

教本があるんですか?


「教本があるなら、見せて頂けるとありがたいんですけど?」


「あぁ…我の手元には無いぞ?」

ないのか…


「残念です…自己の奴隷化と戦うための一助としたかったんですが…」


「はぁ?何を今さら言っとるんだ?我の知識は飯田からの報告書から得ていて、読んだら処分するから無いわけだが、美孝の異常なまでの自己の奴隷化に対する詳しさは、どこから来ているんだ?」

あぁ…


「私と木暮が色々教えてやったんだよ。ふふん…どうだい、私の偉大さに戦くが良いよ」

セーフ…

わざわざハードル上げなくても…


「何っ?もしやセーフは、この世の全てに精通する凄いおなごだったのか?流石は美孝の仲間で嫁だな!!素晴らしい!!」

あれ…


「えっと…何かい…私が瑞木のオマケになってるようにしか聞こえなかったが…私の聞き違いかねぇ?」

やっぱり怒ってらっしゃるし…


「朋久さん…王様の貴方に言うのも心苦しいんですが、セーフは僕の嫁ではあっても、神様でもあるんですから…あんまり失礼な言い方をしないでくれませんか…」


「神様?神様とはなんだ?初めて聞く言葉だな…」

あっ!!

この世界的には、神って輩が居ないのを忘れてた!!


「人間以上の存在なんだけど…ドラゴンとか普通にいるしな。しかも、セーフ的には神通力があるだけとか言ってたしな。この世界だとエルフレベルじゃないか?うーん…僕には上手く説明できないわ…セーフ、ギブアップでお願いします」


「まぁ…確かに神の概念が無い奴に理解させるのは、難しいね…仕方ない…諦めるとしよう。私もその辺りは忘れるとしようかね」

セーフが折れた…


「ありがたい、とりあえず、朋久さん。各国の王全員よりもセーフは偉かったとおもってくださいね」


「ふむ…わかった…」

わかっては無さそうだけど、無理矢理納得したみたいだね。


「ありがたい。では本題に移りましょうか」


瑞木美孝18才

レベル497(106)

体力値119万(1320)=15億

魔力値119万(1320)=15億

力120万(1320)=15億

知力119万(1320)=15億

俊敏さ119万(1320)=15億

器用さ119万(1320)=15億

幸運値119万(1320)=15億

魅力1190万(1320)=150億

風10万(1320)=1億

水9万(1320)=1億

火6万(1320)=8100万

土9万(1320)=1億

光4万(1320)=6100万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

交渉・範囲観測信頼級

召喚魔法・思考圧縮上級

解体・身体強化・風・催眠魔法・殺気自在中級

回復・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731

リーフ、恵美、セーフ、さやか

相性

綱芳(4084)さやか(16,0)恵美(18,4)武司(1180)玲子(816)朱音(18,0)メルー(6998)道緒(3005)直(3239)メアリー(3100)燕(3021)レモン(3176)流々(2869)里乃(3108)リーフ(32,8)奈美枝(961)御影(15,3)ユリア(3572)枩李花(3012)霞(3066)ミサ(4221)岬(4666)潤(3001)雨音(3063)美嶺(11,2)牛江(605)お熊(75)スラー(781)熊江(165)サリー(752)他42名(平均2319)元奴隷12名(平均102)

天河(3591)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1215)他23名平均(1892)

精霊:風(28,8)水(30,5)火(21,1)土(39,3)光(15,0)闇(18,8)

愛奴隷

リーフ・恵美・さやか

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

細かい数値を簡略化表示

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ